筑波大学 人文・文化学群で学べる内容とは?
親: 「人文・文化学群」って聞き慣れない名前だけど、具体的には何を勉強するの?
子: 歴史、哲学、文学、言語、文化人類学など、人間と社会を深く探究する文系の学びが中心だよ。ただ筑波大学の特徴は、これらを“学際的”に学べること。たとえば、哲学と心理学を組み合わせて研究したり、日本文学と表現論を横断的に扱ったりできる柔軟性があるんだ。
親: 学群ってことは、学類が分かれているの?
子: うん、具体的には「人文学類」「比較文化学類」「日本語・日本文化学類」「応用言語学類」があって、それぞれの分野を専門的に学ぶ。でも、筑波大らしく学際的な科目や横断授業も多くて、興味が広がっていくような仕組みになってる!
親: 語学や留学にも力を入れてるの?
子: すごく入れてる!英語はもちろん、アジア・ヨーロッパのさまざまな言語科目が選べて、語学学習の環境が充実してる。あと、比較文化や応用言語の学類では留学推奨プログラムもあって、実際に行く人も多いよ。
少人数ゼミと研究環境のリアル
親: ゼミはどんな雰囲気なの?
子: 基本は少人数制で、先生との距離がすごく近い。自分のテーマに沿って研究を進められるし、質問や相談も気軽にできる環境があるよ。学群全体が“知的好奇心を尊重する”空気で満ちてる!
親: 自分でテーマを決めて研究するの?
子: そう!特に3年以降は自分の関心を深めるための「卒論準備セミナー」や「卒業研究」で、好きなテーマにじっくり取り組める。たとえば「江戸時代の教育制度」とか「近現代文学における死生観」みたいなテーマも自由に設定できるんだ。
親: 筑波大学ならではの強みってある?
子: 筑波大は“研究第一主義”の伝統があるから、文系でも研究支援がしっかりしてる!資料のデジタル化支援とか、海外フィールドワークの補助制度なんかもある。さらに、周囲の学生のレベルが高くて、刺激的な日常が送れるのも魅力だよ。
学生の雰囲気と筑波キャンパスの空気感
親: 文系の学生ってどんな子が多いの?
子: 穏やかだけど芯がある子が多いかな。みんな「これが好き」「これを掘り下げたい」っていう明確な関心があって、周囲とも比較し合わず、互いに尊重し合う雰囲気があるよ。派手さよりも知的で静かな雰囲気。
親: キャンパスはどんな感じ?
子: 広大で自然も多く、のびのびしてる!筑波大学はキャンパスが1つにまとまってるから、理系・芸術・体育など他分野の学生とも接点があって刺激的。図書館も大きく、文化系サークルや読書会も盛んで、「学問と共に暮らす」環境が整ってる感じ!
親: 東京からの距離は気になるけど、通ってる子はどう?
子: つくばエクスプレスで東京から1時間ちょっとだし、学生の多くは一人暮らし。筑波市自体が学生のまちだから、暮らしやすさも高い評価を受けてるよ。
筑波大学 人文・文化学群の就職と進路は?
親: 文系だと就職が心配なんだけど…
子: 筑波大の人文・文化学群は「就職に強い文系」ってよく言われてるよ。大手企業や出版社、IT企業、国家・地方公務員、教育・研究機関など幅広く進んでいて、進路指導もしっかりしてる。
親: 教員や大学院に進む人も多い?
子: 多い!教員免許を取る人もいれば、筑波大の大学院に進学する人、他大学院で専門研究を深める人もいる。教員採用試験対策も充実してるし、指導教員が丁寧にサポートしてくれる!
親: 留学経験って就職に活かせる?
子: めちゃくちゃ活きるよ!国際感覚や語学力はどの業界でも評価されやすくて、実際に留学経験が内定につながったって話もよく聞くよ。
一番の思い出は?
親: 大学生活で一番印象に残ってる経験は?
子: フィンランドに短期留学して、現地の大学で文化比較ワークショップに参加したこと!日本語教育を専攻してた現地の学生とディスカッションして、「言葉と文化のつながり」について深く考える機会になったよ。
親: 世界とつながる経験って大事ね。
子: うん、文系でも世界に目を向けて動けるのが筑波大学の良さ。留学も研究も、やりたいことがあれば全部後押ししてくれる環境だと思う!
受験生の親に伝えたいこと
親: 最後に、筑波大学 人文・文化学群を目指す子の親御さんに伝えたいことは?
子: この学群は、「好きなことをとことん突き詰めたい子」や「静かに深く学びたい子」にとって理想的な場所です。研究支援・教員の熱意・静かな集中環境がそろっていて、安心して子どもを送り出せる国立大学だと思います!
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。
コメント