「経営情報学部」ってなにを学ぶの?経営と情報って別物じゃないの?
親: 経営情報学部って聞くと、経営と情報の2つを勉強するってことなの?
子: うん、でも単に両方を学ぶだけじゃなくて、“経営に情報技術を活かす”っていう実践的な学びが中心なんだよ。
親: IT系ってこと?それとも会社のマネジメント?
子: その両方をつなぐイメージかな。たとえば「売上を上げるにはどんなデータを見るか」「業務改善にはどんなシステムを導入するか」など、経営判断をデータや情報で支える力を育てる学部なんだ。
学びの特徴は?経営学と情報科学の融合カリキュラム
親: 授業はどんな感じなの?どっちがメインなのかしら?
子: 最初は経営と情報の両方を広く学んで、2年次以降は自分の興味に応じて専門を深めていくよ。
経営学分野
- 経営戦略・マーケティング・人材マネジメント・財務会計など
- 組織運営や企業経営の仕組みを理解し、実社会に応用できる力を育てる
情報学分野
- プログラミング・データベース・統計分析・AI応用など
- PythonやSQLを用いたデータ処理、データ分析の実習が充実
実践型の授業
- グループワークでの課題解決、企業へのプレゼン実習
- 地元企業との共同プロジェクトやインターンシップ制度もあり
親: 文系と理系の要素がミックスされてるのね。
子: そう!**「数字で考え、システムで動かし、人に伝える」**っていうスキルがバランスよく身につく学部なんだ。
公立大学ならではの教育環境と地域連携
親: 静岡県立大学って公立大学よね。何か特徴があるの?
子: 授業料が比較的安く、地域との結びつきが強いのが魅力だよ。
- 地元企業や自治体と連携したマーケティング演習
- 地域課題の解決に挑む「地域プロジェクト」型授業
- 地元就職希望者へのキャリア支援・就活サポートも充実
親: 地元で学んで、地元に貢献するって流れが自然にできるのね。
子: うん、「静岡で育ち、静岡で働く」ことを考えている子には特にぴったりだよ。
学生の雰囲気は?論理的で落ち着いた子が多い
親: どんな学生が多いの?理系っぽい子?それとも経済志望の文系?
子: どちらかというと文理融合型の子が多くて、落ち着いていて論理的な思考ができる子が多い印象だよ。
- 経営に興味があるけど、デジタルにも強くなりたい子
- 将来はIT業界やコンサルを目指す理系寄りの子
- 地元企業や行政職に関心のある地域志向の子
- チームで課題に取り組むのが好きな協調性のある子
親: まじめで実直な雰囲気が伝わってくるわ。
子: うん、ガツガツというより、着実に力をつけていくタイプが多い感じだよ!
就職や資格は?ビジネス・IT・公務員まで幅広い進路
親: 卒業後の進路はどう?企業だけ?
子: 企業も公務員も、かなり幅広いよ!“経営×情報”のスキルはどこでも求められてるからね。
●主な就職先
- 地元金融機関・製造業・商社・小売などの総合職
- IT企業・システム開発会社・マーケティング企業
- 地方自治体(行政・情報システム系)
- 公務員(県庁、市役所、国家公務員など)
- 大学院進学(経営学研究、情報科学研究)
●目指せる資格
- 基本情報技術者試験(FE)
- ITパスポート
- 日商簿記(2級・3級)
- MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)
- 統計検定、TOEICなど
親: 地元でも全国でも活躍できる力がつきそうね。
子: うん、“社会で使えるスキル”が多いから、就職にもすごく強い学部なんだ!
印象に残った学びは?「数字から人を読む」って面白い!
親: 印象的だった授業ってある?
子: 地元の商店街の売上データを分析して、マーケティング戦略を立てる演習があってさ。
親: 本格的なビジネス実習ね。
子: うん、数字をただ見るだけじゃなくて、「このデータの裏にある“人の行動”や“気持ち”を想像する」っていう体験がすごく面白かった!
最後に、保護者の方へ
親: 静岡県立大学の経営情報学部って、社会にすぐ役立つ力が身につく学部なのね。
子: うん、ビジネスの視点と情報技術の視点を両方持てる人材を育てる学部だよ!
- 経営と情報の融合で、実践的な課題解決力を養成
- 地域連携・グループワーク・データ分析の機会が豊富
- 就職・資格・大学院進学など進路の幅が広い
- 公立大学ならではの高コスパで、静岡県内就職にも強い
親: どんな子に向いてると思う?
子: 「数字や仕組みに強くなりたい」「将来は地元や社会に貢献したい」「ビジネスもITも学びたい」――
そんな**“論理的に考え、社会をよくしたいと思っている子”**にぴったりだよ!
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。
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