「デザイン・データ科学部」って?数字と創造を“社会に役立てる”新時代の学部
親: 名前に「データ」と「デザイン」ってあるけど、どんなことを学ぶの?
子: ざっくり言うと、「人のための技術を、データとデザインの力で作る」学部だよ。東京都市大学のデザイン・データ科学部では、AIやIoT、ビッグデータなどの技術と、デザイン思考を組み合わせて社会課題を解決する方法を学べるんだ。
親: 理系っぽいけど、芸術系みたいな発想も使うのね。
子: そう。人の気持ちや使いやすさを大事にする“人間中心”のテクノロジーがテーマなんだよ。
学びの柱は「データ×デザイン×社会課題」!
● データサイエンス・AI活用
- 統計学やPythonなどの基礎から、機械学習・ディープラーニングまで幅広く学習
- IoTやセンサーデータの分析を通じて、スマート社会の課題解決へ応用
- 社会インフラ・環境・医療など幅広い分野にデータ技術を展開
● デザイン思考・UX設計
- UI/UXデザイン、サービス設計、空間デザインの理論と実践
- 実際にアプリやインタフェースのプロトタイプを設計・検証
- デザインと工学をつなぐ“ユーザー視点”のものづくり
● 社会実装・プロジェクト型学習
- 地域連携や企業とのPBL(課題解決型学習)を重視
- 実際の課題に対して、データ分析+デザインで提案・試作・改善を繰り返す
- SDGsやWell-beingをテーマにした実践的な取り組み多数
子: 技術を学ぶだけじゃなくて、「どう使うか」「誰のためか」まで考えるのがこの学部の特長なんだ。
学びのステップ|創造×論理で“社会を変える力”を育てる4年間
● 1年次:土台となるスキルと考え方を身につける
- データサイエンス入門/デザイン概論/プログラミング基礎
- グループワークやディスカッションで“思考の広げ方”を学ぶ
- 実際の社会課題を使った導入プロジェクトで学びの方向性をつかむ
● 2年次:分野の知識を深めながら応用へ
- データ解析/AIアルゴリズム/UXデザイン演習など専門科目が充実
- モノやサービスの「プロトタイピング」実習
- 地域連携型プロジェクトがスタート
● 3年次:実践プロジェクトで社会とつながる
- 企業や自治体と連携した“リアルな課題解決”に取り組む
- ユーザー調査・フィールドワーク・試作と検証をくり返す実践型学修
- ゼミに所属し、自分のテーマにじっくり向き合う
● 4年次:卒業研究で“自分なりの答え”を形にする
- 社会課題・生活課題に対して、自ら立てた問いに挑戦
- IT・AI・デザインを融合させたソリューションを提案・実装
- 学内外で発表し、フィードバックをもとにブラッシュアップ
学外との接点が豊富!“実社会に試せる学び”がここにある
- 世田谷区・横浜市など自治体とのデジタル社会提案プロジェクト
- 地元企業やスタートアップと協働したサービスデザイン開発
- 留学生や他学部生とチームを組んだ国際PBL(課題解決型学習)
- 社会福祉・医療現場との連携で「福祉×テクノロジー」も学ぶ
親: 実際の現場とつながってるのは安心ね。働くイメージが湧きそう。
子: 「机の上」じゃなく「社会の中」で学ぶって感じだよ!
学生の雰囲気|創造的で、好奇心旺盛な“チーム思考”の仲間たち
- ITもデザインも好き、どっちかじゃなく“両方やりたい”学生が多い
- 新しいもの・仕組み・人との関わりにワクワクする雰囲気
- チームで何かを作るのが好きなタイプが集まりやすい
- 多様な専門性を尊重し合う、フラットで自由な空気感
就職・進路|テックとヒューマンをつなぐ人材として活躍
● 主な進路分野
- IT・ソフトウェア企業(AI/UXエンジニア、データ分析など)
- デザインコンサル・広告・サービス設計系企業
- スマートシティや地域振興の行政・コンサル業界
- スタートアップ企業や自ら起業する卒業生も
- 大学院進学(情報学・デザイン学・社会システム論など)
● 資格・支援体制
- ITパスポート/基本情報技術者など国家資格支援あり
- ポートフォリオ作成支援・インターン紹介制度も整備
- 学部独自の企業連携ネットワークで“実務型の就職活動”が可能
子: “理系なのにクリエイティブ”、そんな自分になれる場所だと思う!
保護者の方へ|どんな子におすすめ?
- テクノロジーだけでなく人との関わりも大切にしたい子
- プログラミングやデザインに興味があるけれど、迷っている子
- 社会の課題を“自分ごと”として考え、行動に移したい子
- チームで考え、つくる経験を通して成長したい子
- AI時代の“人間らしさ”に価値を見いだしたい子
子: データで世界を読み解いて、デザインで世界を変えていく。そんな未来を目指せる学部なんだ。
親: 技術と感性のバランス。それがこれからの社会に必要なのね。
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。
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