「文学部」って?人間・言葉・文化を深く見つめる“対話と平和”の学び
親: 文学部って、なんとなく「本を読む」「文章を書く」ってイメージだけど、創価大学ではどんな学びをしているの?
子: 創価大学の文学部は、単に文学作品を読むだけじゃなくて、人間とは何か、言葉とは何か、文化とは何かを多角的に考える学びなんだ。対話と共生を大切にする平和の思想を軸に、世界と自分をつなげていく力を養っていくよ。
親: なるほど、「読む」ことの先に、「人とつながること」「社会と向き合うこと」があるのね。
子: そう。人文学×平和×グローバルっていう独自の切り口で、哲学・文学・語学・文化研究が融合しているのが創価大学文学部の魅力なんだ。
学部の構成|3つの専攻で人間と世界を見つめる
● 人間学専修
- 仏教哲学を中心に、「人間とは何か」を思想・歴史・倫理から探求
- 西洋哲学・東洋思想・生命倫理・社会哲学など幅広く学べる
- 対話・共感・多様性を土台に、人間教育の思想を育む
● 日本語日本文学専修
- 古典から現代文学まで、日本語の豊かさと深さを多面的に学習
- 表現・読解・批評・文章作成力を育て、教育・出版など幅広い進路に対応
- 日本語教育・文章指導・国語教員などを目指す学生も多い
● 英語圏文化専修
- 英語圏の文学・歴史・思想・社会背景を通じて異文化理解を深める
- 英語での発信力・読解力・ディスカッション能力をバランスよく育成
- 海外留学制度やグローバル・シチズンシップ教育と連携
創価大学文学部の特長|人と世界に“まなざし”を持つリベラルアーツ
● 対話型の少人数ゼミと探究型の授業
- 1年次から少人数でじっくり議論・プレゼン・批評を繰り返す
- 読書を通じて「問う力」「考える力」「伝える力」が養われる
- 教員との距離が近く、丁寧にフィードバックを受けられる環境
● 哲学・思想に強く、「人間中心」の教育
- ニーチェ・デカルト・空海・道元・戸田城聖など、多様な思想家に触れる
- 「自分とは何者か」「どう生きるか」といった根源的テーマを扱う
- 他者と共に生きる価値観・平和を創る感性を育成
● 実践力を育てるプログラムが充実
- 語学運用力(英語4技能)を育てる独自プログラムあり
- SDGs・人権・教育・国際協力など、社会問題を題材に探究
- 留学・国際ボランティア・フィールドワークなど、学外実践も多い
学びのステップ|言葉・思想・文化を自分の軸にして育てていく4年間
● 1年次:人文学の広がりと深さにふれる
- リベラルアーツ基礎、文学・哲学入門、英語コミュニケーション
- アカデミックスキル演習(レポート、発表、ディスカッション)
● 2年次:専門を深めながら対話力・読解力を育む
- 各専修に分かれて、より深いテーマ(文学史、哲学、文化論)にアプローチ
- 海外文献講読や文献調査の訓練も開始
● 3年次:主体的な研究と社会との接点
- ゼミに所属し、自分の興味テーマを掘り下げていく
- 教育実習、海外研修、学外活動にチャレンジする学生も多数
● 4年次:卒業論文・卒業制作で学びを総まとめ
- 1年間かけて卒業論文を執筆(テーマ例:ジェンダーと文学、宗教と平和など)
- プレゼン大会・学内発表会などで成果を社会に伝える機会もある
学生の雰囲気|知的で対話的、平和と共生への志を持つ仲間たち
- 哲学・文学・教育・国際協力に関心がある学生が多い
- 派手さよりも「考えること」「言葉にすること」を大切にしている
- SDGs・人権・国際問題など、社会課題に敏感で行動力がある
- 多様性を尊重し合える、穏やかで協調性のある学生文化
親: なんだか、「教養」っていう言葉がすごくしっくりくる学び方ね。
子: うん、「正解を覚える」んじゃなくて、「正解のない問いと向き合う力」が自然と身につくよ。
主な進路|人と社会に向き合う、ことばと思想のプロフェッショナルへ
● 教育・公務員系
- 中学・高校教員(国語・英語・倫理)
- 公務員(市役所・県庁・文化施設など)
- 大学院進学→教育研究職を目指す学生も
● 国際・文化・メディア系
- 国際交流団体、NGO、観光・旅行業、留学支援企業など
- 出版・編集・広報・ライター・図書館職員・学芸員
● 一般企業・サービス系
- 金融・商社・IT・人材・接客サービスなど幅広く対応
- 対話力・共感力・文章力・論理的思考力が強みとして活かされる
● 資格取得・キャリア支援
- 教職課程(中高:国語・英語・倫理)
- 日本語教員、司書、学芸員資格にも対応
- キャリアセンター・卒業生ネットワークによる就職支援も手厚い
保護者の方へ|どんな子に向いている学部?
- 文学や哲学に関心があり、人間や社会を深く考えたい子
- 文章を書くのが好きで、ことばで表現することに興味がある子
- 人と対話することが好きで、異文化や価値観の違いを受け入れられる子
- 社会課題や国際問題について、自分の意見を持ちたい子
- 教育・文化・国際協力など、広く人に関わる仕事を目指す子
子: 文学部って「読む学問」だけじゃなくて、**「世界と向き合う学問」**なんだよ。
親: “対話と平和”の姿勢が身につくって、本当にこれからの時代に必要な学び方ね。
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。
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