音楽学部って、プロを目指す人の学部なの?
親: 音楽学部って、やっぱりプロの演奏家を目指す子が行くところなの?
子: うーん、それもあるけど、それだけじゃないよ!聖徳大学の音楽学部は、「音楽を通じて社会とつながる」ことを大事にしていて、演奏家志望の子もいれば、音楽教師、音楽療法士、保育士を目指す子もいるの。
親: 音楽って趣味のイメージがあったけど、意外と社会につながってるのね。
子: そうなの。音楽って、誰かの心に寄り添ったり、教育や医療の現場でも使われたりするから、学びの幅が広いし、ちゃんと社会に活かせるんだよ。
専門分野はどうなってるの?何を選べる?
親: 専門っていうと、ピアノや声楽とか?
子: そうそう!大きく分けて「演奏」「音楽教育」「音楽療法」「保育・幼児音楽教育」の4つの領域があるよ。たとえばピアノ・声楽・器楽を本格的に学ぶ子もいれば、学校教員を目指して教育実習に行く子、音楽療法士を目指して病院や福祉施設での実習に行く子もいるの。
親: なるほど、それぞれ進路が違うのね。
子: そうなの。しかも、途中で領域をまたぐこともできるから、「演奏を極めつつ、将来は教育にも携わりたい」って子にも柔軟に対応してくれる!
実技レッスンってどんな感じ?
親: 音楽学部って、やっぱり個人レッスンが中心なの?
子: うん、マンツーマンレッスンが中心で、先生との距離がすごく近いのが魅力!週に1回は必ず実技レッスンがあって、自分の課題に合わせて練習プランも一緒に考えてくれるんだ。しかも、ピアノなら基礎練習からショパン、声楽なら発声の仕組みから歌曲・オペラまで、本当に幅広く学べるよ。
親: 音大って厳しそうなイメージがあるけど、どうなの?
子: もちろん甘くはないけど、聖徳大学は“個性を伸ばす”ってスタンスだから、先生方が「できてないところ」を責めるんじゃなくて、「どうすれば伸びるか」を一緒に考えてくれる感じ。あったかい指導が魅力!
学生の雰囲気は?競争心が強い?
親: 音楽の世界って厳しそうだけど、学生同士の雰囲気はどう?
子: 意外かもしれないけど、すごく穏やかで優しい子が多いよ。みんな「音楽が好き」っていう共通点があるから、自然と仲間意識が強いし、アンサンブルや合唱の授業では協力し合う空気がある。
親: じゃあ、ギスギスした感じではないのね。
子: ないない!むしろ「ここの部分どう弾いてる?」って聞き合ったり、発表会前に励まし合ったりすることが多いよ。少人数制で、先生も学生の顔と名前をちゃんと覚えてくれてるから、居心地もすごくいい!
音楽以外の力も身につくの?
親: 音楽ばっかりで、一般教養とか就職力とか大丈夫?
子: それ、心配な人多いけど大丈夫!聖徳大学はキャリア教育にも力を入れてて、プレゼン力・文章力・マナー研修なんかもちゃんとあるし、演奏だけじゃない「人間としての力」を育てる授業も多いんだ。
親: 社会でやっていける力がつくってことね。
子: うん!音楽療法士を目指す子は心理学や医療の知識も学ぶし、教育を目指す子は教員採用試験に向けた対策も充実してるよ。
実習や発表の機会は多いの?
親: 発表の場ってあるの?やっぱりコンクールとか?
子: それもあるけど、学内外の演奏会、定期演奏会、附属施設での演奏実習、子ども向けのコンサート企画など、発表の機会がめちゃくちゃ多いよ。
親: 実際に人前で演奏するのって成長につながりそうね。
子: うん、間違いなく。「うまく弾く」だけじゃなくて、「相手に届く演奏とは?」って考える力が身につくし、なにより“伝える喜び”を実感できるよ。
就職や進路は?音楽で食べていけるの?
親: 音楽で就職って、現実的にどうなの?
子: 聖徳大学は、演奏家だけじゃなくて、教員、音楽療法士、保育士、企業就職まで幅広い進路実績があるんだ。教育系では公立・私立の小学校・中学校の音楽教員や保育園の先生、療法士系では医療機関や高齢者施設への就職があるよ。
親: 音楽を活かして一般企業に行く人もいるの?
子: いるいる!音楽を学んだ人って「表現力」「プレゼン力」「チームワーク」に優れてるから、営業職・企画職・接客業などで評価されることも多いんだよ。音楽を軸に、自分の得意を活かして社会に出ていく子が増えてる感じ。
印象に残っているエピソードは?
親: 一番心に残ってる思い出ってある?
子: 2年生のとき、松戸市内の福祉施設でピアノ演奏をしたことがあってね。終わったあと、おばあちゃんが手を握って「ありがとう、涙が出たよ」って言ってくれたの。あのとき、音楽が人の心に届くって、こういうことなんだって実感したな。
親: それは一生忘れられない経験ね。
子: うん。「上手に演奏する」より、「気持ちを込めて伝える」ことの大切さに気づかせてもらった経験だった。
最後に、保護者の方に伝えたいこと
親: 音楽学部って不安が多い親御さんもいると思うけど…
子: たしかに「音楽で食べていけるの?」って心配されがちだけど、聖徳大学の音楽学部は、音楽の専門性だけでなく「人として社会で生きる力」も育ててくれる学部です。どの進路に進んでも、音楽を学んだ時間はその人の財産になると思う。
親: 最後に一言、受験生の親御さんへ
子: お子さんが「音楽を本気でやりたい」って思ってるなら、それはすごく素敵なことだと思います。聖徳大学の音楽学部は、技術も心も育ててくれる環境です。どうかその情熱を信じて、応援してあげてください。音楽はきっと、その子の人生を豊かにしてくれます!
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。
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