「政経学部」って?政治・経済・国際の視点を横断的に育む学び
親: 「政経学部」って、政治と経済を一緒に学ぶってこと?どんなことをするのかピンとこなくて……。
子: 実は、社会を動かす“仕組み”や“課題”を、多角的に理解できる人を育てる学部なんだよ。拓殖大学の政経学部では、「政治コース」と「経済コース」があって、どちらも国内外の現実社会を視野に入れた学びをしてるんだ。
親: ふむふむ。理論ばかりじゃなくて、社会とつながってる学びってことね。
子: うん。国際問題から地域の課題、さらには行政や企業まで、幅広くフィールドと関わる中で、「知識」+「考察」+「行動力」を育てていくんだ。
学部の特徴|政治×経済×グローバルの視点を一体的に学ぶ
● 政治コース
- 日本の政治制度・選挙・行政の仕組みを学ぶ
- 国際政治・安全保障・外交なども視野に入れた学び
- 模擬国会・政策提言コンテストなど、実践型授業が豊富
- 公務員試験に直結する専門科目も多数
● 経済コース
- ミクロ経済学・マクロ経済学を基礎から応用まで学習
- 地域経済・国際貿易・経済政策など幅広い分野に対応
- 統計・データ分析スキルの習得にも注力
- 実際の経済課題を扱ったグループワークも多い
子: どちらのコースも、社会の“リアル”に触れる学びが中心なんだ。たとえば、「政治」と「経済」の交差点で起きる課題をテーマにディスカッションする授業もあるよ。
学びのステップ|基礎→応用→実践→社会へつなげる4年間
● 1年次:社会の基本構造と視野の広げ方を学ぶ
- 政治・経済・法の入門講義で基礎を固める
- ディベート・レポート・プレゼンなど表現力のトレーニング
- キャリア支援講座で“将来像”に触れる
● 2年次:コース別に専門知識を深める
- 政治:行政学/国際政治学/公共政策論 など
- 経済:金融論/開発経済学/経済統計分析 など
- 他大学との合同ゼミや学外調査もあり
● 3年次:現場での体験とゼミ活動が本格化
- 各地の自治体・企業・国際機関との連携プロジェクトに参加
- 公務員試験対策講座、経済政策プレゼン大会なども実施
- ゼミでは地域課題解決や外交政策提言などに取り組む
● 4年次:卒業研究で“自分の問い”を社会へ返す
- 自分の興味分野に沿った調査・分析・論文執筆
- 学内発表会で成果をプレゼン、政策提案として社会へ発信
- キャリアセンターと連携し、就職活動も本格化
親: 意外とアクティブなのね。外へ出て行く学びが多いのはいいわね。
子: そうなんだ。知識だけでなく、どう“伝えるか”“動くか”も大事にしてるんだよ。
実践フィールドの例|社会の現場で「通用する力」を育む
- 都庁・区役所など行政機関でのインターン
- 地域活性化NPOとの連携プロジェクト
- 模擬国連での国際外交ディベート参加
- 貿易会社での経済調査業務体験
- 外国人観光客向けフィールド調査(地域経済振興)
学生の雰囲気|まじめ×アクティブ=社会志向の仲間たち
- 「世の中をよくしたい」という志を持つ学生が多い
- 公務員志望の学生が多く、試験勉強の雰囲気もある
- 政治や経済ニュースを日常的に語り合える文化
- 真面目だけど、現場ではフットワーク軽く動く行動派も多い
就職・進路|公務員から民間企業まで幅広い出口がある
● 主な進路分野
- 国家公務員・地方公務員(国税庁、県庁、市役所など)
- 一般企業(商社、金融、コンサル、鉄道、観光、広告など)
- 国際機関・NPO(JICA協力団体、海外支援団体など)
- 大学院進学(政治学・経済学・国際関係など)
● 資格取得・支援体制
- 公務員試験対策講座(専門講師による徹底指導)
- MOS・簿記などビジネス系資格支援
- キャリアセンター・ゼミ・OB/OGネットワークによる進路支援
子: 拓大の政経学部って、“やりたいことを見つけて、社会とつながる”を応援してくれる環境なんだよ。
保護者の方へ|どんな子に向いている?
- 社会の仕組みや課題を深く理解したい子
- 政治・経済に関心があり、ニュースをよく見る子
- 公務員や国際協力など、公共性のある仕事に興味がある子
- データを読み取り、課題を論理的に考えるのが得意な子
- 自分の意見を持ち、人と議論するのが好きな子
子: 社会を動かすって、大きなことのように思えるけど、小さな気づきや声から始まるんだよね。
親: その“気づく目”と“伝える力”を育ててくれるのが、政経学部なんだね。
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。
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