【親向け】東京農業大学 地域環境科学部の学び・雰囲気・就職をやさしく紹介!

「地域環境科学部」って、どんなことを学ぶの?

親: 「地域環境科学部」って、名前が長くてピンと来ないわ。環境問題?それともまちづくり?

子: 両方だよ!東京農業大学の地域環境科学部では、「人と自然が共に暮らせる地域社会」をどう作っていくかを、環境・農村・造園・森林の視点から学んでいくんだ。

親: 自然と暮らし、両方を考えるってことなのね。

子: そう。たとえば、森林を守る技術や、都市の緑地をどう整備するか、農村の景観や伝統文化をどう残すか…“環境と人間の関係”をすごくリアルに学べる学部だよ。


学科はどう分かれているの?森林?造園?

親: 学科はどうなっているの?

子: 地域環境科学部には、以下の5つの学科があるよ:

  • 地域創成科学科:地域振興・地方創生・まちづくりの企画と政策を学ぶ
  • 森林総合科学科:森林管理・林業技術・山林の生態系と人との関係
  • 環境緑地学科:造園・ランドスケープ・公園や都市緑地の設計・管理
  • 生産環境工学科:農業土木・水資源・インフラ・防災など地域の基盤を支える工学
  • デザイン農学科:農業や環境をデザインの視点から考える実践的・創造的学び

親: 「農学」と「環境」と「デザイン」まで入ってるのはすごいわね。

子: うん、まさに“実践的な文理融合”って感じ。地域社会や自然環境を「見る・測る・守る・育てる・伝える」ことを一貫して学べる貴重な学部なんだ。


授業や実習はどんな感じ?フィールドに出るの?

親: 実習とか現場に出ることも多いの?

子: めちゃくちゃ多いよ!山林調査に行ったり、公園整備の提案をしたり、空き家活用のフィールドワークをしたり。机の上だけじゃなくて、現地に出て自分の目で見て、手を動かして学ぶスタイルが中心だよ。

親: 大学なのに、ちょっと“高校の部活”みたいな実践的な感じもあるのね。

子: そうだね。でも、そのぶん現場力が育つし、地域の人と関わることで“人間力”もつく。社会に出てからもすごく役立つ経験になるんだ。


学生の雰囲気は?のびのび系?自然好き?

親: どんな学生が多いの?自然派って感じ?

子: うん、やっぱり「自然が好き」「地域に貢献したい」「社会に役立ちたい」って思ってる子が多いかな。素直で落ち着いた雰囲気の子が多い印象。フィールド活動が多いから、チームワークや協調性も強いね。

親: 女子はどれくらいいるの?

子: 学科によるけど、環境緑地学科やデザイン農学科は女子が多め。森林系や工学系は男子がやや多いかな。でも、どの学科もフラットな空気で、性別問わず過ごしやすいよ。


就職はどう?公務員が多いって本当?

親: 地域や環境に関わるってことは、公務員とか多いの?

子: うん、多い!地方自治体の技術職(農業土木、環境保全、都市計画など)や、林野庁・農水省など国家公務員も目指せるよ。もちろん、造園会社、建設会社、NPO、環境コンサル、観光系企業など民間への就職も幅広い!

親: 地に足のついた進路って感じね。

子: そう、まさに“地域に根ざして暮らす・働く”っていうリアルな進路が描ける学部だと思う!


主な進路実績:

  • 地方自治体(農政、土木、環境、都市緑化、観光政策)
  • 国の機関(林野庁、環境省、農林水産省)
  • 造園・ランドスケープ設計事務所
  • 建設・土木・緑地管理系企業
  • 環境NPO・地域づくり支援団体
  • 大学院進学(地域計画、環境デザイン、林学など)

印象に残った授業やプロジェクトは?

親: 印象に残っている活動はあった?

子: 地域創成科学科で参加した「地域の農泊プロジェクト」が忘れられないな。過疎化が進んでる農村で、地域の人と一緒に滞在型の観光プランを考えて、実際にイベントまで実施したんだ。自分のアイデアが地域を動かす感覚、すごく刺激的だった!


最後に、保護者の方へ

親: 「環境系」って漠然としていて、就職とか将来が見えにくいって感じるのよね。

子: たしかにイメージしづらいかも。でも、東京農大の地域環境科学部は「地域でどう生きるか、どう支えるか」を、すごく実践的に学べる。これからの社会で必ず求められる“持続可能な視点”を身につけられる学部だよ。

親: どんな子に向いてる学部なのかしら?

子: 「自然が好き」「地域に貢献したい」「まちをよくしたい」――そんな思いを持ってる子には、本当にぴったり。小さな行動で社会を変えていきたい子にこそ、おすすめしたい学部だよ!

本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。

コメント