東北医科薬科大学 薬学部で学べる内容とは?
親: 薬学部って、薬剤師になるための学部ってことよね?
子: そう。6年間の一貫教育で、薬の知識だけじゃなくて「医療人としての姿勢」も学んでいくよ。基礎化学や生物からスタートして、薬理学、病態、製剤、実務実習まで段階的に身につけていく構成になってるんだ。
親: 最初は理科中心ってこと?
子: うん。1・2年は物理、化学、生物の基礎。3年以降は病気と薬の関係を学びながら、患者さんへの接し方とか、コミュニケーションも授業に入ってくる。思ってたより“人と向き合う”学びが多いよ。
親: 薬剤師って、ただ薬を出すだけじゃないのね。
子: そう!今はチーム医療の一員として、医師や看護師と連携して、患者さんの治療に関わる存在なんだよ。
実習・研究・国家試験対策のリアル
親: やっぱり実習は大変?病院にも行くの?
子: 行くよ。5年生で病院と薬局、両方で長期実習があって、実際の現場で薬剤師の仕事を体験できる。病棟で医師の回診に同行したり、服薬指導を見たりもするよ。
親: それは緊張しそうね…
子: 最初はめちゃくちゃ緊張した(笑)けど、事前に学内での演習があるから、だんだん慣れてくる。6年生では国家試験に向けた対策が本格化して、大学全体でサポートしてくれるよ。
親: 国家試験ってやっぱり難しいの?
子: 合格率は全国平均より高くて、学内での模試や対策講義がしっかりしてるから安心感はあるよ。先生との距離も近くて、疑問をすぐに聞ける環境がありがたかった!
東北医科薬科大学キャンパスと学生のカラー
親: 学生の雰囲気はどうだった?勉強ばかりってイメージだけど。
子: 確かに勉強は忙しいけど、みんな“支え合いながら乗り越える”空気があるよ。わからないところを教え合ったり、過去問共有したり、横のつながりがすごく強かった。
親: 真面目な子が多いのね。
子: うん。でも真面目だけじゃなくて、優しくて協調性のある子が多かったな。サークルやボランティア活動もできるし、勉強だけに偏らずバランスよく過ごしてる人が多いよ。
親: キャンパスの施設はどうだった?
子: 薬学教育に特化してるから、実習室や実験設備がかなり本格的。模擬薬局もあって、患者さん対応の練習もできるんだ。
東北医科薬科大学 薬学部の就職と進路は?
親: 薬学部を出たら、やっぱり薬剤師として働くの?
子: うん。病院薬剤師、薬局薬剤師が多いけど、製薬会社、治験コーディネーター(CRC)、公務員、大学院進学なんかもあるよ。医療系全般に進路は広い。
親: 地元就職もできるの?
子: もちろん!宮城県内の病院や調剤薬局に進む人も多いよ。地元に強い大学だから、東北で薬剤師として働きたい人にはすごく向いてると思う。
親: あなたはどこに?
子: 仙台市内の総合病院に決まった!実習でお世話になった先だったから、現場の雰囲気もわかってて安心できたんだ。
一番の思い出は?
親: 大学生活で一番印象に残ってることは?
子: 5年の実習で、ある患者さんに薬の説明をしたとき、「あなたの説明が一番わかりやすかった」って言われたこと。本当に嬉しかったし、薬剤師って“人に届ける仕事”なんだって実感できた。
親: それ、ずっと忘れられない経験になりそうね。
子: うん。その瞬間が、今の自信と原動力になってる。
受験生の親に伝えたいこと
親: 最後に、この薬学部を目指す子の親御さんに伝えたいことはある?
子: 東北医科薬科大学の薬学部は、「薬の専門知識」だけでなく、「人に寄り添う力」も大切に育ててくれます。国家試験や就職のサポートも充実していて、安心して6年間を過ごせる環境です。医療の中で“確かな専門性”を身につけさせたいご家庭には、本当におすすめの学部だと思います!
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。
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