京都大学教育学部で学べる内容とは?
親: 教育学部って、やっぱり先生を目指す人が多いん?
子: んー、そういう子もおるけど、私みたいに「教育をツールとして使いたい」って考えてる子も多いよ。私は“美術と自己表現”に関心があって、教育学部を選んだんよ。
親: え、教育学部で美術?そんなのも学べるの?
子: うん、京大の教育学部はガチガチの教員養成ってわけじゃなくて、「人がどう成長するか」をいろんな視点から研究できるの。私はアートと子どもの感性に注目してる感じ。
親: なるほどね。自由やなぁ。
子: うん、いい意味で“放っておいてくれる”から、自分でテーマ見つけて、勝手に掘り下げてくのが当たり前な環境やで(笑)
ゼミや課外活動では何をしていた?
親: ゼミって、どういうことやってたの?
子: 私のゼミは「表現教育」がテーマで、子どもの描いた絵をどう解釈するかとか、アートセラピーの視点から教育を見るとか、けっこう自由なことしてた。
親: む、難しそうやけど、おもしろそうやな…。
子: おもしろいよ!フィールドワークで保育園行ったり、小学生とワークショップやったりもしてて、机上の理論だけじゃないのが京大っぽい。
親: サークルは入ってた?
子: うん、即興演劇サークルで舞台立ったり、アートイベントのボランティアとかもしてた。教育って“教える”だけやなくて、“感じ合う”ことも大事やと思うし。
キャンパスの雰囲気と休日の過ごし方
親: 京大のキャンパスって、やっぱりちょっと“異空間”らしいね?
子: 異空間(笑)まぁ、変わった人も多いけど、居心地は抜群よ!誰に何言われることもないし、何やってても「あぁ、京大やしね」って感じで流される(笑)
親: 教育学部ってどこにあるの?
子: 吉田南キャンパスの一角やで。建物はレトロやけど、静かでちょうどいい。屋上で空見ながら考え事したりもしてたな〜。
親: 休日は何してたん?
子: 書店めぐり、展覧会、喫茶店で詩書いて、たまに一人で山歩き。時間の使い方は自由すぎて、逆に時間が足りへん(笑)
京都大学教育学部の就職と進路は?
親: あんた、先生にはならへんの?
子: ならん!(笑)私は教育を使って社会とつながる仕事がしたくて、教育系のNPOと連携してるベンチャー企業に内定もらった。
親: ベンチャー!?うちの子、大丈夫か…?
子: 大丈夫大丈夫(笑)現場で“人の変化”をリアルに見たいって気持ちが強かったし、就活も自分の言葉で語れたから意外とすんなりいったよ。
親: 教育学部って、どんな進路が多いの?
子: 教員、公務員、大学院、あと企業の人事や教育研修担当、NPOや国際協力系とかほんまに多様。型にはまってへんから、逆に自由に選べる。
学生の雰囲気はどんな感じ?
親: 教育学部の子って、やっぱり優しい子が多い?
子: うん、優しい。でもそれだけやなくて、「自分のやりたいことに正直な子」が多いと思う。なんかこう…“自分の物差し”で生きてる感じ。
親: じゃあ、周りと比べて焦ったりせえへんの?
子: ないなぁ。みんなバラバラやし、何が正解とかも言われへんから、「自分はこれでええんや」って思える場所やね。
親: 京大らしい自由さやな。
子: せやろ(笑)
一番の思い出は何?
親: 教育学部で一番印象に残ってることって何?
子: 子どもたちと一緒に開いたアートワークショップやな。自由に絵を描いてもらって、それを見て「この子はこう感じてるのかな」って想像して。
親: 教育って、答えがないからこそ深いんやね。
子: うん、その子なりの表現に触れたときって、ちょっと感動するんよ。「ああ、教育って“受け取ること”でもあるんやな」って思えた瞬間やった。
受験生の親に伝えたいこと
親: 最後に、京大教育学部を目指す子どもの親御さんに伝えたいことは?
子: 「先生にならないとダメ?」って不安に思わなくて大丈夫。教育学部は“人がどう生きるか”を探究できる場所で、自分のテーマがあればどこまでも自由に進める。
親: 確かに、あんたを見てると“自由に学ぶってこういうことか”って思うわ。
子: ありがと(笑)京大の教育学部は「何がしたいかまだ分からんけど、人に関わることを学びたい」って子にもピッタリやと思う!
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は最新情報に基づいていますが、詳細は必ず大学公式サイトでご確認ください。

コメント