【親向け】東京農工大学 工学部の学び・雰囲気・進路をもっともっと詳しく紹介!

「農工大の工学部」って? 環境・社会・技術の“未来”に向き合う理工融合の実学拠点

親: 東京農工大学って「農業の大学」ってイメージだったけど、工学部もあるのね?

子: そうなんだよ。名前に「農」が入ってるけど、実は工学部も超実力派
しかも、農学と工学の2学部しかない「理工融合」の国立大学だからこそ、「技術×環境」「モノづくり×命」みたいな視点が育つんだ。

親: へぇ、それって他の大学の工学部とは違う強みかもね。

子: うん。持続可能な社会やエネルギー、AI、材料開発、バイオ、ロボティクスとか、社会のリアルな課題と技術をつなぐ学びが中心だよ。


学部の学び|7つの工学系分野で「人と地球にやさしい技術」を探究!

東京農工大学 工学部では、以下のような領域をカバーしています。

● 機械システム工学系

  • 自動車・航空・エネルギー変換などのメカニズム
  • 環境負荷の低い設計・省エネ制御・機械AI融合にも注力

● 知能情報システム工学系

  • ソフトウェア・AI・IoT・画像認識・人間工学など
  • 人と機械が共生する未来社会に向けたインタラクション技術

● 物理システム工学系

  • ナノテク・光学・量子デバイスなど最先端技術の基礎研究
  • 理論と実験の両輪で、新技術を社会実装へつなげる

● 化学システム工学系

  • 持続可能な化学プロセス・資源循環・水質浄化・バイオ燃料など
  • SDGsやエネルギー問題と密接に関わる領域

● 応用化学系

  • 有機・無機・高分子・生物化学など幅広く網羅
  • 医療材料や電子デバイスなどに応用される材料開発も強み

● 生体医用システム工学系

  • 医療機器・再生医療・生体信号解析など
  • 工学と医療の橋渡しを担う専門領域

● 電子情報工学系

  • 通信・半導体・センサ技術・電磁波制御など
  • スマート社会の基盤を支えるコア技術を育成

子: つまり、どの分野も「社会にどう役立つか」がはっきりしてるのが特長なんだよ。


実践的な学び|少人数教育+研究重視で“考える力”と“つくる力”を育てる

  • 1~2年次からプログラミング・設計・演習が充実
  • 座学だけでなく、実験・実習・レポート・プレゼンが日常的に
  • 学年が上がるごとに研究室に所属して、自分のテーマを深掘り
  • 教員との距離が近く、学会発表・論文執筆のチャンスも豊富
  • 東京都小金井市の**先端技術研究拠点「小金井キャンパス」**で、最新設備を使って学べる

親: 実際に手を動かして学ぶって、社会に出てから強そうね。

子: うん、特に**「社会に問われる技術者」を育てるって意識が強い**と思う!


学生の雰囲気|“地に足のついた理系”が集う、真面目で穏やかな空気感

  • コツコツ型が多く、探究心が強い人が多い
  • 内向的だけど、研究テーマには情熱的なタイプも
  • チームでの課題解決演習を通して、協調性も育つ
  • キャンパスは落ち着いていて、勉強・研究に集中できる環境

就職・進路|技術で社会を支えるエンジニアとして幅広い業界で活躍

● 主な進路先(業種別)

  • メーカー(自動車・電機・化学・医療機器)
  • IT・通信(NEC、富士通、日立系など)
  • 建設・設備・エネルギー(大林組、東京ガス、JERAなど)
  • 国家公務員・研究機関(産総研、環境省、技術系自治体)
  • 大学院進学(学部生の約6割以上が進学)

● キャリア支援体制も万全

  • インターン連携先が多く、実践的な経験が積める
  • 学内での就活ガイダンス、OB/OG交流会も豊富
  • 専門職大学院や海外大学院進学のサポートも充実

子: 卒業しても「モノづくりだけ」じゃなくて、政策や教育、起業に進む人もいるよ。

親: なるほど。専門性があれば、進路の幅も広がるのね。


保護者の方へ|こんなお子さんにぴったりです

  • 科学技術が好きで、社会課題にも関心がある子
  • コツコツ型で、自分のペースで探究したい子
  • 実験やプログラミング、ものづくりが好きな子
  • 単に技術を学ぶだけでなく、「それをどう使うか」に興味がある子
  • 国立大学で、確かな技術と視野の広さを育てたいと考えるご家庭

子: 農工大の工学部って、“技術を人のために使う”っていう使命感みたいなものが育つ場所だよ。

親: 地に足ついた研究姿勢と社会貢献意識、そのバランスが魅力ね。

本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。

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