「未来科学部」って？ロボット・情報・建築を横断して、“未来をつくる人”を育てる学部
親： 名前が「未来科学部」ってちょっと不思議ね。何を学ぶ学部なの？
子： 一言でいうと、「これからの社会を支える“技術と創造力”を横断的に学ぶ」学部なんだ。東京電機大学の未来科学部は、ロボット・情報メディア・建築の3分野を柱に、次世代のものづくりや暮らしのデザインを実践的に学べるんだよ。
親： 技術だけじゃなく、社会や人の視点も大切にするのね。
子： そうそう。“技術者であり、生活者でもある”という視点を持てる人材を育ててるんだ。
学びの柱は「技術×創造×社会」！3つの分野を実践的に学べる
● ロボット・機械系（ロボット・メカ設計・制御技術など）
- センサー、モーター制御、AIを使ったロボット開発を実践的に学習
- ヒト型ロボットや生活支援ロボットの制作にも挑戦
- 統合演習でチーム開発型の課題に取り組む
● 情報メディア系（プログラミング・AI・インタラクションなど）
- C言語やPythonなどのプログラミング言語を基礎からしっかり習得
- インタラクティブメディアやWebサービス開発の実習が豊富
- VR/AR、HCI（ヒューマン・コンピュータ・インタラクション）など最先端もカバー
● 建築・都市デザイン系（建築設計・空間デザイン・環境工学など）
- 一級建築士受験対応カリキュラムで本格的な建築教育
- 住まいや街の「人にやさしいデザイン」を重視
- 設計課題や模型制作で、実際に“形にする力”を養成
子： 理系だけど、“人の生活”を真ん中に置いてるのがこの学部の特長なんだ。
学びのステップ｜分野を横断しながら、自分の専門を深める4年間
● 1年次：理工系の基礎と創造的思考の導入
- 数学・物理・プログラミング・設計基礎などの必修科目
- 学科共通のPBL（課題解決型授業）で、チームでものづくりを体験
- 早い段階で「社会に役立つ技術とは？」を考える機会あり
● 2年次：専門分野ごとの技術と理論を学び始める
- ロボット制御、Web設計、空間設計など、各分野での実践授業
- 自分の得意分野・興味ある領域を見つける時期
- プログラミング・設計演習・製図など手を動かす授業が中心に
● 3年次：演習・プロジェクト型授業で“実践力”を磨く
- 企業や地域と連携した課題解決プロジェクトもあり
- ゼミに所属し、自分の研究テーマに本格的に取り組む
- 他分野の学生とチームを組んだ開発演習も実施
● 4年次：卒業研究で集大成＋進路決定へ
- ロボット制作、アプリ開発、建築設計など多様な卒業研究テーマ
- 教員のきめ細やかな指導で、発表・論文作成までサポート
- 就職活動や大学院進学のための個別支援も充実
実践重視＆チーム学習が豊富！“未来を描き、形にする”教育スタイル
- 3学科の学生が協働するPBL科目で、複眼的な視点を育てる
- 学生用ラボ・制作スペース・CAD室・ロボット工房など、手を動かす環境が充実
- 教員との距離が近く、プロジェクト相談も気軽にできる風通しのよさ
- 「社会に役立つ技術」を軸に、自分なりの“未来”を考える力が育つ
親： 手を動かして学ぶタイプの子にはぴったりな環境ね。将来にも直結しそう。
子： 「技術は手段」っていう考えが浸透してて、何をどう解決したいかを大事にしてるんだ。
学生の雰囲気｜まじめでクリエイティブ。“技術×社会”に前向きな学生が集う
- 機械好き・プログラミング好き・設計好きなど個性豊か
- 穏やかで真面目な学生が多く、落ち着いた雰囲気
- チーム制作を通して、自然と仲間意識が芽生える文化
- “自分のやりたいこと”を見つけたい意欲あるタイプに向いている
就職・進路｜“技術を活かして社会で働く”ための就職支援が充実
● 主な進路分野
- IT企業（ソフトウェア開発、システムエンジニア、AIエンジニア）
- ロボット・機械・電機系メーカー（開発・設計）
- 建築設計事務所・建設会社・都市計画関連企業
- 公務員（技術系）・大学院進学（理工・建築など）
● キャリア支援
- 3年次からキャリアガイダンス、就職個別相談を実施
- 学内合同企業説明会、OB/OG訪問の機会も豊富
- 資格取得（建築士、基本情報技術者など）に向けた支援もあり
子： 「ロボットも作りたいし、ITも気になる」って人にとって、ここは選択肢が広がる場所だよ。
保護者の方へ｜どんな子におすすめ？
- ロボット・情報・建築のいずれか、または全部に興味がある子
- ものづくりや設計が好きで、実践的に学びたい子
- 技術を学ぶだけでなく、社会とのつながりも考えたい子
- チームで課題解決に取り組むのが好きな子
- 「将来のかたち」を自分で描いていきたいと考えている子
子： “未来科学”って難しく聞こえるけど、実は「人の暮らしをよくしたい」って気持ちを形にする学びなんだ。
親： 技術も大事だけど、その技術が“人のためにある”って考え方が素敵ね。
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。
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