「教育学部」って？“教える力”と“人を育てる力”をじっくり育てる場所
親： 教育学部って、やっぱり先生になるための学部ってことかしら？
子： そうだね。でも、玉川大学の教育学部は、ただ資格を取るだけじゃなくて、「どう教えるか」「どう育てるか」を実践の中で深く考える学びが特徴なんだよ。
親： 机に向かって勉強するだけじゃなくて、実際の現場に出ることも多いのね？
子： うん、1年生のときから教育現場に触れる体験があって、教育実習の回数も多め。理論と実践の両方をバランスよく学べるようになってるんだ。
学部の特徴｜現場に根ざした“実践型”の教員養成プログラム
● 1年次から始まる現場体験
- 地域の学校・幼稚園・保育所での観察・ボランティア活動を通して「子どもと関わる力」を養う
- 授業だけでなく、休み時間・放課後など“生きた教育”を実感
● 教育現場に即した実践重視のカリキュラム
- 教育心理・発達理解・授業づくり・学級経営などを体系的に学習
- 模擬授業・教材研究・ICT活用演習など、教育技術を実際に使いながら習得
- 教育現場からの講師によるリアルな授業指導も充実
● 多様な免許・資格取得が可能
- 小学校教諭・幼稚園教諭・特別支援学校教諭など、複数の免許取得が目指せる
- 保育士資格（指定科目を履修）も同時に取得可能なプランもあり
子： 教育学部だけど、選べる進路の幅が広いんだよね。子ども一人ひとりに合わせた支援ができる先生を育てようとしてるんだ。
学びのステップ｜“見て・考えて・試して・振り返る”4年間
● 1年次：教育の世界に触れ、土台をつくる
- 教育原理・子ども理解・教育史などの基礎科目を学習
- 学外フィールドワーク：小学校・保育所・特別支援学校を訪問
- 子どもとの関わり方・伝え方を体験しながら学ぶ
● 2年次：教育の理論と技術を深める
- 教科教育法（算数・国語・生活など）の専門授業
- 模擬授業・グループ討論・教材研究を中心とした実践演習
- 子ども観察や授業記録をもとに、指導法を客観的に分析
● 3年次：教育実習で“リアルな現場”に立つ
- 小学校・幼稚園などでの教育実習（複数回実施）
- 実際の授業を担当し、児童とのやりとりを通じて教師としての感覚を磨く
- 実習後には振り返りワークショップで自己分析と改善を行う
● 4年次：卒業研究と教員採用試験対策
- 卒業研究では、自分のテーマ（例：学級経営・ICT教育・特別支援など）を掘り下げて調査・発表
- 教員採用試験に向けた筆記・面接・模擬授業対策講座も充実
- 学校現場・自治体教育委員会とのネットワークを活かした進路指導
実践フィールドの例｜“本物の子ども”との出会いから育つ教育力
- 玉川学園や近隣自治体の学校・園での現場実習
- 放課後の学習支援ボランティア、発達支援教室での活動
- 教材を自分で企画・制作し、実際の子どもたちに使用・改善
- 特別支援教育の現場体験（自閉症やADHDの子どもと接する）
学生の雰囲気｜“子どもが好き”という気持ちでつながる仲間たち
- 教師になりたい！という明確な志を持った学生が多い
- 子どもとの接し方、授業のやり方などを語り合える仲間がたくさん
- 穏やかで面倒見がよく、人間関係もあたたかい雰囲気
- 教育実習で得た経験をシェアし合い、成長を支え合う文化
就職・進路｜教員だけじゃない、“教育を軸に広がるキャリア”
● 主な進路分野
- 小学校・幼稚園・特別支援学校の教員
- 保育士・児童福祉施設職員
- 教育関連企業（教材制作・学習塾・EdTech企業など）
- 公務員（児童福祉・教育行政など）
- 大学院進学（教育学・心理学など）
● 資格取得・支援体制
- 教員採用試験対策講座（筆記・面接・模擬授業など）
- 教員志望者向け個別サポート／OB・OG講話
- 保育士資格・特別支援教育サポート資格なども取得可能
子： 先生になることがゴールじゃなくて、「教育を通じて誰かの人生に関わる」っていう軸があるんだよね。
保護者の方へ｜どんな子に向いている？
- 子どもが好きで、誰かの成長を応援したい気持ちがある子
- 教員志望で、実践的に力をつけたいと考えている子
- 人の気持ちに寄り添い、相手の立場で考えられる子
- 教えることが好きで、人前で話すことにやりがいを感じる子
- 将来は教育を通じて社会に貢献したいと考える子
親： 教師って、知識だけじゃなく、人柄や想いも大切なのね。
子： うん、だからこそ、「どう生きるか」を考える時間がこの学部には詰まってるんだ。
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。
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