【親のための東北学院大学ガイド】全9学部の特徴・雰囲気・就職をやさしく解説

仙台の伝統私大で“地域×専門性×就職力”を育む大学

東北学院大学とは?

東北学院大学は、仙台市を拠点とする東北最大級の私立総合大学です。キリスト教に基づく人格教育を土台に、地域社会への貢献と実学重視の教育で知られています。

現在は9学部体制で、文系から理系まで幅広くカバーしており、「地元志向」「資格志向」「専門性重視」の進路を望む保護者にとって、非常に信頼できる選択肢です。


学部紹介【全9学部】

文学部

特徴:哲学・歴史・文学・英語・人間学など、人文知を深く探究し、教育・公務・文化分野で活躍する人材を育成。
雰囲気:知的探究心の強い落ち着いた学生が多く、教職志望も多い。
進路例:教員、公務員、出版・編集、企業の企画職など。


経済学部

特徴:経済理論・統計・金融・地域経済を学び、社会を読み解く力と就職力を養成。
雰囲気:地元志向・安定志向の学生が多く、堅実な印象。
進路例:地方銀行、保険、官公庁、営業・企画職など。


経営学部

特徴:経営戦略・マーケティング・会計・起業など実務直結の内容が充実。
雰囲気:資格志向・就職意識の高い学生が多い。
進路例:企業の営業・企画・経理職、会計事務所など。


法学部

特徴:法的思考力と社会問題への理解を磨き、公務員・法務職に強い。
雰囲気:まじめで論理的。公務員試験対策に熱心な学生も多数。
進路例:行政職、警察・消防、法務職、企業の総務・人事など。


地域総合学部

特徴:地域課題の解決に向けて、観光・福祉・政策・環境などを横断的に学ぶ新しい学部。
雰囲気:地元愛の強い学生が多く、実習やフィールドワークも活発。
進路例:自治体職員、観光・NPO関連、地域企業など。


情報学部

特徴:AI・データサイエンス・ネットワーク・プログラミングなど、情報社会の基盤を学ぶ理系学部。
雰囲気:論理的・探究心旺盛な学生が多く、技術職志望が中心。
進路例:IT企業、システム開発、セキュリティ、通信関連など。


人間科学部

特徴:心理学・福祉・教育・社会学など、人の行動や社会を科学的に捉える。
雰囲気:人に寄り添いたい学生が多く、真面目で穏やかな傾向。
進路例:福祉施設、児童相談、教育支援、公務員など。


国際学部

特徴:国際関係・異文化理解・英語運用能力を養い、グローバルに活躍する人材を育成。
雰囲気:海外志向や留学経験のある学生が多く、アクティブな印象。
進路例:貿易・物流、航空・観光、外資系企業、国際NGOなど。


工学部(多賀城キャンパス)

特徴:機械・電気電子・情報・建築・土木など、社会インフラを支える実学分野を学ぶ。
雰囲気:実験・研究好きなコツコツ型の学生が多く、地元企業とのつながりも強い。
進路例:製造業、IT企業、建設業、公務員技術職など。


就職実績と支援体制

  • 就職率:全体で90〜95%台を安定して維持
  • 主な就職先:七十七銀行、宮城県庁、仙台市役所、NTT、東北電力、トヨタ系、IT企業など
  • 支援内容:業界別ガイダンス、面接・ES添削、学内企業説明会、OB訪問制度などが充実

よくある保護者の質問

Q. 学生の雰囲気は?
→ 地元出身が多く、まじめで安定志向。学部ごとの個性も豊かです。

Q. 一人暮らしの環境は大丈夫?
→ 仙台駅からのアクセスも良好で、学生向けの住宅も多く安心です。

Q. 就職に強い大学ですか?
→ 宮城県内・東北地方での就職に非常に強く、企業や自治体との結びつきも深いです。


まとめ|“地元×専門性×安定就職”を望む子にぴったりの大学

東北学院大学は、東北の私立大学の中でも特に地元就職・資格職に強い総合大学です。
「まじめに学び、堅実な道を歩んでほしい」と願うご家庭にとって、非常に安心できる進学先といえるでしょう。

本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。