「文学部って何になるの?」に答えてみる
親: 文学部って、なんとなく勉強は面白そうだけど…結局就職とか大丈夫なの?
子: わかる!でも東海大学の文学部は、「ことば・文化・人間理解」を土台に、社会で活かせる力を育てる学部なんだよ。
親: じゃあ、いわゆる“読書好きの集まり”ってわけではないのね。
子: うん!「人と人とをつなぐ力」や「共感して伝える力」を伸ばすことを重視していて、教育・国際・地域といった“人に関わる仕事”につなげていける学部なんだ。
学科はどうなっているの?どんなことを学べるの?
親: 文学部の中には学科があるのよね?どんな分かれ方になってるの?
子: 東海大学文学部には、今のところ2つの学科があるよ!
◉ 文学科
- 日本文学、漢文学、国語教育、ことばの歴史や構造
- 小説・詩・古典・語りなど、深く読み解く力と言葉で伝える力を育てる
◉ 文芸創作学科
- 小説やエッセイ、脚本、コピーライティングなど“書く”ことを実践的に学ぶ
- 自分の表現で「人に伝える力」を身につけるカリキュラムが特徴
親: なんだか珍しい構成ね。「創作」を専門に学べる大学ってあまり聞かないわ。
子: そう!創作学科を持ってる大学って全国でも少数派。
あと文学科のほうも、国語教員や日本語教師など、教育につながる学びが厚いんだよ。
実習や体験型の学びはあるの?
親: 文学部って机の上の勉強が中心のイメージだけど、体験的な学びってあるの?
子: 実は意外とあるんだよ!たとえば…
- 文芸創作では自分の作品を発表・講評する実習形式の授業
- 文学科では地域の小学校や外国人学習者と連携した国語・日本語教育活動
- 学芸員・司書課程では実際の資料を使った展示企画の実践演習
- 学内外の文芸コンクールや出版活動へのチャレンジも!
親: へえ、学外とのつながりもあるのね。
子: そうなの。「読む・書く・伝える」を社会の中で試す場が多いのが東海大文学部の特徴なんだ。
学生の雰囲気は?地味?明るい?創作系?
親: 文学部って、おとなしめな子が多いの?
子: 落ち着いた子も多いけど、創作学科があるから、表現が好きな子や個性的な子もけっこう多いよ!
親: たしかに、創作ってなると自分を出すのも大事だもんね。
子: そうそう。でも全体としてはおっとり・やさしい雰囲気があって、みんなと協調してやっていく感じ。
「感受性が豊かで、人と丁寧に向き合える子」が多い学部だと思うな。
卒業後の進路は?「文学部だから不利」は本当?
親: 卒業後の進路はどうなの?やっぱり一般企業に行く人が多いの?
子: そうだね。だけど「文学部だから不利」ってことはなくて、ちゃんと専門性を活かして進路を選べる環境があるよ!
進路の一例としては…
【教育・公務系】
- 小中学校の国語教員、公立図書館の司書、地域文化行政の職員
【出版・表現系】
- 編集・ライター・広告制作・Webメディアなど
【一般企業】
- 金融・流通・サービス・人材・教育系企業などの事務・営業職
【進学・資格】
- 日本語教育のための大学院、学芸員・司書・教員採用試験など
親: 「専門職」っぽい進路もあるのね。
子: うん。“ことば”を武器にして、人と関わる分野で活躍したい子に合ってる学部だよ!
印象に残った授業は?
親: あなた自身、何か心に残ってる授業ってある?
子: 文芸創作の授業で、自分の短編小説を発表して、先生や仲間たちからフィードバックをもらったときかな。
恥ずかしかったけど、「あなたの文章、映像が浮かぶ」って言われてすごく嬉しかった。
“ことば”が人に届くって、すごいことなんだって感じた!
最後に、保護者の方へ
親: 文学部って、進路に不安が残る学部ってイメージが強いんだけど…
子: でも東海大学の文学部は、「ことば・文化・教育・共生」を軸に、社会の中で役立つ力を育てている学部。
“人と人をつなぐ力”を大事にしていて、進路も多様だよ。
親: どんな子におすすめしたい?
子: 「人の気持ちに敏感」「ことばが好き」「誰かを支えたい」――
そういう**“やさしさと表現力を持つ子”にぴったり**!
社会に「伝える力」で貢献したい子には、本当におすすめできる学部だよ。
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。
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