「健康科学部」って？“生きる力”を支えるヘルスサポーターへ
親： 「健康科学」ってどんな勉強をするの？医療系の学部なの？
子： 医療とは少し違って、「病気にならない身体づくり」や「地域全体の健康」を支える人を育てる学部だよ。東京家政大学の健康科学部では、栄養・運動・心の健康をバランスよく学べるんだ。
親： 健康って、一人ひとりの生活に直結してるものね。予防の視点で学べるのはいいわね。
子： うん。栄養学や運動学、公衆衛生、心理学まで、科学的な知識と実践力の両方を身につけられるよ。
学部の柱｜“食×運動×こころ”を科学して、健康を支える
● 栄養と食生活の科学
- 栄養素の働き、ライフステージ別の食事設計
- 食品分析、献立作成、調理の実習
- 生活習慣病予防やフレイル対策の食支援も学ぶ
● 身体と運動の科学
- 解剖生理学、運動生理学、体力評価の方法
- スポーツ・運動による健康づくりの実践
- 障害予防や高齢者向けの運動プログラムの設計
● こころと社会の健康
- ストレスマネジメント、発達心理学、行動変容
- 健康教育・ヘルスプロモーションの手法
- 地域・学校・企業など、幅広い現場での健康支援
子： 「食べる」「動く」「考える」を軸に、人の暮らしをトータルに支える知識とスキルを学ぶんだ。
学びのステップ｜科学と実践を組み合わせて深める4年間
● 1年次：健康科学の基礎を知る
- 栄養学、生理学、心理学などの導入科目
- 実験・演習形式でデータを扱う力を身につける
- 食事記録・体力測定・心の健康チェックなども体験
● 2年次：各分野の専門性を深める
- 応用栄養学、運動処方論、公衆衛生学など
- 調理・測定・運動指導の実習が本格化
- 地域の健康イベント参加や施設見学もスタート
● 3年次：現場とつながる実習・研究
- 学外での健康教育支援・食育活動などに参加
- ゼミ活動を通じて研究テーマに取り組む
- チームでのグループワークやプレゼンの機会が増加
● 4年次：卒業研究とキャリア形成
- 卒業論文では、実際のデータ収集・分析・報告
- 健康イベントの企画・実施、成果発表
- 就職活動・資格試験対策の個別支援あり
実践の場｜“地域の健康”を支えるプロジェクトが充実
- 地域の健康フェスティバルへの参加・運営
- 高齢者向けの運動プログラム開発
- 小学校での食育・保健教育活動
- 企業との共同研究（栄養・運動支援）
- 学内外の健康測定イベントの企画と実施
学生の雰囲気｜“思いやりと行動力”をあわせ持つ仲間たち
- 健康や福祉、運動、栄養に関心がある学生が多い
- 人の話をよく聞き、サポートしたい気持ちを大切にするタイプ
- 実習やグループワークで協力しながら成長する雰囲気
- “自分も健康に”という意識を持った前向きな学生が多い
就職・進路｜“健康を支える仕事”への多彩な道
● 主な進路
- 健康づくり推進企業（食品・運動・ヘルスケア関連）
- 行政（保健センター・地域福祉・健康推進課など）
- 教育機関（保健指導・学校支援）
- NPOや福祉施設での生活支援・健康支援業務
- 大学院進学（公衆衛生・健康科学・栄養学など）
● 資格・サポート体制
- 健康運動実践指導者・フードスペシャリストなどの受験資格
- 保健師・管理栄養士受験資格（関連学部と併修要）※
- キャリア支援センターとゼミ担当教員のWサポートあり
保護者の方へ｜どんな子におすすめ？
- 健康づくりや食・運動に関心のある子
- 実習・フィールドワークが好きな子
- 科学的な思考と人に寄り添う心の両方を大切にしたい子
- 将来、人の役に立つ仕事がしたい子
- 自分自身の健康意識を高めたい子
親： 人の健康を支えるって、すごく責任もあるけど、やりがいも大きいわね。
子： うん。この学部で学べば、自分とまわりの“暮らしと健康”に向き合える力がきっと身につくよ。
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。
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