「理工学部」って？社会を支える“理系の知識と技術”をバランスよく育てる学部
親： 「理工学部」って言われると、いろいろ学ぶって印象があるけど、実際はどうなの？
子： 東京電機大学の理工学部は、「理学」と「工学」をバランスよく学べるのが特長なんだ。数学・物理といった基礎科学から、機械・情報・化学・電子回路などの応用技術まで、理系の土台をしっかり固めてから専門を深めていけるんだよ。
親： 応用ばかりじゃなくて、“土台から育ててくれる”感じがして安心ね。
子： うん、少人数のきめ細やかな教育で、一人ひとりの理解度に合わせた指導をしてくれるのも魅力だよ。
学びの柱は「基礎力 × 専門性 × 実践力」！社会で活きる理系スキルを育成
● 数学・物理・情報の“理学的基礎”を重視
- 線形代数・微積・力学・電磁気学などを段階的に学習
- プログラミングや数値解析のスキルも習得
- 1年次から「理系の考え方」を丁寧にトレーニング
● 工学分野の実践的な技術を段階的に習得
- 機械・電気電子・情報・化学など応用分野を幅広くカバー
- それぞれの分野で専門演習・実験を重視したカリキュラム
- 最先端分野（AI・ロボット・環境材料など）への応用も意識
● 学科横断型のPBL（課題解決型学習）も実施
- チームで課題に取り組みながら、実社会に通じる力を育成
- コミュニケーション・プレゼン・論理的思考なども自然と鍛えられる
- 他分野と連携したプロジェクトで“複眼的な思考”を養う
子： 「この公式を知ってる」じゃなくて、「使える・応用できる」理系力を育てるのがこの学部なんだ。
学びのステップ｜理系の基礎を固めてから、専門＋実験で深める4年間
● 1年次：数学・物理・情報の基礎を徹底
- 理工学リテラシー／基礎数学／力学／電磁気／プログラミングなどを履修
- ラボ体験や実習授業で「実験の流れ」を早期に理解
- グループ課題やレポートも通じて学習習慣を確立
● 2年次：専門基礎＋演習中心の学びに移行
- 各分野（機械・情報・応用化学・電子工学など）での専門授業が本格化
- 実験・製図・回路設計など“手を動かす”機会が増加
- 基礎＋応用をつなぐ橋渡しの段階
● 3年次：ゼミ・研究室に所属して実践的な学びへ
- 指導教員のもとで研究テーマに取り組む
- チーム演習・プレゼン大会・産学連携プロジェクトも展開
- 自分の関心領域（AI、ロボット、環境、素材など）を深堀り
● 4年次：卒業研究で集大成、社会につながる成果発表へ
- 実験・分析・論文作成・発表までを一貫して実施
- 企業との共同研究や外部発表に挑戦する学生も
- 進学か就職かを明確にしながら、将来の専門性を仕上げる
理科系の“苦手”も克服できる、少人数＆対話型の手厚い指導
- 1クラス20〜30人規模で、教員との距離が近い
- 数学や物理が苦手な学生には補習・個別サポートあり
- 実験の失敗も“学びの種”として活かす雰囲気
- 学生支援センターと連携した学習・生活支援も整備
親： 理系って苦手なままだと不安だけど、ここなら丁寧にフォローしてくれそうね。
子： うん。「できるまで一緒に考えてくれる先生」がいるのが心強いんだ。
学生の雰囲気｜地道で実直、“理系らしい優しさ”がある空気感
- コツコツ努力するタイプが多く、派手さより実力重視
- 実験や研究への熱意が強く、技術の話になると活気が出る
- 同じ研究室の仲間と支え合いながら、学ぶ文化がある
- 質問や相談がしやすい、オープンで穏やかな雰囲気
就職・進路｜“使える理系スキル”で、ものづくり・IT・教育など幅広く活躍
● 主な進路分野
- 機械・電気・化学・情報系のメーカー（設計・開発・品質管理）
- IT・通信業界（システムエンジニア・ネットワークエンジニア）
- 公務員（技術系）・高校理科・数学教員への進路もあり
- 大学院進学率も高く、研究職・技術職のキャリアにも強い
● キャリア・資格サポート
- 基本情報技術者／技術士補／教員免許など資格取得に対応
- キャリア支援講座・模擬面接・履歴書添削などの支援あり
- ゼミ単位での企業研究・OB訪問も活発に行われている
子： 「技術だけの人」じゃなくて、「社会の中で技術を使える人」になれるのがこの学部なんだ。
保護者の方へ｜どんな子におすすめ？
- 数学や物理を土台からじっくり学びたい子
- 技術に興味があって、実験やものづくりが好きな子
- 将来は研究職や技術職、教育系を目指している子
- コツコツと学ぶことをいとわず、探究心がある子
- 少人数で丁寧に教えてもらえる環境を求めている子
子： 理工って聞くと難しく感じるけど、ここでは「わからないことを一緒に考える」時間が大切にされてるんだよ。
親： 地に足のついた学びって感じね。安心して任せられそうだわ。
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。
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