「表現学部」って？ “つくることで、社会とつながる”学びの場
親： 表現って聞くと、芸術系の学部なのかしら？絵を描いたり演劇したりってこと？
子： うん、そういう面もあるけど、もっと広い意味での“表現”を扱ってるんだ。映像・音楽・演劇・文章・身体・アート・メディア…そういった「伝える手段すべて」が対象なんだよ。
親： それって、就職に役立つの？ちょっと不安…。
子： 実は、表現力って今すごく重視されててね。自分の想いや考えを“形にして伝える力”って、どんな職種でも求められているんだ。和光大学の表現学部では、自分の声を持ち、社会と対話する力を“つくりながら”育てていけるんだよ。
学びの特徴｜「表現×社会」＝自分の視点で世界を語れる人へ
● 映像・音楽・演劇など“創作”に挑戦できる環境
- 映像制作（撮影・編集・脚本）やアニメーション制作
- 音楽制作（作詞作曲・録音・ライブ表現）
- 舞台・身体表現・インスタレーションアートにもチャレンジ可
- 機材・スタジオ・ホールなどの学内設備が充実
● 「考えること」と「つくること」を結びつける学び
- 哲学・文化人類学・社会学などをベースに表現を捉える授業
- 表現とジェンダー、社会運動、メディア批評などもテーマに
- 単なる技術だけでなく、「なぜそれをつくるのか？」を深く掘り下げる
● 個性を活かせるカリキュラムと自由な探究スタイル
- カリキュラムの柔軟性が高く、学びを自分で組み立てられる
- 少人数ゼミと個別制作が中心で、一人ひとりの“やりたい”に寄り添う指導
- 他学部との連携授業や、外部イベント・プロジェクトへの参加も可能
学びのステップ｜「自分→社会→未来」へと広がる4年間
● 1年次：自分の「好き」や「伝えたいこと」を発見
- 表現入門・メディアリテラシー・表現史などの基礎を学習
- 創作体験（写真・映像・文章・音など）で自己の関心を探る
- 表現を通して“自分を知る”時間を大切に
● 2年次：創作＋社会的テーマの探究をスタート
- ゼミでの小規模制作（短編映画・ラジオ番組・演劇など）
- 表現と社会・表現と政治などの理論的な講義も充実
- 校外フィールドワークや地域連携プロジェクトも始動
● 3年次：本格的な創作・発表活動へ
- 個人またはグループでの大型制作プロジェクト（卒制前段階）
- 学外のアートイベント・展覧会・上映会に出展する学生も多数
- 社会課題（貧困、差別、ジェンダー等）を題材にした作品も多数
● 4年次：卒業制作＋プレゼンで“自分の表現”を社会に届ける
- 卒業制作（映像作品／論文／舞台演出／出版企画 など）
- 教員やゲスト審査員の前で作品発表・ディスカッションを実施
- 自分の作品と向き合い、社会へと問いかける最後の1年
表現の現場とつながる｜実践的なプロジェクト・創作機会が豊富
- 地元自治体と連携した映像制作（観光PRムービーなど）
- 社会課題を伝えるドキュメンタリーの制作と上映
- 地域の子ども向け演劇ワークショップの企画・運営
- 表現と福祉を結ぶプロジェクト（高齢者とのアート活動）
- 海外の学生やアーティストとの共同創作・交流
学生の雰囲気｜自由・多様・共創！“自分を大事にしながら伸びる”
- 個性豊かで、「好き」を大切にしている学生が多い
- 映画、音楽、演劇、写真、文芸…ジャンルの枠を超えた仲間たち
- 性別・年齢・バックグラウンドもさまざまで、風通しの良い文化
- 創作活動を通じて互いに刺激し合う“仲間とのつながり”が強い
就職・進路｜“つくる力・伝える力”を活かせるキャリアへ
● 主な進路先
- 映像制作会社／テレビ局／広告代理店
- 出版・編集・Webメディア・ライター職
- 演劇・舞台芸術・ライブスタッフなどの制作現場
- 地方自治体・NPO（地域振興・広報・文化政策）
- フリーランスの映像作家・文筆家・クリエイターも多数
- 教員・学芸員・大学院進学など学びを深める道もあり
● キャリア支援体制
- 少人数指導によるポートフォリオづくりの支援
- キャリアセンターによる業界研究セミナー／OB・OG交流会
- 自主制作活動がそのまま「実績」として活かせる環境
保護者の方へ｜こんなお子さまにぴったりです
- 表現すること（つくる・伝える）が好きなお子さん
- 漠然と「何かをつくりたい」と思っているがまだ形にできていないお子さん
- 映像・音楽・舞台・文章など、自分の手で何かを生み出すことに興味がある方
- 社会のこと、世界のことに敏感で、“声をあげたい”想いを持っている方
- 大人数の中で埋もれるよりも、小さな輪の中で深く成長したいタイプの方
子： 和光の表現学部は、何かをつくって発信したい子にとって、まさに“居場所”になるよ。
親： 創作を通じて自分と向き合って、社会とも関われる。そんな4年間なら、進路にも納得感が生まれそうね。
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。
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