【親向け】大正大学 表現学部の学び・雰囲気・進路をやさしく紹介!

「表現学部」って? “伝える”ではなく“届かせる”力を育てる学び

親: 「表現学部」って、演劇とかアートをやる学部なの?

子: たしかにそう思うよね。でも大正大学の表現学部は、文章・映像・言語・身体・デザインなど多様な方法で“人に思いを届ける力”を育てる学部なんだ。演劇や美術だけじゃなく、SNSや映像制作、文章表現、教育現場での表現指導まで幅広いんだよ。

親: じゃあ「アーティスト養成」っていうより、「伝える力を武器にする学び」ってこと?

子: まさにそう。**“伝えたい気持ち”を“どう表すか”**をじっくり考えて、実践を重ねる学びなんだ。


学部の特色|“自分を表す力”と“人とつながる感性”を育てる教育

● 多様なジャンルを横断するカリキュラム

  • 文章・スピーチ・インタビュー・論考・脚本などの言語表現
  • 写真・動画・デジタル編集・映像演出などの映像表現
  • 演劇・身体表現・朗読・ワークショップ運営などの身体表現
  • 教育・心理・地域づくりなど、“表現”を社会に活かす探究も

● 実践中心・少人数制の演習重視

  • 大人数講義よりも、「つくって試す」ことが中心の演習スタイル
  • 作品提出・プレゼン・グループ制作などが頻繁に行われる
  • 教員との距離が近く、作品への丁寧なフィードバックが受けられる環境

● “人間理解”を土台にした表現教育

  • 「伝えたいこと」は「自分自身を知ること」から始まる
  • 心理学・哲学・文化理解を通して、表現の“中身”を深めていく
  • 「相手の気持ちを想像する力」=共感力が身につくのも特徴

学びのステップ|“ことば・身体・映像”で「伝える」を深める4年間

● 1年次:自己理解と基礎表現力の習得

  • 自己紹介・スピーチ・日記・簡単な動画制作など
  • プレゼンテーションや文章表現の基礎を反復練習
  • 少人数で「書く・話す・見せる」を安全に試せる環境

● 2年次:ジャンルを超えて表現の幅を広げる

  • 映像編集、ナレーション、演劇ワーク、物語創作など
  • 他人の作品への講評を通じて「受け手の視点」も学ぶ
  • 地域との連携授業、学外活動なども本格化

● 3年次:専門性を定め、表現を社会と接続する

  • 卒業制作に向けて、自分のテーマを掘り下げる
  • 実習形式の授業でメディア・教育・NPOなどと関わるチャンスも
  • 制作・表現・分析の各スタイルを深めていく

● 4年次:卒業制作・発表で集大成を形に

  • 映像・写真・脚本・教育プログラム・地域演劇など、自由なテーマで卒業制作
  • 成果発表会・作品上映会など、他者に伝える場で自信と実力を育てる
  • 就職活動と並行して、「表現する自分」を社会にどう活かすかを考える

学生の雰囲気|感受性が豊かで、やさしさと探究心にあふれた仲間たち

  • 映像が好き、文を書くのが好き、人に思いを伝えたい——そんな学生が集う
  • 穏やかで静かな雰囲気だが、自分の中に“熱”を持っている人が多い
  • 互いの表現を尊重し合う文化があり、失敗を恐れず挑戦できる
  • 「作品づくり」が中心なので、協力と対話の姿勢が自然と育つ

親: 表現って「自分を出す」ってことだから、怖さもありそうだけど…

子: でもね、表現学部の空気ってやさしいんだ。「あなたの表現、聴きたい」って空気があるから、安心して挑戦できるよ。


主な進路|「伝える力」と「感性」を活かした広がりあるキャリア

● メディア・制作・コンテンツ業界

  • 映像制作会社、テレビ局、出版社、Webメディアなど
  • 映像編集・ナレーション・番組構成・ディレクターなどの職種へ
  • フリーランスで映像・ライティングの道を選ぶ卒業生も

● 教育・福祉・地域活動分野

  • 中学校・高校の教員(国語・表現)、特別支援教育など
  • 表現活動を使った福祉支援、地域づくりNPO、子ども支援団体
  • ワークショップデザイナー、アートを活用したコミュニケーターも

● 一般企業・広報・接客

  • 広報・人事・営業・接客など、人と関わる力を活かせる職種
  • 企業内のSNS運用・動画制作・社内コミュニケーションに関わる人も増加
  • 面接や文章力に強く、「人柄が伝わる人材」として好印象を持たれる傾向

保護者の方へ|どんな子に向いている学部?

  • 人に“何かを伝えたい”という思いを持っている子
  • 映像・文章・演劇・話すこと・描くことなど「表現」に関心がある子
  • 自分らしさを大切にしながら、人とつながりたいと考える子
  • 多様な分野に触れて、自分の道をゆっくり見つけたい子
  • アートと実社会をつなげるような“感性+実践”の仕事を目指す子

子: 「表現する」って、自分と他人をつなぐ方法なんだって、この学部で知ったよ。

親: “正解がない学び”を大切にしてるって、これからの時代にぴったりな学部ね。

本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。

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