「社会をよくしたい」と思ったとき、法律は“武器”にも“希望”にもなる
親: 法学部って、弁護士や裁判官になる人のための場所っていうイメージだけど、創価大学の法学部ではどんな学びをするの?
子: もちろんそういう進路もあるけど、創価大学の法学部はもっと広くてね、「法律を使って社会に貢献できる人になる」ことを目指してるんだ。人権・平和・民主主義・SDGsといったテーマを、法という“言語”で深く学んで、行動に移す学部なんだよ。
親: なるほど。「条文を覚える」みたいな堅苦しさじゃなくて、“どう生きるか”に近い視点なのね。
子: うん、まさにそれ。ルールを学ぶことで社会を見る目を育てて、自分で考え、発信していく。創価の法学部は、そんな「現代的な法学」の入り口なんだ。
学びの柱|法律を通して「人と社会」を深く理解する
● 法律の基礎から応用までを体系的に
- 憲法、民法、刑法、行政法、商法などの基本六法を1年次からしっかり履修
- 判例分析や模擬裁判を通じて、「机上の理論」で終わらせない学びを実現
- 「法ってなぜ必要?」「法律と道徳の違いって?」といった根本的な問いから始まる授業も多い
● 人権・平和・多文化共生に重点を置いたカリキュラム
- 国際人権法、難民と法、環境法、ジェンダーと法など、“社会のリアルな課題”に踏み込む法律学が豊富
- SDGs(持続可能な開発目標)や地域創生と関連付けて、“自分ごととして法律を学ぶ”姿勢が育つ
● アクティブラーニングとフィールド型学習が豊富
- 模擬法廷、ディベート、政策提言ワークショップなど主体的に動く授業が多数
- 法律家・NPO・自治体職員・企業の人など、現場で活躍する実務家と直接話せる授業もある
- 海外研修や留学も積極的で、国際法・国際関係に関心を持つ学生にもぴったり
学びのステップ|“法的思考”を生活や進路につなげる4年間
● 1年次:法学の基礎と視野の広げ方を学ぶ
- 法学入門/現代社会と法/日本国憲法/法的思考トレーニング
- 少人数クラスでの基礎ゼミでレポートの書き方や判例の読み方を丁寧に指導
- 学生同士のディスカッションを通して、「法律を使ってどう考えるか」を体験
● 2年次:専門的な法知識と社会課題への関心を広げる
- 民法・刑法・行政法などを体系的に学ぶ
- 国際人権/環境問題/ジェンダー平等などを扱う授業が本格化
- 実務家教員の授業で、「職業としての法律」にもリアリティを持って触れる
● 3年次:ゼミ・プロジェクト活動を通じて実践力を育てる
- 各専門ゼミに所属し、憲法、行政法、民事紛争、国際法などを本格的に探究
- 模擬裁判や政策提言プロジェクトなど、“動く法学”を体験
- 海外短期研修・アジア法文化研修など、世界を見ながら法律を考える機会も多い
● 4年次:卒業研究・就職活動を通じて社会との接点を築く
- 卒論テーマは「選挙制度と若者」「同性婚と憲法」「災害と行政対応」など、現代的で多様なテーマが並ぶ
- キャリアセンターと連携して、公務員・民間・大学院進学など多様な進路を支援
- 法的知識を“現場でどう使うか”を意識した総合力を養成
アクティブな学びの例|“読む”だけでなく“動く”法学部
- 学内模擬裁判コンテスト(判例を再構成し、実際の裁判を演じる)
- 若者による政策提言コンテストへの参加(例:投票率向上施策)
- 地方自治体との共同プロジェクト(まちづくり条例の改善提案)
- 国際人権NGOとの連携で、多文化共生イベントの企画運営
- 企業法務の体験型講座(契約書レビューやリスク対応の模擬実習)
子: 法律って、判例を覚えるだけじゃなくて、「この社会をどうしたい?」っていう気持ちとつながってるんだよ。
親: 学びがすごく現実的ね。「社会をよくしたい」って思ってる子にはぴったりだわ。
学生の雰囲気|まじめさと柔軟さが共存する、“考える人”の集まり
- 穏やかで、協調性が高く、対話を大事にする学生が多い
- 公務員志望や法律職志望だけでなく、「法をベースに社会を考えたい」学生も多数
- 女子学生の割合も高く、ジェンダーや福祉の視点で学ぶ姿勢が自然にある
- 学生同士の学び合い文化があり、模試や勉強会を自発的に開催することも
- 国際系やSDGsに関心のある学生も増加中で、時代の変化に敏感な雰囲気
就職・進路|「法律×社会」で広がる多彩なキャリア
● 主な進路先
- 国家公務員・地方公務員(市役所、都道府県庁、法務局、警察官など)
- 法律系専門職(司法試験予備試験、ロースクール進学など)
- 一般企業(金融、保険、メーカー、IT、商社など)
- 国際機関・NGO/NPO(人権・開発支援・環境保護など)
- 大学院進学(法律、政治、公共政策、国際関係)
● キャリア支援体制
- 公務員試験対策講座、司法試験対策講座を学内で実施
- 就職ガイダンス/個別面談/卒業生ネットワーク活用などサポートが手厚い
- インターン紹介、企業連携授業も多く、現場感覚のある進路選択ができる
保護者の方へ|どんなお子さんに向いている?
- 社会課題に関心があり、「よくしたい」という想いを持っている子
- 自分の意見を言語化し、人と議論することにやりがいを感じる子
- 将来、公務員・法律職・国際機関など人と社会の間に立つ仕事をしたい子
- 正義やルールに対して、冷静で柔軟なまなざしを持てる子
- 答えのない問題に向き合い、考え続ける力を育てたい子
子: 法って、“決まり”じゃなくて、“社会をどうつくるか”の道具なんだよね。ここでその使い方を学んでる感じがする。
親: その視点を持てるようになってるのが、何より頼もしいわね。
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。
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