大阪大学人間科学部で学べる内容とは?
親: “人間科学部”って、名前からしてちょっと不思議な学部よね。何を勉強するのか、正直ピンと来ないわ。
子: せやろ(笑)よく「人間って…なんやろうな」って言いながら授業受けてるからな。でもマジでその問いに向き合う学部やで。
親: ほう…つまり、哲学っぽい?
子: 哲学も入ってるし、心理学、教育学、文化人類学、社会学とか、もう“人に関係すること”ならなんでもござれやで。文理融合やから、実験もあればフィールドワークもあるし。
親: 自由すぎて、逆に大丈夫なん?
子: それがええんよ(笑)縛られへんから、自分が“面白い”と思ったテーマをとことん追える。大学で一番「自分で問いを立てる力」がつく場所やと思う。
ゼミや課外活動では何をしていた?
親: ゼミでは何をテーマにしてたの?
子: ワイのゼミは文化人類学系で、「なぜ人は“儀式”をやるのか?」ってテーマで葬式とかライブとか研究してた。結局人間って“意味づけ”の生き物やからな。
親: 面白いけど、なんか変わったことやってるわね…。
子: 変わってるのが褒め言葉やで(笑)あとは漫才サークルでネタ書いたり、学部主催のトークイベントでMCしたり、よう喋る生活してたわ。
親: あんた、なんでそんなにいつも“何かしらおもろいこと”してるの?
子: それが人間科学部のええとこやねん。型にはまらんから、みんなちょっとクセあって、それを活かすのが上手い。おもろく生きてるやつ、多いで。
キャンパスの雰囲気と休日の過ごし方
親: 豊中キャンパスって、どういう雰囲気なん?
子: 緑多くて落ち着いてるけど、人間科学部の建物だけ“空気感が違う”って言われる(笑)服装も自由やし、掲示板に「意味とは?」とか貼ってあって、初見はびびるで。
親: 学生の雰囲気も独特なん?
子: うん。でも変な意味ちゃうで。みんな「自分の好き」がはっきりしてて、それを全力で語ってくる。無理にウケ狙わんでも“面白い”って言われる場所や。
親: 休日はどう過ごしてたの?
子: 思いつきで舞台観に行ったり、路上ライブ見ながら街歩きしたり、ゼミ仲間と「なんで人って笑うんやろな」とか話してコーヒー飲んでた。全部“学び”になってた気がする(笑)
大阪大学人間科学部の就職と進路は?
親: 人間科学部って、進路がふわっとしてそうなイメージあるけど…。
子: そりゃ「◯◯士」みたいな資格があるわけやないけど、逆に進路の幅は広い。教育系、福祉系、企業の人事や企画、マスコミ、NPO、ほんまバラバラやで。
親: あんたはどこに決まったんやっけ?
子: 大手広告代理店のクリエイティブ部門に内定もろた!ゼミやイベントで人の感情を観察してた経験が、「人に届く表現を考える」って部分に活きたんやと思う。
親: 面白さが武器になったってことやね。
子: そうそう。面白いって、“伝える力”にも“考える深さ”にもつながるし、人間科学部はそういう力を自然と育ててくれると思う。
学生の雰囲気はどんな感じ?
親: 学部全体で見ると、どんなタイプの子が多いの?
子: 一言で言うと「個性モンスター」やな(笑)でも尖ってるだけやなくて、人に優しくて、会話好きな子が多い気がする。
親: でもみんな真面目なんやろ?
子: 真面目やけど、堅苦しくない。レポートのテーマが「妖怪と現代人」とか、「駅前広場の人間観察」とかザラやし、そういうのを本気で語れるのが楽しいんよ。
親: 変わってるけど、めっちゃ楽しそうやわ(笑)
一番の思い出は何?
親: 一番印象に残ってる出来事って何?
子: 学部祭でやった「人間のツッコミとは何か」って公開企画かな。漫才師と学者が登壇して、人間の笑いと社会性について語ったんやけど、会場めっちゃ盛り上がって。
親: その発想がすでに面白い(笑)
子: 学問と笑いをつなげられたのが嬉しかってん。人間ってほんまおもろいなって、改めて思ったわ。
受験生の親に伝えたいこと
親: 最後に、大阪大学人間科学部を目指す子の親御さんに一言ある?
子: 「うちの子ちょっと変わってるかも?」って思ってるなら、むしろ大歓迎やと思います(笑)ここは、普通じゃないことを“面白い”って言ってくれる場所。
親: 学力だけやなくて、感性とか人間味も大事にされるんやね。
子: そう。人間に興味がある子、好奇心が止まらん子には、ほんまにぴったりやと思います!
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は最新情報に基づいていますが、詳細は必ず大学公式サイトでご確認ください。

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