「医学部」って？人と向き合い、命と向き合う6年間
親： 医学部って、やっぱり大変なイメージがあるわね。東邦大学の医学部では、どんな医師を育てているの？
子： 東邦大学の医学部が目指すのは、「人間性を備えた臨床医」だよ。つまり、医学の知識だけじゃなくて、患者さんの気持ちに寄り添える医師。1年次から人間教育を大切にしていて、実習もとても早い段階から始まるんだ。
親： 教科書だけじゃなく、人と向き合う力も育ててくれるのね。
子： そう。東邦大学は附属病院も持っていて、医療の現場にすぐ近い環境で学べるのが大きな特徴だよ。
学部の特徴｜「臨床の東邦」と呼ばれる、実践重視の医学教育
実践重視の教育スタイル
- 「臨床能力」を早期から鍛える、チュートリアル形式の授業
- 医師として必要な「診る力・聞く力・考える力」を重視
- 臨床実習は5年次から1年以上にわたって実施される長期型
チーム医療を見据えた人間力教育
- 医療現場で重要な“対話力”や“協働性”を養うプログラム
- 看護師や薬剤師との多職種連携演習も実施
- 「医療人としての責任と倫理観」を育てる教育が根幹に
最先端の設備・研究環境
- 解剖実習やシミュレーター演習、電子カルテトレーニングなど充実
- 分子生物学や免疫学などの研究にも早期から関われる環境
- 附属病院での見学・実習でリアルな医療現場を体験
子： ただ「知識がある」だけじゃなく、「人として信頼される医師」になるための学びが詰まっているんだ。
学びのステップ｜人間力と医学力を6年間で積み重ねる
● 1・2年次：医学の土台＋人間性を育む
- 医学入門／倫理／解剖学・生理学・生化学などの基礎医学
- 早期体験実習：病院・施設での見学実習がスタート
- 自己理解・他者理解を深める「人間性教育科目」
● 3・4年次：病気を理解し、臨床へ準備
- 病理学・薬理学・微生物学・臨床検査医学などを学習
- 医療面接や診察技術を習得する「OSCE演習」
- 4年次には全国統一のCBT・OSCEを受験し、臨床実習へ移行
● 5・6年次：本格的な臨床実習と卒業研究
- 内科・外科・小児科・産婦人科など、幅広い診療科を経験
- 医療チームの一員として、患者と直接関わる実習中心
- 卒業論文や臨床研究発表、国家試験対策の集大成へ
学生の雰囲気｜「医師になりたい」という強い意志を持った仲間たち
- コミュニケーション能力が高く、思いやりのある学生が多い
- 医療ドラマや家族の影響で医師を志した学生も
- 実習やグループワークで自然と結束が強まる雰囲気
- 忙しい中でも、先輩・後輩のつながりが強く支え合いの文化がある
子： 勉強は確かに大変だけど、同じ夢を持つ仲間がいるから乗り越えられる。切磋琢磨しながら成長できる環境だよ。
就職・進路｜全国で医師として活躍する卒業生多数
● 主な進路
- 東邦大学医療センター（大森・佐倉・大橋病院）での研修
- 国公立病院や民間総合病院での臨床研修医として就職
- 大学院進学（医学研究・基礎医学・公衆衛生分野など）
- 一般診療・専門医・研究医など、将来の選択肢は広範囲
● 国家試験対策とキャリア支援
- 専任教員による少人数制の国家試験サポート講座
- 模擬試験・過去問演習・個別指導も充実
- 医師としての“その先”を考えるキャリアガイダンスも実施
保護者の方へ｜どんな子に向いている？
- 人の役に立ちたいという気持ちを強く持っている子
- 理科・生物・化学への興味と粘り強さがある子
- チームで協力しながら動くのが得意な子
- 患者の心に寄り添える思いやりを大切にできる子
- 医療の最前線で活躍したいという覚悟がある子
親： 医学って、知識だけじゃなくて「人としての力」も問われるんだね。
子： そう。だからこそ、東邦大学は「命と向き合う力」を6年間かけて育ててくれるんだよ。
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。
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