神戸大学国際人間科学部で学べる内容とは?
親: 国際人間科学部って名前、ちょっとピンとこないんだけど、どんな勉強をしてるの?
子: 一言で言うと、“人と社会と世界”をつなげて考える学問かな。私はグローバル文化学科にいて、異文化理解とか社会問題をテーマにした授業が多かったよ。
親: 社会学とか国際関係と似てる感じ?
子: うん、そういうのも入ってるけど、もっと幅広くて自由。興味のあるテーマに合わせて授業を組めるから、私は「観光と地域文化」に興味を持って、地方のまちづくりとかも学んでた。
親: あんた、マイペースやし、そういう柔らかいテーマのほうが向いてそう。
子: そうそう。カッチリした勉強より、“ふんわりした問い”をゆっくり考える感じが、自分にはちょうどよかったんよね。
ゼミや課外活動では何をしていた?
親: ゼミはどんな雰囲気やったん?
子: 私のゼミは「地域と観光」がテーマで、淡路島にフィールドワークに行ったり、地元の人と交流したり。みんなでお昼ご飯食べながら話すのが楽しかった。
親: 発表とかディスカッションは大丈夫やった?
子: みんな優しくて、急かされる感じもなかったから、自分のペースで発表できたよ。のんびりした空気のゼミで、居心地がよかったな。
親: サークルとかは?
子: 写真サークルに入ってた。特に何か大きなことをするわけじゃないけど、海とか山に行って、景色撮って、カフェでのんびりしゃべるっていう時間がすごく好きやった。
キャンパスの雰囲気と休日の過ごし方
親: 神戸大学って、坂がすごいって聞いたけど、通学しんどくなかった?
子: 最初はちょっとびっくりしたけど、だんだん「これも運動やな〜」って思えるようになった(笑)上まで登ると、神戸の街がきれいに見えて、ちょっと得した気分になるよ。
親: 休日はどんなふうに過ごしてたの?
子: 家でゆっくり本読んだり、お気に入りのカフェでノート広げたり。あとは友達とぶらっと元町や栄町を散歩したり。無理に予定詰めずに、気分で動く感じが多かったかな。
親: ゆるっとした過ごし方が、あんたらしいね。
子: 自分のペースを大事にできる環境が、神大にはあったと思う。
神戸大学国際人間科学部の就職と進路は?
親: 就職って、やっぱり民間企業が多いの?
子: そうやね。民間も公務員もいるけど、NPOとか観光業界とか、人と関わる系の仕事を選ぶ人が多い印象。私は地域活性の会社に決まったよ。地方の魅力を発信する仕事に関わりたくて。
親: のんびりした子でも、ちゃんと就職できるんやね。
子: むしろ“ちゃんと人の話を聞く力”とか、“落ち着いて考える力”が評価された気がする。インターンでも、「安心感あるね」って言ってもらえて嬉しかったな。
親: それ、あんたの強みやと思うわ。
子: ありがと(笑)急がず、自分のペースで進めてよかったなって思う。
学生の雰囲気はどんな感じ?
親: 学部全体の雰囲気って、どんな感じやった?
子: 穏やかな人が多いかな。自分の“好き”を大事にしてる人が多くて、「こうあるべき」って押しつける人はいなかった印象。
親: あんたみたいな“のんびりさん”でも、浮かへんかった?
子: 全然。むしろ「癒される」って言われた(笑)ガツガツしてないけど、ちゃんと考えてる人が多いのが、国際人間科学部の良さやと思う。
親: 学び方も、人との関わり方も、ちょうどよかったのね。
子: うん、自分を無理に変えなくていい場所やった。
一番の思い出は何?
親: 大学生活で一番の思い出って何?
子: うーん、淡路島のフィールドワークで、地元のおばあちゃんと一緒に味噌汁作ったことかな(笑)すごく優しくて、なんか「学び」ってこういうのやなって思った。
親: 人と出会うことで学べたって感じ?
子: そう。本とか授業だけじゃなくて、実際に人と関わる中で「知る」「気づく」って体験が、自分の中ですごく大きかった。
受験生の親に伝えたいこと
親: 最後に、神戸大学国際人間科学部を目指す子の親御さんに一言ある?
子: 自分のペースで学びたい子、人とじっくり関わりたい子には、すごく合ってる学部だと思います。急がなくても、ちゃんと育ててくれる場所なので、安心して送り出してもらえたらうれしいです。
親: 無理せず成長できる場所って、安心ね。
子: うん。“のんびりしてるけど、芯がある”って言ってもらえるような4年間やったよ。
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。

コメント