経営学部って、経済学部とどう違うの?
親:経営学部と経済学部って、名前が似てるけど何が違うの?うちの子はどっち向きなのか、正直よくわからなくて…。
子:経済学部が「国や社会全体のお金の流れやしくみ」を学ぶとしたら、経営学部は「会社という組織をどう動かすか」を学ぶ学部だよ。たとえば、どうすれば商品が売れるか、どんな戦略で利益を伸ばすか、人材をどう育てて組織を強くするか……そういう「ビジネスの現場」に近いテーマが中心なんだ。
親:なるほど、企業寄りの実践的な学びってことね。
子:そうそう。成蹊の経営学部は、理論だけじゃなくて、企業と連携したプロジェクトやプレゼンの授業も多いから、まさに「使える経営」を学ぶ場って感じだよ。
どんな分野が学べるの?数字に弱くても大丈夫?
親:経営って聞くと、会計とか統計とか難しいイメージがあるんだけど、数字が苦手な子でもやっていけるの?
子:大丈夫!数学の知識が完璧じゃなくてもOKだし、成蹊は基礎から丁寧に教えてくれるから安心して学べるよ。それに、経営学って幅広いから、会計や財務だけじゃなくて、マーケティング、組織論、人的資源管理、デザイン経営みたいなクリエイティブ系の内容も多いんだ。
親:ビジネスのいろんな側面を見られるんだね。
子:うん。「企業の数字」から「人の動き」まで、経営って本当に総合的な学問なんだ。たとえば授業では、実際の企業の事例をもとに、「なぜこの商品は成功したのか」「この戦略のどこが問題だったのか」みたいな分析をしたりもするよ。
実践的な授業や体験ってどんな感じ?
親:経営学部って、やっぱり実践の授業が多いの?教科書ばっかりじゃないのよね?
子:そこは本当に成蹊の強み!たとえば企業とコラボしたマーケティング実習では、学生が実際に企画書を作って、企業の担当者にプレゼンをすることもあるよ。他にも、起業体験プログラムや、商品開発演習、ビジネスコンテストへの出場なんかもある。
親:大学生のうちからそんな経験ができるのは心強いわね。
子:うん、だから就活のときも、「学生時代に何をやったか」を自信を持って話せるんだよね。ただ知識があるだけじゃなくて、「行動した経験」が強みになるのが、この学部の魅力だと思う。
学生の雰囲気は?キラキラ系が多いの?
親:経営学部って聞くと、ちょっと華やかでキラキラしてる子が多そうな印象があるけど、実際はどうなの?
子:確かにそういう子もいるけど、それだけじゃないよ。マーケティング好きでSNS運用にハマってる子もいれば、会計や経営分析が得意な静かなタイプの子もいるし、起業に興味あるガチ勢もいて、けっこう多様なんだ。自由な雰囲気だけど、根は真面目な子が多いかな。
親:成蹊って穏やかで落ち着いてるイメージだけど、経営学部もそう?
子:うん。グループワークは多いけど、争いごととかは少ないし、協調性があって落ち着いた空気感だよ。先生も親身で、実務経験がある人が多くて話がおもしろい!
就職には強い?進路の幅は広い?
親:経営学部って、進路が広そうだけど、具体的にはどんな業界に進むの?
子:本当にいろんなところに行ける!営業、企画、販売、マーケティング、人事、経理、起業まで、どこでも経営の知識は役に立つよ。成蹊大学は地に足のついた就職先が多くて、ベンチャーも大手も、公務員も人気があるんだ。
親:企業に強いってイメージがあるけど、実際どう?
子:OB・OGネットワークも強いし、少人数ゼミでのサポートも手厚いから、キャリア支援の手厚さは抜群だよ。「一人にしない」って感じがある。あと、インターンを通じてそのまま内定につながるケースも多い。
主な就職先例:
- 総合商社・専門商社・メーカー(営業・企画・マーケ)
- 金融・証券・保険(営業・資産運用・本部企画)
- IT・Web・広告・コンサル系企業
- 公務員(経済・会計系職種)や地域企業の経営企画部門
- 起業や家業を継ぐ人も一定数いるよ!
印象に残っている授業や活動は?
親:大学生活の中で、特に心に残ってる授業ってある?
子:「ゼロから商品を考えて売る」っていうビジネス実習があったんだけど、実際にSNSでPRして、アンケートもとって、イベントで販売までやったんだ。売上が出たときはめちゃくちゃうれしかったし、失敗したときもすごく勉強になった。机上じゃない、「社会とつながる学び」ができた経験だったよ。
最後に、保護者の方へひとこと
親:経営って就職に強そうではあるけど、何をやる学部かってよく分からない親御さんも多いと思うのよね。
子:でも実は、これからの時代に最も汎用性があるのが経営学なんです。企業で働く人の大半が必要とするのが「マネジメント力」「発信力」「数値理解力」。成蹊大学の経営学部は、そうした力を、実践を通してバランスよく育ててくれる学部です!
親:どんな子に向いてると思う?
子:「働くことに前向き」「人と関わるのが好き」「数字にも強くなりたい」「自分で企画を動かしたい」――そんな子にはぴったりだと思う!
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。
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