「経済経営学部」って？数字だけじゃない、“社会のしくみ”を人間目線で読み解く学び
親： 経済経営って、なんだか数字ばかりのイメージがあるけど…。
子： たしかに数字も使うけど、和光大学の経済経営学部では「社会とつながる経済・ビジネス」を学ぶんだ。たとえば物価や雇用、環境問題、地域活性化、企業の戦略まで、実社会の問題をリアルに考える内容が中心なんだよ。
親： 実生活にも関係ありそうなテーマが多そうね。
子： うん、学問と現実が地続きなんだ。小規模大学だからこそ、先生との距離も近くて、ひとり一人の学び方を尊重してくれるのも特徴だよ。
学びの特徴｜「経済×経営×社会」で視野を広げる柔軟なカリキュラム
● 学問を横断する3本の柱
- 経済学分野：マクロ経済、ミクロ経済、公共政策、環境経済など
- 経営学分野：経営戦略、会計・財務、マーケティング、人的資源管理など
- 社会との接点：社会調査、SDGs、地域経済、NPO活動論など
● 実社会とつながるプロジェクト学習
- 実際の地域商店街やNPOと連携したマーケティング実習
- 経営戦略シミュレーションや商品企画コンテストなどの体験型授業
- 経済政策のフィールドワーク：市役所・商工会議所へのヒアリングなど
● 学生の関心から始まるカスタム型の履修モデル
- 「企業経営」「社会経済」「マーケティング」「起業」など関心ごとに履修を設計可能
- 他学部の科目も柔軟に取り入れられる仕組み
- 1〜2年で基礎をしっかり固め、3〜4年で専門と実践に深く入っていくスタイル
学びのステップ｜実践と理論を往復する4年間の道のり
● 1年次：社会のしくみに目を向ける
- 経済入門／経営入門／現代社会論／データリテラシーなど
- グループディスカッションやプレゼンを多く取り入れた授業
- 自分の興味に合うテーマを探しはじめる時期
● 2年次：関心分野を深堀し、実践スキルを育てる
- 財務会計／組織論／消費者行動論／社会調査演習など
- 地域や企業とつながるPBL（課題解決型授業）がスタート
- ビジネスコンテストやインターンシップにも挑戦可能
● 3年次：自分の専門テーマで研究と実践を進める
- ゼミ配属で、企業分析／地域振興策／社会起業などのテーマに取り組む
- データ収集・分析・仮説検証など、経済的視点からの探究を深める
- 公務員・資格試験の対策講座も本格化
● 4年次：卒業研究と進路決定の集大成へ
- 卒論テーマ例：中小企業のブランド戦略／福祉と経済の関係／都市開発の経済効果など
- 学会発表や学内研究会でのプレゼン機会もあり
- 自分の強みや適性を踏まえたキャリアプランニングを実施
学生の雰囲気｜まじめで柔軟、対話を大切にする空気感
- 経営や経済に興味はあるけれど、ガチガチな理論派より“人間重視”の考え方を持つ学生が多い
- 学内のプロジェクトや学生企画に積極的に関わる“動ける学生”も多数
- 学部の雰囲気はおだやかで、先生ともフランクに相談できる環境
- 地元志向とグローバル志向の学生が混在し、多様性が自然と広がる
主な進路｜「経済と社会をつなぐ力」で多様な分野へ
● 主な進路分野
- 一般企業（営業／企画／マーケティング／管理職候補）
- 金融（銀行／信用金庫／保険）
- 公務員（市役所／県庁／国税専門官など）
- NPO・地域活性団体（経済と福祉の接点での活動）
- 起業・フリーランスとして独立する卒業生も
● 資格取得支援
- 日商簿記／FP／販売士などの資格対策講座を学内で実施
- 公務員講座やSPI対策、エントリーシート指導も手厚い
保護者の方へ｜どんな子におすすめ？
- 社会のしくみや経済に関心がある子
- ビジネスの世界で活躍したい気持ちがある子
- 起業やマーケティングに興味がある子
- 人や地域とのつながりを大切にした学びを求める子
- 大人数よりも、少人数でじっくり学びたい子
子： 経済って“お金の話”だけじゃなくて、“人を幸せにする仕組み”なんだって実感したよ。
親： その視点、大事ね。数字と人間の間を橋渡しできる力って、これからますます求められそう。
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。
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