――最後に効いてくるのは「抽象テーマ」と「1級レベル語彙」
はじめまして。早稲田大学国際教養学部専門塾のハルです。
「長文はある程度読めるのに、SILSの過去問だけやたらキツい」
「他の学部より“話が難しい”感じがする」
そう感じたことはありませんか?
SILSの英語長文は
- 抽象度の高いテーマ(哲学・メディア論・環境倫理・ジェンダーなど)
- 英検準1〜1級クラスのアカデミック語彙
- 「英語力+背景知識」を前提とする設問
が平気でセットになって出てきます。
“普通の受験英単語帳だけ”では足りないのは、ここが原因です。
この記事では、
- すでに「ターゲット1900」や「シス単」レベルは終わっている
- MARCHレベルの長文はそこそこ読める
- でもSILSの過去問はキツい
という受験生を想定して、「第二・第三単語帳」として本当に使える本だけをランキング形式で紹介します。
そのうえで最後に、
SILS過去10年分をAIで分析して作った特化単語帳
『早稲田国際教養学部を読み解く語彙力|10年分の長文を分析した639の重要英単語』
を“仕上げ用の1冊”として紹介します。
0. 前提:SILSに本気で受かりたい人の「語彙戦略」
まず大枠の戦略から。
🔹ステップ1:汎用単語(〜準1級レベル)
- ターゲット1900 / システム英単語 などの「汎用受験単語帳」
- ここで高校〜入試レベルの語彙を固める
🔹ステップ2:抽象テーマ×アカデミック語彙
- 哲学・環境・経済・グローバル化・宗教・ジェンダーなど
→ 大学教養レベルの話題+語彙 - ここで、SILS特有の“話の内容そのもの”が分かる段階を目指す
🔹ステップ3:1級レベルの高難度語彙&志望校特化
- 英検1級レベルの難単語
- 早慶やSILSでのみ頻出するような「ニッチだけど刺さる語」
- 志望学部の過去問に合わせたピンポイント調整
この記事のランキングは、まさに ステップ2〜3用 です。
第3位:『英検1級 でる順パス単』
――SILS長文の「ベース火力」を上げる汎用1級語彙
📘どんな本?
『英検1級 でる順パス単』は、英検過去問を分析して出題頻度順に語彙を並べた“王道”1級単語帳です。
- 1級レベルの単語が「でる度A/B/C」に分類
- 全見出し語に例文付き
- アプリ「英語の友」で音声も聴ける
✅ SILS向きなポイント
- 英検1級レベルの語彙は、SILSの長文でも普通に出てくる
- 「リーディング・リスニングでの出現率が高い語」が多い
- → 自然科学・社会問題・国際情勢など、SILSが大好きなジャンルと相性がいい
⚠ 弱点
- 英検用なので、出題テーマがSILSそのものに最適化されているわけではない
- 社会科学系の専門語は一部カバーしきれない
🔧 どう使うか(SILS志望版)
- すでに準1級レベルの語彙がある前提で
→ 「でる度A」+「重要そうなB」を重点的に - 1周目:意味ざっと確認+例文を軽く読む
- 2周目:赤シート&音声で高速チェック
- 3周目:過去問で見つけた“既出単語”に★をつけていく
「英語の土台はほぼできてるけど、まだ単語で詰まる」
そんな人にとって、最初の1級レベル単語帳として相性が良い一冊です。
第2位:『話題別英単語 リンガメタリカ』
――抽象テーマの「背景知識+語彙」を一気に底上げする
📘どんな本?
『リンガメタリカ』は、
「グローバル化」「経済」「環境問題」「科学」などテーマ別の長文+語彙+背景知識をまとめた、かなり特殊な単語帳です。
- 全11テーマの長文+単語+日本語での背景解説
- CD・音源(別売り含む)でリスニングもできる
- 難関大(特に早慶)の長文に頻出するテーマが網羅されている
✅ SILS向きなポイント
SILSの長文って、まさにこのへんですよね:
- グローバル化とローカル文化
- メディアと民主主義
- 環境倫理と経済発展
- 科学技術と人間性
- ジェンダー・マイノリティの問題
リンガメタリカは、こうしたテーマを 日本語の背景解説+英語長文+重要語彙 でまとめてくれているので、
- 「何が書いてあるかそもそも分からない」
- 「内容の前提知識がなくてしんどい」
という “SILS特有のつまずき”をかなり減らしてくれます。
⚠ 弱点
- 1冊を「単語帳」として完璧にやろうとすると重すぎる
🔧 どう使うか(SILS志望版)
- 「全テーマを完璧に」よりも、
→ SILSでよく出るテーマを優先的に読む(グローバル化・環境・メディア・宗教・ジェンダーなど) - 単語を全部覚えるより、
→ 長文+背景解説を読みながら「話の構造」「よく出る単語」をつかむ - 音源があれば、気に入った長文だけシャドーイングする
「長文は読めるけど内容が入ってこない」「テーマが難しすぎて詰まる」
そんな人にとって、リンガメタリカは**内容理解と語彙を同時に上げる“教養ブースター”**です。
第1位:『無敵の難単語 PINNACLE 420』
――早慶・SILSレベルの「最後の一押し」をしてくれる難単語集
📘どんな本?
