応用生物って何を学ぶの?“いのち”と“環境”をつなぐサイエンス!
親: 「応用生物学部」ってちょっと聞き慣れないけど、何を学ぶ学部なの?
子: ひと言で言うと、「生物のしくみを理解して、医療・環境・食品・農業などに活かす学問」だよ!バイオテクノロジーの技術を使って、未来の課題に挑む力を育ててくれる学部なんだ。
親: 理系ってことはわかるけど、研究ばっかりの地味な学びなの?
子: そう思われがちだけど、実はめちゃくちゃ社会とつながってる分野なんだ。健康・食・地球環境・産業など、身近な問題を科学的に解決していく学問だよ!
学びの特徴①:生命・環境・食品を軸に、幅広いバイオの応用力を育成
遺伝子・細胞レベルから人・社会・地球へつなげる学び
- 分子生物学・細胞生物学・生化学・微生物学などの基礎を徹底
- 遺伝子操作・細胞培養・タンパク質解析など先端技術を習得
- 環境バイオ・農業バイオ・食品機能の応用まで発展的に展開
子: 1年生から実験が多くて、実際に「生命と向き合う手ごたえ」がある学部だよ!
学びの3本柱
1. バイオサイエンス分野
- 遺伝子、DNA、RNA、タンパク質など生命の基本構造を学ぶ
- 先端医療や再生医療、創薬研究への応用も視野に
2. 食品・微生物分野
- 発酵、機能性食品、食品の安全性と保存性などを探究
- 醤油・味噌・ヨーグルトなど“身近な食”とつながる内容が多い
3. 環境・エネルギー分野
- 水質浄化、廃棄物処理、微生物による環境修復
- バイオ燃料やCO₂削減技術など、SDGsと直結した研究も多数
学びの特徴②:実験・実習が中心!“手を動かして考える”教育
1年次から充実の実験演習!
- ピペットの使い方からゲル電気泳動まで、実験の基本をしっかり習得
- グループでの観察・考察・レポート作成で“科学する力”を身につける
- 実験の「なぜ?」を大切にする教育スタイル
研究室で“自分だけのテーマ”を追求できる
- 3年次後半から研究室配属
- 大学の最先端設備で卒業研究に挑戦(例:PCR、フローサイトメーターなど)
- 研究成果は学会発表・ポスター発表もあり、やりがい抜群!
子: 1つの細胞や微生物を突き詰めていくことで、世界の課題につながってる実感があるよ!
学びの特徴③:資格取得や就職にも直結する“応用力”
取得をめざせる主な資格
- 食品衛生管理者・食品衛生監視員(食品系)
- バイオ技術者認定試験(中級・上級)
- 毒物劇物取扱責任者(環境・医療系企業で有利)
- 中学校・高等学校教諭一種免許状(理科)
- 臨床検査技師(※提携校編入あり)
主な就職先・進路
食品・飲料系企業
- 明治、キユーピー、ヤクルト、味の素などで商品開発・品質管理
医薬品・化学系企業
- 小野薬品工業、アステラス製薬などの研究開発部門
- 試薬メーカーや臨床検査機関でも活躍
環境・分析・バイオ系企業
- 水質分析、環境コンサル、微生物分析、バイオエネルギー開発
公務員・教員・大学院進学
- 食品衛生監視員・環境技術職・理科教員
- 名古屋大学・岐阜大学などの国公立大学院進学者も多数
子: 「バイオ=就職が不安」って言われがちだけど、中部大学は現場に近い研究+実務的な教育で、ちゃんと企業に評価されてるよ!
学生の雰囲気は?まじめで探究心が強く、おだやかな理系タイプが多い
親: 理系って、ちょっと近寄りがたいイメージもあるけど…?
子: そんなことないよ!生き物や環境に興味があるおだやかで好奇心旺盛な子が多くて、研究室の雰囲気もとてもあたたかいよ!
親: 地味なようで、実は社会とつながってる学びなんだなと実感できるわ。
保護者の方へ〜こんなお子さんにおすすめ!
子: 応用生物学部は、こんなお子さんにぴったりだよ:
- 生き物や環境、食品に興味がある
- 実験・観察・分析が好き
- 医療・食品・環境分野で“科学で人の役に立ちたい”気持ちがある
- 地道な作業をコツコツ続けることができる
- バイオ系の国家資格や研究職をめざしたい
親: “見えないものを科学で解き明かす”、そんな力を持った人になれそうね。
子: うん!**「生命を科学し、社会に応用したい」**って思ってる子にとって、中部大学 応用生物学部は本当に最高の学びの場だよ!
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。
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