埼玉工業大学 人間社会学部って何を学ぶの?
親: 工業大学って理系のイメージが強いけど、人間社会学部は文系なのよね?
子: そう!文系だけど、心理学・経済学・経営学・ICT・社会調査・コミュニケーション論まで、すごく幅広く学べるよ。
親: それって、進路が定まってない子でも入りやすいってこと?
子: まさにそう。自分の「得意」や「興味」を見つけながら、将来の方向性を決めていける構成になってる。僕も最初は漠然としてたけど、授業を受けるうちにマーケティングに興味が出てきたんだ。
親: 心理系にも進めるって聞いたけど?
子: うん、「心理・コミュニケーション系」と「経済・経営系」の2コースがあって、心理学を深めたい人もいれば、経済やビジネスに行く人もいる。あと、データ分析や情報リテラシーも学べるから、現代っぽいよね。
実践重視の学びとPBL型授業
親: 実践的な授業って、どんなことをやるの?
子: たとえば「ビジネスプラン演習」では、実際に商品を企画して販売戦略を考える課題があったり、「社会調査法」の授業ではアンケート設計や街頭調査までやったりするよ。
親: グループでやるの?
子: うん、グループワークが多くて、人と話すのが苦手だった子も、自然と発言できるようになる。最初はみんな緊張するけど、先生が場づくりをすごく丁寧にしてくれるんだ。
親: ICTって、どのくらい扱うの?
子: Word・Excel・PowerPointはもちろん、データ分析ソフトや簡単なプログラミング(Python)も少し触るよ。時代に合わせてカリキュラムがどんどんアップデートされてる。
学生の雰囲気とキャンパスのようす
親: 文系の学部だけど、理系が多い大学の中で浮いたりしない?
子: 全然そんなことないよ。むしろ人間社会学部の学生は、工学部の子たちとも仲良くなりやすい。文化祭も一緒にやるし、SNSや動画制作に強い子は理系からも頼られる(笑)
親: どんなタイプの子が多い?
子: 穏やかで人あたりがよくて、“協調性があるけど個性もある”って感じの子が多かったかな。あと、趣味が多彩な子が多い。旅行、アニメ、音楽、SNS…話が合う子が多いよ。
親: キャンパスライフはどんな感じ?
子: 授業の合間は図書館で課題したり、仲間とカフェでアイデアを出し合ったり。理系と比べて時間のゆとりがある分、自分のペースで活動しやすいよ。
資格と就職サポートの体制
親: 将来がまだはっきりしていない子でも大丈夫なの?
子: 大丈夫。むしろ、そういう子のために“キャリアデザイン”という授業が1年生からある。自己分析や業界研究を少しずつやるから、焦らず進路を探せるよ。
親: 資格は何が取れるの?
子: 秘書検定、ビジネス実務法務、日商簿記、ITパスポート、心理学検定など。「何を目指すか」によって柔軟に組み合わせられるのが特徴だね。
親: 就職率やサポートは?
子: 就職支援はめちゃくちゃ丁寧!先生との距離が近いから、「あの会社に内定した先輩に話を聞いてみよう」とか、「こういう仕事ならこの資格があるといいよ」みたいなアドバイスもすぐもらえる。
一番印象に残っていることは?
親: 大学生活で一番印象に残っていることって何?
子: 社会調査の授業で、地域の商店街にヒアリング調査に行ったこと。最初はすごく緊張したけど、お店の人が真剣に答えてくれて、「若い人の意見も必要なんだな」って初めて感じた。あのときの“社会とつながる感覚”が、今でも心に残ってる。
親: それは、自分で動いたからこその経験ね。
子: うん。教室で学んだことが、“人と人の現場”でつながる感覚って、まさに人間社会学部っぽいなって思ったよ。
受験生の親御さんに伝えたいこと
親: 最後に、人間社会学部を目指す子の親御さんへメッセージをお願い。
子: 埼玉工業大学の人間社会学部は、「人と関わるのが好き」「社会の仕組みや課題に興味がある」「将来の選択肢を広く持ちたい」っていう子にぴったりの学部です。文系でありながら、情報やデータ、コミュニケーションも重視されていて、柔軟な力が身につきます。先生方の距離も近く、個々のペースに合わせた支援が受けられるので、安心して大学生活をスタートできますよ!
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。
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