『大学入試 無敵の難単語 PINNACLE 420』は、
早稲田・慶應など難関私大の入試問題を分析して頻出する難単語を420語に絞った一冊です。
- 収録語は英検1級レベル
- 類義語がまとまっていて、意味の“塊”で覚えやすい
一部の講師からは「98%の受験生には不要だが、難関学部には刺さる」と評されるくらい、尖った本です。
✅ SILS向きなポイント
- 「早稲田・慶應など難関私立の過去問分析ベース」なので、
→ SILSの長文で出る“いやらしい単語”と被るものが多い - 語数が420語と少なめなので、
→ 基礎が固まった受験生にとっては「一気に仕上げる」にはちょうどいいボリューム
⚠ 弱点
- そもそも前提レベルが高い(ターゲット・パス単準1・リンガメタリカをかなりやった後レベル)
- これ単体で使っても、SILSの内容理解ができるようになるわけではない(あくまで語彙の“上積み”)
🔧 どう使うか(SILS志望版)
- 「単語帳のラスト1冊」として使うのがベスト
「もう基礎は終わってる。あとは1ランク上の語彙で差をつけたい」
そんなSILS志望の“ガチ勢”には、PINNACLEはかなりハマります。
番外編:SILS専門塾が作った“志望校特化”の639語
――『早稲田国際教養学部を読み解く語彙力』という選択肢
ここまで挙げた3冊は「市販本の中でSILSと相性の良いもの」です。
ただし、どれも 「SILS専用」ではない という限界があります。
そこで、SILSだけにフォーカスした単語帳 を作りました。

📕 書名
早稲田国際教養学部を読み解く語彙力|10年分の長文を分析した639の重要英単語
🧑🏫 コンセプト
「英文は読める。でも、SILSの長文はやたら難しい」
そう感じる受験生を、何人も見てきました。
SILSの長文は、
- アカデミックで抽象度が高く
- 哲学・環境倫理・メディア論・ジェンダーなど
- 一般的な受験ではあまりなじみのないテーマ まで出題されます。
その“読みにくさ”の正体のかなりの部分は、
日常英語では使われないアカデミックな語彙の壁 です。
そこで本書では、
- 2016〜2025年のSILS英語長文(10年分)を精読し
- テーマ・難易度・語彙レベルをAI技術で分析したうえで
- 「SILS長文の読解に本当に効く」639語を選定しました。
📌 重要な注意点(=安心して使えるようにするための設計)
受験生が一番不安なのは、「過去問のネタバレ」だと思います。
そこで、本単語帳では以下のルールを設けています:
- 実際の過去問本文から単語を直接抽出していません
- 2016–2025年の過去問は 難易度・主題の参照のみ に用いています
- 本文中の語は除外する規則で自動選定しています
- 例文も 全件新規作成 です
つまり、
- 過去問演習の内容開示
- 問題文のリーク
- ネタバレ
には 一切当たらない設計 にしてあります。
🌟 この639語が「市販の1級単語帳」と決定的に違うところ
- SILSの出題テーマにフォーカスしている
- 哲学・倫理・宗教
- 環境問題・サステナビリティ
- メディア・ポピュラーカルチャー
- グローバル化・移民・マイノリティ
- 政治思想・社会正義
- 「読解のカギになる語」だけを抽出している
- 「知らなくても何とかなる単語」ではなく
- 「ここが分からないと話の筋が追えない語」だけを集約
- 他の単語帳との“つなぎ”を意識している
- パス単1級・リンガメタリカ・PINNACLE でカバーされがちな語はあえて重複させず
- 「汎用1級単語帳にはあまり載っていない」「でもSILSでは刺さる」という語に重心を置いています
市販の1級単語帳+本書で、SILS向け語彙の穴を埋めるイメージです。
🎯 こんな受験生におすすめ
- 過去問を解くと 「内容が難しくてついていけない」 と感じる
- 抽象テーマになると途端に読むペースが落ちる
- 「SILS専用の仕上げ」が欲しい
まとめ:SILSの語彙対策は「広く」+「深く」+「ピンポイント」
もう一度整理すると、
- パス単1級
→ 一般的な1級レベルのアカデミック語彙の“面”を広げる - リンガメタリカ
→ 抽象テーマの背景知識+テーマ別語彙をつける - PINNACLE 420
→ 早慶・SILSレベルの難単語を「点」で上積みする - 早稲田国際教養学部を読み解く語彙力(639語)
→ 10年分のSILS長文から逆算した“志望校特化のコア語彙”で最後に微調整する
SILSの長文は、「普通の受験英語」だけでは届かない世界です。
だからこそ、
- 市販のハイレベル単語帳で「土台と火力」を上げつつ
- 志望校専用の639語で「最後の1ピース」を埋める
この二段構えが、一番コスパのいい戦い方になります。


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