「外国語学部」って?“ことば”で世界とつながる、人をつなぐ学び
親: 「外国語学部」って、英語を学ぶところ?将来につながるのかちょっと不安…
子: 英語はもちろんだけど、もっと幅広いよ。拓殖大学の外国語学部では、英語、中国語、スペイン語、朝鮮語の4言語を中心に、「ことば+文化+社会」を総合的に学んで、国際的に活躍できる人材を育てるんだ。
親: 語学だけじゃなくて、文化や社会の理解も含まれるのね。
子: うん。ただ言葉を話せるだけじゃなくて、「相手の背景を理解し、つながる力」が求められる時代だからね。外国語学部は、“コミュニケーションの本質”を学ぶ場所でもあるよ。
学びの特徴|語学+異文化理解+国際感覚で“実践力”を育てる
● 実践重視の語学教育
- 英語・中国語・スペイン語・朝鮮語から専攻言語を選択
- 1年次から週8コマ以上の語学授業で、実践的な4技能(聞く・話す・読む・書く)を鍛える
- ネイティブ教員の授業や少人数クラス、語学専用ラボでの反復練習が充実
● 異文化理解・国際関係を幅広く学ぶ
- 専攻言語圏の文化、歴史、政治、経済までカバーする教養科目が豊富
- 国際協力、移民問題、グローバルビジネスなど現代的テーマも学べる
- フィールドワークや文化イベントで“体験から理解”する授業が人気
● 海外研修・留学制度が充実
- 長期・短期留学(アメリカ、中国、韓国、スペイン、台湾など多数)
- 海外協定校への派遣留学では、現地学生との交流やインターン体験も
- 経済的支援制度(留学奨学金・減免制度)も整っており安心
学びのステップ|4年間で“国際対応力”を身につける成長プログラム
● 1年次:語学の基礎力と学ぶ姿勢を育てる
- 英語・第二外国語(中国語など)を集中的に学習
- 異文化理解、言語学入門、国際社会の基礎的な知識を習得
- 国際交流イベント・学内の外国人留学生との活動も活発
● 2年次:専門性を深め、視野を広げる
- スピーチ・ディスカッション・ライティング強化
- 専攻地域研究・文化論・メディア分析などの応用授業が増える
- 海外短期研修(例:中国・韓国・スペインの大学で2~3週間学ぶ)
● 3年次:実践的な場面で「使う力」を磨く
- 長期留学(1セメスター〜1年)や現地フィールド学習へ参加
- 通訳・翻訳の基礎、異文化マネジメント、国際協力論などを学ぶ
- ゼミ活動では各国の社会課題や国際交流テーマに取り組む
● 4年次:集大成としての卒業研究と進路準備
- 卒業論文では言語分析・文化比較・教育・外交など多様なテーマを選択
- 実際のフィールドで得たデータや経験を活かして論理的にまとめる
- 就職活動に向けた語学面接対策・エントリーシート添削なども手厚い
学生の雰囲気|語学好き・国際志向・多様性に寛容な空気
- 語学学習へのモチベーションが高く、授業外でも語り合う学生が多い
- 「海外に行きたい!」「いろんな文化に触れたい!」という国際志向の仲間たち
- 留学生との交流、異文化イベント参加など、日常的に異文化と接する機会が多い
- 積極性と協調性をあわせ持った、“聞き上手で話し上手”な雰囲気
就職・進路|“語学力+国際感覚”を活かせる仕事へ
● 主な進路分野
- 航空・観光業界(CA、グランドスタッフ、旅行会社など)
- 商社・メーカーの海外部門(貿易・調達・海外営業など)
- 教育関係(中高の英語教師、日本語教員、語学塾講師)
- 通訳・翻訳・マスコミ・国際機関関連団体
- 公務員(国際交流課、在外公館業務など)
- 大学院進学(言語学・国際関係学・地域研究など)
● 資格・キャリア支援体制
- TOEIC・IELTS対策講座/英検・中国語検定・ハングル検定サポート
- 日本語教員養成課程(希望者対象)
- 外国語学部専門のキャリアアドバイザーによる就職サポート
子: 語学は、将来どこでも使える“武器”になる。だから、就職も多方面に広がってるんだよ。
保護者の方へ|こんなお子さんにおすすめです
- 語学が好き、得意、もっと極めたいという意欲のある子
- 海外に興味があり、異文化とふれあうのが好きな子
- 世界とつながる仕事がしたいと思っている子
- 人と話すこと、相手を理解することが好きな子
- 将来、教育・観光・国際協力などの分野で活躍したい子
子:「語学ができる」って、それだけで終わりじゃない。“誰かとわかり合える”ってことが、一番大切なんだと思う。
親: 技術としての語学力だけじゃなく、“人とのつながり”を学ぶって、すてきなことね。
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。
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