工学部って、どんなことを学ぶの?
親: 「工学部」って言っても幅が広そうだけど、日本工業大学ではどんなことを学ぶの?
子: 大きく分けると「機械工学」「電気電子通信工学」「応用化学」「建築」「情報メディア」の5つの系統があって、それぞれで“手を動かして学ぶ”ことを重視してるのが特徴なんだ。
親: 理論より実践、ってこと?
子: うん!たとえば機械系なら旋盤や3Dプリンタを実際に使うし、電気系なら基板作成や回路組み立てもある。1年から実験・演習が多くて、現場感覚が自然と身につくのがいいところ。
親: 理系の中でも“ものづくり”に強いのね。
子: まさにそれ。「手でも考える」ってスタイルで、“実工学教育”って呼ばれてるんだよ。企業の技術職にそのままつながる内容ばかり!
実習・演習のリアルな授業スタイル
親: 実習ってどれくらいの頻度であるの?
子: ほぼ毎週あるよ。たとえば機械系なら加工実習、CAD設計、ロボット制作。情報系ならPythonやC言語を使ったプログラム演習や、UIデザイン演習。建築系だと模型づくりや製図演習もある。
親: かなり実務的な内容なのね。失敗しても大丈夫?
子: もちろん!むしろ失敗から学べっていうスタンス。先生も「間違っていいからやってみよう」っていうタイプが多くて、やり直しや相談がしやすい環境。教室も工房も、技術職のプロに近い空気があるよ。
親: 作ったものを評価してもらうこともある?
子: あるよ!成果発表会や作品展示、コンテストへの応募もあって、他人に見せる前提で取り組むからモチベーションも高い。自分の作品が褒められたときは本当にうれしい!
学生の雰囲気と大学の空気
親: 工学部って、理系男子ばっかりのイメージがあるんだけど?
子: 実際、男子が多いのは事実(笑)。でも最近は女子学生も増えてるし、「理系女子プロジェクト」もあるから、女の子も居心地いいみたいだよ。男子も理屈っぽいっていうより、ものづくりが好きな“穏やかタイプ”が多い。
親: みんな、真面目に勉強してる感じ?
子: めっちゃ真面目(笑)。でも堅いっていうより、目の前の課題に集中してる感じ。あと「作品で語る」タイプが多いから、言葉より手を動かすほうが得意な子が多いと思う。
親: アルバイトやサークルとの両立はできるの?
子: できるよ!ただし設計や実験レポートの提出が続く時期はハードだから、時間管理は大事。土日はバイト、平日は実験って感じで分けてる子が多いかな。
就職と進路、技術職に強い実績
親: 就職はやっぱりメーカーが多い?
子: 多いよ!自動車、機械、電機、建設、IT系、化学系、インフラ系まで幅広い。大手の開発職や品質管理に行った先輩もいれば、中堅企業の現場技術者、学校や自治体の技術職に進んだ人もいる。
親: 実践的な学びが就職に直結する感じなのね。
子: うん!履歴書に「3D設計ソフト経験あり」「基板設計済み」って書けるし、面接で作品ポートフォリオを見せてアピールする子も多い。技術を“形にして見せられる”のが強みだよ。
親: キャリア支援ってどうなの?
子: 専門職向けの個別相談ができるし、研究室の先生も企業とのつながりを持ってるから、推薦やOB訪問の支援もある。公務員試験や大学院進学のサポートも整ってるよ!
一番印象に残っていることは?
親: 大学生活で、一番印象に残っている出来事ってなに?
子: 2年の授業でロボットアームを設計して、自分のプログラムで正確に動いたとき。「ここまで本当に作れたんだ!」って感動したし、先生にも「プレゼン力も成長したね」って言われて自信がついたよ。
親: “できるようになった”が目に見えるって、いいわね。
子: そう、技術系の学びって“手応えが目に見える”のが楽しいんだよね。作って・試して・直して…を繰り返すうちに、「社会で使える力」が自然と身についていく感覚があった。
受験生の親御さんに伝えたいこと
親: 最後に、日本工業大学 工学部を目指す子の親御さんに伝えたいことは?
子: 日本工業大学の工学部は、「理屈だけじゃなく、手を動かして学びたい」っていう子にぴったりの環境です。実験・実習・演習が豊富で、実社会に直結する力が身につきます。現場で活躍できる技術者を目指すには最高のスタート地点だと思います。“モノづくりが好き”という気持ちがあれば、必ず伸びていける大学です。安心して送り出してあげてください!
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。
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