医療技術学部って何をするの?お医者さんになるわけじゃないの?
親: 医療技術って聞くと、お医者さんをサポートするイメージだけど、どんなことを学ぶの?
子: そのイメージ、当たってるよ!
新潟医療福祉大学の医療技術学部では、医療を“支える”専門職=臨床検査技師や臨床工学技士を目指すんだ。
親: 医療の現場で働く“技術者”ってことね?
子: そう!「医師の診断を支える検査」「命をつなぐ医療機器の管理」など、人の命に直結する仕事を担う“縁の下の力持ち”みたいな存在なんだよ。
どんな学科があるの?技術と生命のかけ算
親: 医療技術って、いろんな種類がありそうだけど…学科はどう分かれてるの?
子: 新潟医療福祉大学の医療技術学部には、2つの専門学科があるよ!
● 臨床技術学科
- 臨床工学技士を目指す学科
- 人工心肺装置・人工呼吸器・透析装置など、命を支える高度医療機器を操作・管理
- 工学と医学をかけ合わせた学び(生体工学、電気回路、医用機器管理など)
● 臨床検査学科
- 臨床検査技師を目指す学科
- 血液・尿・細胞・DNAなどの検査を通じて、病気の原因や状態を“見える化”する
- 医療の根拠をつくる「分析のプロフェッショナル」
親: 技術と医療、どちらも高いレベルで要求される仕事なのね。
子: うん。でもその分、社会的ニーズも高く、誇れる専門職だよ!
どんな授業があるの?理系が苦手だと無理?
親: なんだか難しそうだけど、理系科目が苦手だと厳しい?
子: 最初は不安でも大丈夫!新潟医療福祉大学は基礎から丁寧に教えてくれるし、実験や演習で実感をもって学べる仕組みが整ってる。
主な学びの内容(例):
- 解剖学・生理学・病理学などの医学の基礎
- 医用電子工学・情報処理などの技術系科目
- 医療安全・チーム医療・患者接遇といった現場対応力
- 実習室での模擬検査・機器操作演習
- 学内実習→病院実習への段階的なステップアップ
親: 知識だけじゃなく、現場力も育てていくんだね。
子: そう!だから「機械が得意」「細かい作業が好き」って子はもちろん、“人の命を支えたい”って想いがある子なら大歓迎!
学生の雰囲気は?理系ガチ勢?それとも医療志向?
親: 理系っていうと、ちょっと堅そうなイメージがあるけど、学生の雰囲気はどう?
子: 落ち着いた雰囲気の子は多いけど、単なる機械オタクじゃなく、“医療人としての意識”が高い子が多い印象だよ!
- コツコツ型の真面目タイプ
- 探究心が強くて論理的な思考を好む子
- 小さいころから医療現場に憧れてた“現場志望”の子
- 縁の下で支えることに誇りを感じる“サポーター型”
親: 人前に出るというより、支える側に回りたい子に合っていそうね。
子: まさにその通り!でも人の命に関わる仕事だから、責任感や冷静さも自然と身についてくるよ。
就職はどう?国家資格をとれば安泰?
親: 国家資格をとったら、就職には困らないって聞くけど…実際どうなの?
子: その通り!臨床検査技師・臨床工学技士は全国どこでもニーズがある国家資格だから、就職にはとても強いよ。
主な進路先:
- 大学病院・総合病院・専門クリニック(検査部・ME室など)
- 人工透析センター・集中治療室(ICU)など高度医療現場
- 医療機器メーカー・開発企業・営業技術者(ME)
- 地方自治体・公的機関(検査・分析部門)
- 大学院進学や教育・研究分野への進出も
親: 資格がしっかり活きて、安定して働けそうね。
子: うん。そしてなにより、「人の命を守る仕事」という実感と誇りが持てる進路なんだ。
印象に残った学びは?“命の音”を守る重み
親: あなたが印象的だった授業や体験ってある?
子: 人工呼吸器の実習で、実際の機械を動かしたとき。
**“この操作一つで、患者さんの呼吸が変わる”**って思った瞬間、すごく緊張して、でもやりがいも感じた。
現場って、知識や技術以上に、責任感と覚悟が必要なんだって実感したよ。
最後に、保護者の方へ
親: 医療現場の最前線を支えるって、本当に尊い仕事なのね。
子: 新潟医療福祉大学 医療技術学部は、「医療と技術をつなぐプロ」を育てる場所。
そして、命に直接かかわる機器や情報を扱う責任と誇りを持てる学びが詰まってる。
知識だけじゃなく、**“人と命に向き合う姿勢”**を丁寧に育ててくれる学部だよ。
親: どんな子に向いていると思う?
子: 「理系が好き」「医療に興味がある」「人の命を支えたい」「表に出るより、裏から支えたい」――
そんな**“静かな使命感”を持った子にこそおすすめ!**
専門職として、長く社会で活躍できる力を確実に育ててくれる学部だよ。
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。
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