国際関係学部って、具体的にどんなことを学ぶの?
親: 国際関係学部って名前は聞くけど、正直、何を学ぶ学部なのかピンとこないのよね。
子: 一言でいうと、「国と国、人と人の関係性を、政治・経済・文化の視点から学ぶ学部」って感じかな。たとえば、戦争や平和、国際機関の役割、移民・難民問題、国際協力やODA(政府開発援助)など、ニュースでよく見るようなグローバルなテーマが中心になるよ。
親: そういう話って、ちょっと難しそうだけど…
子: 東京国際大学では、1・2年で基礎的な知識と視点を身につけて、3・4年でゼミや演習を通してテーマを深掘りしていくから、知識ゼロでも全然問題ないよ。
親: 英語力って必要?
子: もちろんあった方がいいけど、入学時点では完璧じゃなくてもOK。英語での授業やレポートもあるけど、基礎から丁寧に伸ばしてくれるカリキュラムがあるし、ネイティブの先生のサポートも厚いよ。
現実の世界とつながる授業とプログラム
親: 講義って、ずっと教室で話を聞いているだけなの?
子: それが違うの!たとえば、「国際開発論」ではSDGsの具体事例を分析したり、「地域研究」ではアジアや中東の政治・文化を資料と映像で比較したり、リアルな情報に触れながら考える授業が多いよ。
親: 堅い学問っていうイメージが変わってきたかも。
子: しかも東京国際大学は、アクティブラーニングに力を入れていて、ディスカッション・プレゼン・レポート重視の科目が多いのも特徴。自分の考えを整理して発信する力が本当に身につく。
親: 留学もできるの?
子: もちろん!アメリカの提携大学への1年留学が有名だけど、それ以外にもフィリピン、カンボジア、韓国など、国際協力やフィールドワーク型の短期プログラムも豊富。現地のNGOや大学生と一緒に課題に取り組んだりするんだよ。
学生の雰囲気と学部のカラー
親: 国際関係学部って、キラキラしてる子が多いイメージがあるけど?
子: もちろん外交官志望のような華やかな目標を持った子もいるけど、実際は「静かに熱く考える子」が多いかな。社会問題に関心があって、自分なりに何かできることを探しているようなタイプ。
親: 雰囲気としては落ち着いてるの?
子: うん、落ち着いてる。でも、みんな自分の「問い」を持ってる感じ。ゼミで真剣に議論してたり、学内の国際協力系イベントに自主的に参加していたり、表に出ないところで努力してる子がすごく多い。
親: 男女比は?
子: わりと女子が多め。でも男子もいて、議論の場ではジェンダー関係なくみんな積極的。雰囲気はとてもフラットで、1年生から安心して溶け込める空気感があるよ。
就職とキャリア支援について
親: 国際関係って、将来どんな職業に就けるの?
子: 外務省や国際機関を目指す子もいるけど、それだけじゃなくて、NGO・NPO、旅行業界、教育、商社、メディア、一般企業の企画・人事など、実際はすごく幅広いんだ。
親: 何が強みになるの?
子: 英語力に加えて、「社会の課題を見つけて、考えて、行動できる力」かな。実践的な学びをしているから、企業説明会でも「この学生はよく考えているな」と評価されることが多いみたい。
親: 就職サポートはしっかりしてるの?
子: キャリアセンターがすごく親切!公務員対策や国際協力団体への就職セミナーもあるし、OB訪問や自己分析支援、面接練習もマンツーマンでやってくれる。1・2年からインターンに行く子も多いよ。
一番印象に残っていることは?
親: 大学生活で一番印象に残っていることって何?
子: ゼミで「気候変動と移民」をテーマに研究して、カンボジアに短期フィールドワークに行ったことかな。現地の村でインタビューをして、住民の生活が気候にどう影響されているかを直接聞いて…本当に考えさせられた。
親: それはすごい経験ね。机上の話じゃないのね。
子: うん、「知ってる」と「触れる」ってこんなに違うんだって思った。帰国後の発表会では、「話す内容がリアルだったね」って先生に言われて、自分の言葉に力があるって実感できた。
受験生の親御さんに伝えたいこと
親: 最後に、東京国際大学 国際関係学部を目指す子の親御さんに伝えたいことは?
子: この学部は、「世界を知りたい」「社会の役に立つことがしたい」という思いを、しっかりと形にしてくれる場所です。知識だけでなく、現場に触れて、自分の言葉で考える力を育ててくれます。国際問題に関心があるけれど、まだ将来がはっきり決まっていないお子さんにも、視野を広げてくれる環境が整っています。安心して送り出してください!
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。
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