法政大学現代福祉学部ではどんなことを学ぶの?
母:現代福祉学部って、介護とか福祉のイメージが強いけど、実際はどうなの?
子:もちろん介護や支援の話も出てくるけど、福祉をもっと広く捉えてるよ。社会課題にどう向き合うか、制度や政策の視点からも学ぶんだ。
母:へえ、思ってたより理論的なのね。
子:うん。社会保障制度の仕組みとか、貧困や格差の構造とか、ちゃんと理屈で理解する感じ。だから、ボランティア精神だけじゃなくて、「どうすれば変えられるか」を考える学部って印象かな。
母:なるほど。気持ちだけじゃダメってことね。
子:そうそう。行動力も大事だけど、知識をもとに戦略的に動ける人を育てる学部って感じだった。
ゼミ・課外活動・資格|“誰かのために”を“自分ごと”にする
母:ゼミではどんなことを研究してたの?
子:子どもの貧困をテーマにしてたよ。行政やNPOがどんな支援をしてるのか調べて、実際に支援現場を訪問したりもした。
母:実地にも行くのね。それは大変だったんじゃない?
子:うん。でも行ったからこそ、“助ける側の覚悟”の大きさを肌で感じたし、自分もちゃんと向き合わなきゃって思った。
母:ほんとに真剣だったのね。
子:ボランティアだけじゃ足りない、もっと深く関わりたいって気持ちから、社会福祉士の勉強も始めたよ。資格もちゃんと取るつもり。
多摩キャンパスと休日の過ごし方
母:キャンパスはどんな雰囲気だった?
子:法政の多摩キャンパスは、自然がいっぱいで穏やか。勉強に集中しやすいし、仲間と熱い議論をしても落ち着ける空気があった。
母:議論することも多かったの?
子:めちゃくちゃ多かった(笑)。授業もグループワーク多いし、放課後にゼミ仲間と政策提言のアイデア出しとかしてたよ。
母:なんかすごい向上心ね。
子:自分でも「もっとできるようになりたい」って思える環境だった。だから休日もNPOのインターンとかに参加して、現場をもっと知ろうとしてた。
就職活動と進路|“理想”を“実現”に変えるステップ
母:就職はどうだったの?理想と現実で迷わなかった?
子:正直、最初は迷った。NPOとか公務員とか、いろいろ考えた。でも最終的にはコンサル会社に決めたよ。
母:意外!福祉系じゃないの?
子:社会課題に取り組むって、別に“直接支援”じゃなくてもいいと思ったの。政策提言とか仕組みづくりの視点から変えていけることもあるから。
母:なるほど、それも“福祉”のかたちなのね。
子:うん。「向上心だけじゃなく、実行力もある人間になる」って決めて進んだ道だから、自信を持ってるよ。
法政大学現代福祉学部の学生の雰囲気
母:どんな学生が多かった?
子:「優しさ×行動力」って感じの子が多いかな。人のために動くのが好きで、でもちゃんと考えて動けるタイプが多かった印象。
母:あなたみたいに“熱量”のある子ばかり?
子:いや、静かに熱い子も多かったよ。でもみんな、“誰かの役に立ちたい”っていう思いが根っこにあるのは共通してた。
母:そういう子たちと過ごせてよかったわね。
子:本当に。周りが高め合ってくれる環境だったから、私も自然と向上心を持ち続けられた気がする。
一番の思い出|“壁を乗り越えた瞬間”が自信になった
母:大学生活で一番印象に残ってることは?
子:やっぱり、ゼミでの中間発表かな。厳しいフィードバックもらって、正直落ち込んだけど、そこからメンバーと何度も修正して、最後には「一番よかった」って評価もらえたの。
母:努力が報われたのね。
子:うん。あのとき「私はやれる」って、初めて実感できた。
母:そういう瞬間があると強くなれるよね。
子:そうなの。自信って、こういう積み重ねなんだって思ったよ。
受験生の親へのメッセージ|“理想に本気な子”にこそ合う学部
母:最後に、受験生の親御さんに伝えたいことある?
子:「うちの子、理想ばかり語ってるけど大丈夫かな…」って思ってる親御さん、ぜひこの学部を見てください。
母:どういう子に合うの?
子:「向上心が強くて、人のために何かしたい」って気持ちがある子です。ここには、それを形にできる学びと仲間がいます。
母:あなたがそれを証明してるわね。
子:法政の現代福祉学部は、“理想を実行力に変えたい子”にとって最高の環境だと思います!
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。
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