【親向け】日本体育大学 児童スポーツ教育学部の学び・雰囲気・進路をやさしく徹底紹介!

「児童スポーツ教育学部」って?子どもと運動が好きな人の“先生への入口”

親: 「児童スポーツ教育」って名前、初めて聞いたわ。これはどういう学部なの?

子: 簡単に言えば、**「小学校教諭になるために、特に“体育”を強みに育てていく」**学部だよ。日本体育大学の伝統と実践ノウハウを活かして、子どもに運動の楽しさを伝えられる教員を育てる場所なんだ。

親: なるほど、教員免許も取れるのね?

子: うん、小学校教諭一種免許状が取得できるだけでなく、**特別支援学校教諭一種免許状(希望制)**も取れるようになってるんだよ。


学部の特徴|「子ども×スポーツ×教育」に特化した4年間

● 小学校教員養成に完全特化

  • 教職課程を全学生が履修。小学校現場に即した実践中心の教育内容
  • 教育実習、現場観察、模擬授業などが1年次から段階的にスタート
  • 子どもの発達理解・学級経営・保護者対応なども含めた「現場力」を養成

● 体育大学ならではの体育・運動指導力を重視

  • 陸上・水泳・器械体操・ボール運動など、多種多様な運動の指導法を学ぶ
  • 実技だけでなく、**「子どもが運動嫌いにならない教え方」**も学術的に学ぶ
  • 教員志望者として“体育の授業が得意”になることを強みとして育てる

● 地域・福祉・特別支援にも視野を広げる

  • 子どもの発達支援や、障がいのある子どもとの関わり方も重視
  • 特別支援学校・放課後等デイサービスでの体験やボランティアもカリキュラム内に組み込まれている
  • 地域連携のプロジェクトもあり、地域の子どもたちとのふれあいを実践

学びのステップ|段階的に“教室と子ども”に慣れていく4年間

● 1年次:教育の基礎と子ども理解を学ぶ

  • 教育原理/発達心理学/教科教育法入門
  • 小学校の教科を総合的に学び始める
  • 運動指導の基礎を実技と理論の両面から体験

● 2年次:教員としての指導力を高める

  • 各教科の教育法(算数・国語・理科など)+体育実践演習
  • 模擬授業・ロールプレイ・グループワーク中心の授業が増える
  • 学校観察や近隣の小学校との連携活動に参加

● 3年次:現場実習+教員採用試験対策が本格化

  • 小学校での教育実習(3〜4週間)
  • 先輩教員の授業を見学・実施・ふりかえりを通して学ぶ
  • 教採直前講座・模擬試験・面接練習など、合格に直結する対策が集中配置

● 4年次:卒業研究と教採、現場への準備

  • 教育テーマに沿った卒業研究(例:運動嫌いの克服法/学級づくりと体育の関係など)
  • 教員採用試験に合格した学生は、教育現場での補助実習などに参加
  • 一般企業や福祉系への進路選択支援もあり、教員以外の道も視野に入れられる柔軟性も

実習・プロジェクト|現場で学ぶ“本気の教育”

  • 地域の小学校での授業補助・見学・放課後学習支援
  • 特別支援学校・児童館・保育園などでの交流・実習体験
  • 授業づくりワークショップ:模擬授業+児童役を交えて実施
  • 教育現場での課題を研究し、子どもの笑顔と発達を支える提案を考えるゼミ活動も

親: 運動が得意なだけじゃなくて、「どう教えるか」までしっかり学べるのね。

子: うん、知識と実技と人間性、全部バランスよく育てていけるんだよ。


学生の雰囲気|優しくて明るく、子ども想いな人が集まる

  • 子ども好き・教えるのが好きな学生が多く、落ち着いた雰囲気
  • 運動部経験者が多いが、体育一辺倒ではなく“人との関わり”に重きを置く学生が多数
  • 将来の夢が「先生」だからこそ、真剣さと優しさを持って協力し合う仲間が揃う

就職・進路|目指すは「小学校の担任」!手厚い教採支援も

● 主な進路先

  • 小学校教諭(東京都・神奈川県・埼玉県など)
  • 特別支援学校教員
  • 児童福祉施設職員
  • 放課後等デイサービス・療育関連企業
  • 教育関連一般企業(教材開発・子育て支援事業など)

● 資格・取得可能免許

  • 小学校教諭一種免許状
  • 特別支援学校教諭一種免許状(選択制)
  • 学校心理士補資格(指定科目履修者)
  • 日本体育協会公認スポーツ指導員なども目指せる

● 就職支援体制

  • 教員採用試験対策講座(年次別)
  • 過去問演習/小論文添削/面接練習の個別対応
  • 合格者OB・OGによる相談会も定期的に実施

保護者の方へ|どんなお子さんにおすすめ?

  • 小学校教員になりたいという強い思いがある
  • 子どもと運動を通じて関わりたい
  • 教えること、人を育てることが好き
  • 体育だけでなく“全教科を教える力”もじっくりつけたい
  • 教員という道を本気で目指しながら、自分の幅も広げたい

子: 子どもが好きって気持ちからスタートしても、ここでちゃんと“プロの先生”としての自信が育つんだ。

親: “体育が強み”の先生って、子どもたちにとっても魅力的ね。

本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。

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