文学部ってなにを学ぶの?昔の本を読むだけじゃない?
親: 文学部って、昔の文学作品を読んだり、古典を暗記したりする学部なのかしら?実用性がないイメージもあるけど…。
子: たしかに文学作品も読むけど、それだけじゃないよ!
金沢学院大学の文学部では、日本語・文学・歴史・文化を通して、「考える力」と「伝える力」を深める学部なんだ。
親: 伝える力?
子: うん。「文章を読む力」「自分の意見を言葉にする力」「人に伝える構成力」って、実はどんな職業でも必要な力なんだよ。
どんな分野があるの?日本文学から歴史・文化まで
親: 文学部って言っても、どんなことを学ぶのか具体的にわからないのよね。
子: 金沢学院大学では、大きく次のような分野を柱にしてるよ:
● 日本文学・現代文芸
- 古典文学(源氏物語、徒然草など)や近現代文学(夏目漱石、村上春樹など)
- 文学の背景や表現技法、時代との関係を深く読み解く
● 日本語学・言語表現
- 日本語の構造・歴史・敬語などのしくみ
- 実用文・創作文など「書く力」「話す力」を育てる演習
● 歴史・文化・思想
- 日本史、文化人類学、宗教、思想史など多角的に「人間を知る」視点
- 金沢の伝統文化や地域史も取り上げ、地域と結びついた学びも
親: 文学だけじゃなく、日本人としての教養全般を学ぶような内容なのね。
子: そう、「日本を深く理解し、自分の言葉で語れる力」を育てる学びだよ。
授業はどう進むの?ただ読むだけじゃないの?
親: 授業って、先生の話をずっと聞くだけ?
子: いいえ!金沢学院大学の文学部は、アクティブラーニング型の授業が多いんだ。
- 課題文を読んで自分の解釈を発表
- 小説や詩を分析して意見を交換するディスカッション
- プレゼン演習、文章の書き直し、スピーチの練習など
親: 「読む・考える・話す・書く」がバランスよく鍛えられるのね。
子: うん。しかも少人数制だから、発言もしやすく、先生との距離も近いのが魅力!
学生の雰囲気は?本好き?落ち着いたタイプ?
親: どんな学生が多いの?おとなしい子ばかり?
子: 本が好きな子は多いけど、タイプはさまざま!
- 物語に没頭する“読書家タイプ”
- 文章を書くのが好きな“表現派”
- 歴史にロマンを感じる“探究型”
- 人の話を聞いてまとめるのが得意な“サポート型”
親: 表に出るのが得意じゃなくても、自分のペースで学べる感じね。
子: うん、「じっくり考える力」を育てたい子には、すごく合ってる学部だよ!
就職はどう?文学って就職に不利じゃない?
親: 文学部って、就職が弱いって聞いたこともあるけど…。
子: 実はそんなことないよ!**「読み解く力」「伝える力」「論理的思考力」**は、どんな仕事にも通用するんだ。
主な進路:
- 公立・私立の中学高校(国語教員免許の取得可)
- 出版・編集・メディア・ライター
- 一般企業(営業・事務・広報・販売など)
- 地方自治体などの公務員
- 博物館・文化施設スタッフ、図書館司書(資格取得支援あり)
親: 「人と関わる職業」全般に向いていそうね。
子: そう!「言葉で考え、伝える力」は、あらゆる職場で評価される力なんだよ。
印象に残った学びは?自分の言葉で語る力
親: あなたが印象に残っている授業や体験ってある?
子: 漱石の小説を読んで、自分の解釈をエッセイにして発表したときかな。
先生が「その視点は面白いね、根拠もある」って言ってくれて、「自分の考えが認められる」体験ができたの。
“正解”を探すより、“自分の問い”を持てるようになるのが文学部の学びだと思う。
最後に、保護者の方へ
親: 文学って「感性」だけじゃなく、「深く考える力」が育つ学問なのね。
子: うん。金沢学院大学 文学部は、本・言葉・歴史・文化を通して、自分の世界を広げる学びができる場所。
しかも、教員・編集・公務員・企業など多様な進路に対応できる実力もつけられるんだ。
親: どんな子にすすめたいと思う?
子: 「本や文章が好き」「自分のペースで学びたい」「ことばで人とつながりたい」――
そんな**“静かな好奇心と表現意欲”を持った子にぴったり!**
どこに出ても通用する“知的な基礎力”を育てたいなら、おすすめの学部だよ。
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。
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