「グローバルスタディーズ学部」って?“英語が話せるだけ”じゃ終わらない学び
親: グローバルスタディーズ学部って、なんだか時代の最先端っぽいけど、何を学ぶの?
子: 一言で言えば、「世界と日本をつなぎ、実践的に社会課題に関わる人」を育てる学部なんだ。英語はもちろんだけど、国際協力、ビジネス、観光、地域活性化、SDGsまで幅広いテーマに触れながら、「行動する力」を養うところだよ。
親: 英語だけじゃないのね。社会のリアルに関わるっていうのが新鮮かも。
子: うん。たとえば、授業で学んだことをすぐにフィールドワークやインターンで試せるようになっていて、学びと社会が直結してるんだ。
学部の特徴|「英語×行動力×グローバル視点」が柱の実践型教育
● 英語教育の徹底強化
- 1年次から週5日の英語集中授業(English Core Program)
- ネイティブ教員によるオールイングリッシュ授業
- プレゼン・ディスカッション中心の実践型英語教育
- 英語で他教科を学ぶ「CLIL型教育」も導入
● 実践を重視したカリキュラム
- 学内外でのフィールドスタディが毎年実施
- SDGs、国際協力、地域課題、観光などをテーマに自分たちで企画・調査
- 国際機関やNPOとの連携プロジェクトも豊富
● 海外とつながる学び
- フィリピンやベトナムなどへの短期研修
- アジアや欧米の大学への中長期留学制度あり
- 留学生との協働授業・グループワークも日常的に実施
子: 「使える英語」を育てつつ、「英語で何をするか」を常に意識する学びなんだよ。
学びのステップ|英語+社会課題+行動力を育てる4年間
● 1年次:英語力の基礎と国際的視野の獲得
- English Core Programで日常会話・プレゼン・論文スキルを強化
- 異文化理解・SDGs入門など、グローバルな課題に触れる
- 多摩地域での外国人支援や観光体験などのフィールド活動
● 2年次:専門テーマの探究と国内外での実践開始
- 地域創生・国際協力・観光・ビジネスなど選択型の実践授業
- フィリピンでの現地研修プログラムに参加する学生も
- 外国人観光客調査・外国人支援施設でのボランティア活動なども実施
● 3年次:ゼミ活動+海外体験で学びを深化
- 自分の関心テーマをゼミで探究(例:開発援助・文化観光・地域振興)
- 海外中期留学(アジア・アメリカ・欧州)を選択可能
- NGOや企業でのインターンシップも多数実施
● 4年次:卒業研究とキャリアデザイン
- フィールドで得た経験をもとに卒論を執筆
- 学びの成果を社会提案としてまとめ、発表
- キャリア支援室+ゼミ教員+卒業生のネットワークで進路サポート
フィールド活動の実例|現場に飛び込むから身につく“本物の力”
- 多摩地域の商店街を訪問し、外国人対応の改善提案を実施
- フィリピンの農村で教育支援活動に参加
- NPOと協働して多文化共生イベントを企画・運営
- ホテルや空港でのインターンで観光接客実務を体験
- 留学生と地域の高齢者をつなぐ地域交流プロジェクト
学生の雰囲気|アクティブでフレンドリーな“行動派”が集まる
- 英語が好き、海外に興味がある学生が多い
- 積極性があり、現場に出るのが好きなタイプ
- 留学生や異文化に対する偏見が少なく、誰とでもフラットに接する
- 真面目に学びつつも、自由でのびのびした空気感が特徴
就職・進路|“グローバル×地域”で活躍できる多彩な進路
● 主な進路分野
- 観光・ホテル・航空・外資系企業などの国際業務
- NGO/NPO・自治体・国際交流団体などの社会貢献系
- 商社・IT・メーカーなどグローバル展開する企業
- 教育・日本語教師・留学生支援関連
- 大学院進学(国際関係・地域研究・観光学など)
● 資格取得・支援体制
- TOEIC/IELTS/観光英語検定などの語学資格取得支援
- 留学アドバイザー資格・異文化理解講座なども提供
- キャリアデザイン講座、個別相談、インターン紹介など多方面から支援
子: 英語を学んで終わりじゃなく、「この英語で誰の役に立つか」を考えるようになるんだよね。
保護者の方へ|どんな子に向いている?
- 英語をもっと自由に話せるようになりたい子
- 海外に行きたい、世界とつながる仕事がしたい子
- SDGsや社会課題に関心があり、自分も何か行動したい子
- 留学やインターンなど“外に出る経験”を積みたい子
- 地元と世界をつなぐような役割を担いたい子
親: グローバルって、遠い世界の話じゃなくて、“身近な誰か”とつながることなのね。
子: うん。まずは「目の前の社会」と関わることが、世界への第一歩になるんだよ。
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。
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