「生活科学部」ってどんな学部?“衣・食・住と人のくらし”を科学的に考える
親: 「生活科学部」って、家庭科みたいな学部なの?
子: 一見そう思えるかもしれないけど、実はかなり本格的な専門学部だよ。椙山女学園大学の生活科学部では、「人の生活を豊かにする専門家」を育てるために、食・住まい・環境・健康・デザイン・栄養などを科学的に学ぶんだ。
親: なるほど、“暮らし”を支えるプロってことなのね。
子: そう。生活を支える仕事って、実は医療や建築、行政、教育などにもつながっていて、女性が長く活躍できる分野がたくさんあるんだよ。
2学科構成で「食」と「住」のプロフェッショナルを育成!
椙山の生活科学部には、次の2つの学科があるよ。それぞれが国家資格取得を視野に入れた専門的な教育をしているのが特徴!
① 管理栄養学科
- 管理栄養士国家試験の合格を目指す学科
- 栄養・生理・病態・給食管理などを総合的に学ぶ
- 病院・学校・企業・行政など、健康を支える現場で活躍できる
② 生活環境デザイン学科
- 建築・インテリア・ユニバーサルデザインなどを学ぶ文理融合の学科
- 二級建築士受験資格取得に対応、製図やCAD演習も充実
- 暮らしの空間を“人にやさしく、美しく、機能的に”つくる力を育てる
親: 食と住まい、両方を専門的に学べるのね!
子: うん、それぞれに実習や演習がたくさんあって、机上の勉強だけじゃないから、やりがいを持って学べるよ。
管理栄養学科は“国家試験対策+実習”が充実!
子: 管理栄養士を目指すには、国家試験に合格する必要があるけど、椙山では合格率が全国平均を上回る年も多いんだよ!
- 1年次から栄養学・基礎医学を丁寧に学習
- 3年次からは病院・福祉施設での臨地実習
- 4年次は国家試験対策演習と卒業研究を両立
- チューター制度で一人ひとりをサポート
親: 合格までしっかり支えてくれる体制があるのね。
子: うん、就職も医療・教育・スポーツ・企業など幅広いから、資格を活かした進路が取りやすいんだ。
生活環境デザイン学科では“建築・デザイン・暮らし”を一体で学ぶ
子: こちらは女性の建築士や空間デザイナーを目指す子に人気の学科だよ。
- 設計製図、模型制作、CADなど実践演習が豊富
- 建築士受験に必要な専門科目を体系的に学べる
- “住まいの安全と美しさ”を両立する視点が身につく
- 高齢者・子ども・障がい者にやさしい空間設計も学べる
親: 建築って理系のイメージがあるけど、女子大で学べるのは珍しいわね。
子: そう、椙山は“暮らしの専門家”という視点から建築を学ぶから、「人を中心に考えるデザイン」ができるのが強みだよ!
実習・演習で“現場とつながる”体験がたくさん!
親: 具体的に、どんな実習があるの?
子: たとえば――
- 給食管理実習(実際に献立づくりや大量調理を行う)
- 臨地実習(病院や学校での栄養指導体験)
- 模型制作や住空間の設計演習
- 環境配慮型建築についてのフィールドワーク
- インテリアや色彩計画のプレゼン発表
子: 自分で「つくってみる」「伝えてみる」ことで、知識を実践につなげることができるんだ。
親: まさに“暮らしを支える力”を養う教育ね。
学生の雰囲気は?まじめで前向き、“生活”に興味のある子が多い
親: どんなタイプの子が多いの?
子: まじめでコツコツ型の子が多いかな。でも、プレゼンやグループワークも多いから、「人と協力するのが好き」って子が向いてるかも。
- 食事や健康に関心がある
- デザインや空間づくりに興味がある
- 将来は資格を取って専門職として働きたい
- 女性として長く働ける仕事がしたい
親: 落ち着いた雰囲気で安心して学べそうね。
子: うん、女子大らしい穏やかで丁寧な空気感があるから、じっくり自分の力を伸ばせるんだ。
卒業後の進路は?資格を活かして安定した就職が可能!
管理栄養学科の主な進路
- 病院・クリニックの管理栄養士
- 学校給食・保育園・福祉施設
- スポーツ栄養・食品メーカー・健康産業企業
- 公務員(保健所・市役所の栄養士)
- 管理栄養士としての大学院進学も
生活環境デザイン学科の主な進路
- 建築設計事務所・工務店・住宅メーカー
- インテリアコーディネーター・住空間アドバイザー
- 公務員(建築技術職)
- 家具・雑貨・空間演出系企業
- 建築系大学院進学
親: 専門職だから、就職も安定しているのね。
子: うん。特に“女性が長く働ける専門資格”として、企業からの評価も高いよ!
保護者の方へ〜どんな子におすすめ?
親: 椙山女学園大学の生活科学部、実践的で将来に直結する学びが多いのね。
子: うん!この学部は、
- 管理栄養士・建築士など“一生ものの資格”を取りたい子
- 食や住まい、健康に関心がある子
- 生活に密着した学びをしたい子
- 実習・演習を通じて“使える力”を身につけたい子
- 安定した就職や将来的な家庭との両立も視野に入れたい子
親: どんな子にぴったりだと思う?
子: 「人のくらしを支えたい」「健康や住まいに関わる仕事がしたい」「将来の選択肢を広く持ちたい」――
そんな**“生活に関心があり、実践力を育てたい子”**にぴったりだよ!
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。
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