専修大学人間科学部ではどんなことを学ぶの?
母:人間科学部って、なんだか広そうだけど、どんなことを勉強するの?
子:うん、名前の通り、人間に関わることをいろんな角度から学ぶ感じ。心理、教育、社会学とか。私は特に「人の心の動き」に興味があったかな。
母:心理学ってこと?
子:そうそう。でもカウンセリングとかだけじゃなくて、発達心理とか認知心理もあって、けっこう本格的だったよ。
母:ちょっと意外だわ。もっと“ふわっとした”感じかと思ってた。
子:私も入るまではそんな感じだったけど、意外と理論とか実験も多くて、頭もちゃんと使った4年間だった(笑)
ゼミ・課外活動・資格|“目立たないけど”ちゃんと積み上げてきたこと
母:ゼミはどんなテーマを選んだの?
子:「SNSと若者の自己肯定感」っていうテーマだった。今の時代っぽいよね。
母:たしかに。あんた、SNSそんなにやらないのに(笑)
子:だからこそ客観的に見られたのかも。統計とかアンケート分析も初めてで大変だったけど、「データから人が見えてくる」って面白かった。
母:課外活動は?
子:地元の子ども食堂のボランティアに参加してた。特別すごいことはしてないけど、継続して通ったのは自分なりのこだわりかな。
生田キャンパスと休日の過ごし方
母:専修の生田キャンパスって、どんな雰囲気だった?
子:自然が多くて、ゆったりしてるよ。坂が多いのがちょっと大変だけど(笑)でも静かで、のびのびした雰囲気があって過ごしやすかった。
母:友達とはどんなふうに過ごしてたの?
子:学食でご飯食べたり、図書館でちょっと勉強したり。派手なことはしないけど、そういう“普通の日常”が私は心地よかったかな。
母:落ち着いた大学生活って感じね。
子:うん。ガツガツしてない分、自分のペースで動けるのがありがたかったな。
就職活動と進路|“大きなことは言えないけど”自分らしい選択
母:就職活動はどうだったの?
子:正直、最初は焦ってたよ。「これがやりたい!」って明確な夢があったわけじゃないから…。でもキャリア支援の人と話して、自分が大事にしてることが見えてきた。
母:どんなこと?
子:「誰かのちょっとした支えになりたい」って気持ち。だから今は、教育系のNPOで事務をやる予定。
母:いい選択じゃない。
子:ありがとう。大きなことはできなくても、誰かの役に立てる場所なら、自分にも意味がある気がして。
専修大学人間科学部の学生の雰囲気
母:周りの学生はどんな子が多かった?
子:なんというか、“いい意味で普通”の子が多かったかな。ガツガツしてないし、優しい雰囲気の子が多かった。
母:居心地はよかった?
子:うん、すごくよかったよ。派手じゃないけど、ちゃんと考えてる子たちばかりで、自分らしくいられた。
母:それが一番よね。
子:そう思う。「すごいことしてないとダメ」ってならない空気が、私にはちょうどよかったんだと思う。
一番の思い出|“小さな成長”を自分で認められた日
母:大学生活で一番印象に残ってることってなに?
子:ゼミの最終発表かな。発表って苦手だったけど、「あ、ちゃんと伝わったかも」って思えたとき、自分の中で何かが変わった。
母:いつの間にそんな成長を…(笑)
子:ふふ、劇的じゃないけど、4年間かけて少しずつ育てた自信って感じ。
母:地道だけど、確かな力だね。
子:うん。“普通の私”でも、ちゃんとやってこれたって思えた日だったよ。
受験生の親へのメッセージ|“目立たないけど真面目な子”にぴったりの学部
母:最後に、受験生の親御さんに伝えたいことある?
子:はい。もし「うちの子、特に目立つタイプじゃないけど…」って心配されてる方がいたら、この学部はすごく合うと思います。
母:どうしてそう思うの?
子:「普通の子」がそのままの自分で成長できる場所だからです。無理せず、でも着実に学べる環境があります。
母:あんたがその証拠ね。
子:専修の人間科学部は、“自分のペースで変わっていきたい子”に、ちょうどいい学部です!
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。
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