「文学部」って？言葉と文化を通して“人間そのもの”を学ぶ場所
親： 文学部って、将来にどうつながるのかよく分からないんだけど…
子： 実は“自分の考えを深く持って、それを言葉で伝える力”って、どんな仕事にも活きる力なんだよ。立正大学の文学部では、日本文学・英米文学・哲学・歴史・文化など、多様な人間の営みを通して、思考と表現をとことん鍛えるんだ。
親： 専門性が高そうだけど、汎用性もあるのね。
学びの特徴｜“読む・考える・書く・伝える”を繰り返す探究の4年間
● 多彩な分野から選べる専門領域
- 日本文学：古典から現代小説まで、作品分析や文献研究
- 英米文学：英語での読解・議論・エッセイライティングも重視
- 哲学・倫理：人間の本質や生き方を考える、深い思索の学問
- 歴史・文化：日本や世界の歴史を文化や思想と共に学ぶ
● 言語力と表現力を徹底的に磨く
- 少人数ゼミ中心で、文章を書く・発表する機会が豊富
- 教員との丁寧な対話を通して、論理的思考を深める
- 英語教育・ICT教育にも注力（プレゼン力・レポート力が育つ）
● 人文学×現代社会の接続を重視
- 映画・マンガ・ジェンダー・ポップカルチャーなど現代的テーマも
- 他学部と連携した「教養融合型」プログラムも展開
- フィールドワークや地域文化プロジェクトにも参加可能
学びのステップ｜“深く考える”ことに向き合う4年間
● 1年次：言葉と論理の基礎を固める
- 日本語表現法・英語コミュニケーション・哲学入門など
- 大学での読み書き・考察に慣れる「基礎ゼミ」で手厚く指導
- 幅広い文系教養を学ぶことで、自分の関心を明確にする
● 2年次：専門分野へ進み、分析力を高める
- 研究対象（例：紫式部、シェイクスピア、近代哲学など）に没頭
- 少人数ゼミでプレゼン・ディスカッションを経験
- 外部講師による文学・文化イベントもあり
● 3年次：自分の問いを立てて、研究に挑戦
- 課題図書や映像作品を軸にした比較文化研究も可能
- 調査・資料収集・エッセイ執筆・グループ発表などを通じて思考を深める
- 教職課程・資格取得科目との並行履修も可能
● 4年次：卒業論文と将来の準備
- 自分の興味に基づいた卒業研究を完成させる
- 就職活動支援・OB/OG講演・模擬面接なども本格化
- 教員・編集・広報など言葉を使う仕事への道も多彩
学生の雰囲気｜自分の“問い”に正直に向き合う仲間たち
- 本や文章が好きで、深く考えることが好きな学生が多い
- 物静かでも芯の強いタイプ、個性的な発想を持つ学生も
- ゼミや発表を通じて、仲間の考えに刺激を受けて成長する
- コミュニケーションは柔らかく、対話を大切にする空気感
主な進路｜言葉を武器に社会で活躍する卒業生たち
● 主な進路分野
- 出版・編集・ライター・校正など“ことば”のプロ
- 教育（中学・高校国語教員／英語教員）
- 公務員（市役所・図書館・文化行政など）
- マスコミ・広告・広報（表現や伝達力を活かす分野）
- 一般企業（営業・企画・人事など“伝える力”が求められる職種）
● 取得可能な資格
- 中学校・高等学校教諭一種免許状（国語・英語）
- 司書・学芸員資格
- 日本語教員養成プログラム（課外）
- TOEICや英検など語学力向上も積極支援
保護者の方へ｜どんな子におすすめ？
- 読書が好きで、自分の世界を深めたい子
- 自分の考えを文章や言葉で伝えるのが得意な子
- 歴史や文化、哲学的な問いに関心がある子
- 人の気持ちや背景を理解しようとする想像力のある子
- 幅広い視野をもって、将来の道をじっくり探したい子
子： 文学部で学ぶことって、すぐに役立つ知識じゃないかもしれないけど、「一生モノの考える力」になると思う。
親： どんな時代でも、“人とつながる言葉”を大切にできる人は、きっと必要とされるわね。
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。
コメント