文学部って何を学ぶの?将来につながるの?
親: 文学部って、昔からある学部だけど、正直ちょっとイメージがわかないのよね…。
子: わかる(笑)。でも、聖徳大学の文学部は「文学や言語の力で、人と社会を深く理解する」ことを大切にしてるの。単に小説を読むだけじゃなくて、「ことばを通じて人を理解する力」「文化を読み解く力」「自分の考えを伝える力」を育てていくのが特徴なんだ。
親: なんだか“実用的じゃない”って思われがちだけど…
子: 実は、社会に出てから必要とされる「読解力」「表現力」「対話力」って、文学部でこそしっかり育つ力なんだよ。聖徳大学では、それを就職にもつなげられるようサポート体制もしっかりしてるよ。
どんなことを学ぶの?日本文学だけ?
親: 文学部って、やっぱり古典とか現代文を読むの?
子: それもあるけど、それだけじゃないよ!日本文学・比較文学・言語学・表現技法・メディア論・文化人類学まで、かなり幅広い分野を学べるの。
親: 比較文学って何?
子: 日本と外国の文学を比べて文化の違いを読み解く学問。たとえば、源氏物語とシェイクスピアを比べて、“恋愛観の違い”を読み取るとかね。ことばの奥にある人間性や社会背景に気づく力がつくの。
学びの特徴は?書く・話す力が身につく?
親: 書くのが苦手な子でも大丈夫?
子: 大丈夫!1年次から「文章表現」「文章構成」の基礎をしっかり教えてくれるから、少しずつ自分の言葉で考えをまとめる力がついてくる。先生との距離も近くて、課題のフィードバックも手厚いから、書くのが苦手な子ほど伸びるよ。
親: 話す力もつくの?
子: むしろつく!プレゼンやディスカッションの授業も多くて、「人前で自分の考えをわかりやすく伝える練習」が自然にできる。言葉で伝えるって社会で一番必要な力だし、それが鍛えられるのがこの学部の魅力だと思う。
学生の雰囲気は?おとなしめ?
親: 文学部って、静かな子が多いイメージだけど…
子: たしかに落ち着いた子が多いかな。でも、「本が好き」「人の気持ちに敏感」「言葉で何かを伝えたい」っていう芯のある子が多くて、話してみるとけっこう熱いよ(笑)
親: 競争とか派手さはなさそうね。
子: ないね〜。穏やかで、協力し合う雰囲気。ゼミも少人数だから、先生とも学生同士も距離が近くて、安心して自分の意見が言える環境だよ。
教職や資格は取れるの?
親: 教員免許って取れるの?
子: うん、国語の中学校・高校教員免許が取れるよ!教職課程はかなりしっかりしてて、模擬授業や教育実習、面接・論文対策までサポートがあるから、実際に教員になる子も毎年いる。
親: 教員以外にも資格って取れる?
子: 司書資格、社会教育主事(任用)、博物館学芸員、情報処理系の資格も取れるよ。あと、文章力を活かして出版・編集・広報の仕事に進む子もいる!
卒業後の進路は?
親: 文学部って就職が弱いって言われたりしない?
子: 昔はそういうイメージもあったけど、今はむしろ「言葉で伝える力がある」「考えをまとめて発信できる」って評価されることが多いんだよ。聖徳大学ではキャリアサポートが丁寧で、教員・公務員・出版・販売・一般企業まで進路は多様だよ。
親: たとえばどんな仕事?
子: 教育系では学校の先生、公務員では市役所や図書館、民間では出版社・新聞社・広告代理店・企業の広報・接客業・IT系もある。意外と就職先の幅は広い!
印象に残っていることは?
親: 大学生活で一番印象に残ってることってある?
子: ゼミで現代詩を朗読し合った授業があって、「ことばって音になるとこんなに違うんだ!」って衝撃を受けたのが忘れられないな。声に出すことで、感情や背景が見えてくるのが面白くて、ことばの深さを実感したよ。
親: 文字だけじゃない“言葉の力”ね。
子: うん、それを味わえたのが、文学部で一番よかったことかも。
最後に、保護者の方に伝えたいこと
親: 文学部って、やりたいことがはっきりしてない子も選びやすいって聞いたけど…
子: そうかも。聖徳大学の文学部は、「好きなこと」「得意なこと」「将来につながる力」をバランスよく育てられる場所だと思う。まだ将来が決まっていない子でも、学びながら方向性を見つけられるよ。
親: 最後に一言、受験生の親御さんに。
子: 文学部って、表面的には“資格重視じゃない”って思われがちだけど、実は一番「人間の深い部分」と向き合う学びができる学部なんです。読んで、考えて、書いて、伝える——その力は、どんな仕事にも活きる。言葉で誰かに何かを伝えたいというお子さんには、心からおすすめです!
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。
コメント