「農学部」って?食・いのち・環境をつなぐ未来志向の理系学問
親: 農学部って、農業を学ぶところ…っていうイメージだけど、最近はもっと幅広いのよね?
子: そうそう。名城大学の農学部では、「作る・育てる」だけじゃなくて、「食べる」「守る」「調べる」「伝える」まで、食・生命・環境を丸ごと扱う学びができるんだ。
親: 環境問題や食料問題が取り上げられる今、すごく重要な分野ね。
子: うん!バイオ技術や食品開発、環境保全も農学部の領域。まさに“持続可能な社会”を担う人材を育ててる学部だよ。
3学科で構成される学びのフィールド|専門性を持って社会課題に挑む
名城大学 農学部は、次の3つの学科で構成されています(2024年度時点)。どの学科も理系の知識と実践を重視したカリキュラムが特徴です。
● 生物資源学科
- 作物・動物・微生物など「いのちの源」を科学する学科
- 遺伝・育種・生物多様性など、地球規模の問題にも対応
- 環境保全や資源循環型農業にも取り組む
● 応用生物化学科
- 食品や医薬に関わる「バイオ・化学・微生物」を融合的に学ぶ
- 発酵・酵素・機能性成分などを使った食品開発研究も多数
- 実験中心で「理系力」をしっかり身につけられる
● 生物環境科学科
- 環境問題・気候変動・地域防災など“人と自然の共生”をテーマに学ぶ
- 自然エネルギー・緑地保全・水資源管理などの研究も
- 自然観察や野外調査など、“フィールドワーク”も豊富
子: 「作る」から「守る」まで、学科によってアプローチは違うけど、全部が“いのちを支える”ための学びなんだ!
実験・実習・現地調査で“手を動かしながら学ぶ”4年間
親: 座学だけじゃなく、実習や現場体験も多いの?
子: もちろん!名城大学の農学部は**“体験から学ぶ”ことを大事にしてる**んだ。
● 主な実験・演習の例
- 土壌分析・水質測定・DNA抽出・発酵実験
- 野菜・果樹の栽培実習/畜産動物の飼育観察
- 微生物培養・食品の栄養価分析・保存技術演習
● フィールドでの学び
- 大学付属の実験農場での実習授業
- 地域の農家や企業と連携したプロジェクト
- 環境調査・生物多様性調査・自然災害研究
親: 教科書の中じゃなくて、“現場で生きる知識”が得られるのね。
子: うん!しかも、実験機器や設備もすごく整ってるから、専門性を高めるには最高の環境だよ。
学生の雰囲気|好奇心旺盛で素朴、協調性を大切にする仲間たち
親: 理系の中でも農学部って、ちょっと“のどか”なイメージがあるわ。
子: まさにその通り(笑)!でも、のんびりしてるようで、みんな探究心が強くて、協力しながら真面目に取り組むタイプが多いんだ。
● よくいる学生タイプ
- 生き物・自然・食べ物に興味がある
- 高校の生物・化学が好きだった
- 地道な実験・栽培・観察が苦じゃない
- 社会貢献や環境保全にも関心がある
親: 人にも自然にもやさしい学部なのね。
子: うん。“世界の未来に貢献したい”って思ってる子が多いよ!
卒業後の進路|食品・環境・農業・教育・研究まで広く活躍!
子: 就職は安定していて、食品・環境・公務員・教育など進路は多様だよ!
● 主な就職先・進路
- 食品メーカー(品質管理・開発・商品企画)
- 農業法人・農業関連企業(栽培技術・流通)
- 環境コンサルタント会社・測量会社・建設関連
- 公務員(農政・環境・林業・食品衛生など)
- 教員(高校理科・農業科)/研究職/大学院進学
● 資格・試験への対応
- 食品衛生管理者・環境計量士などの技術系資格
- 高等学校教諭一種免許状(理科・農業)
- 公務員試験対策講座も学内で実施
親: “農学部=農業”って思ってたけど、実はすごく可能性が広いのね!
保護者の方へ|どんな子におすすめ?
子: 名城大学の農学部は、こんな子にぴったり!
- 生き物や自然環境、食べ物に興味がある子
- 理科(特に生物・化学)が好きな子
- 実験や観察、栽培などをじっくり続けられる子
- 将来は食品・医薬・環境などの分野で活躍したい子
- 社会や地球の未来に関心を持っている子
親: 未来の“食といのち”を支えるための学びって、とても意義深いわね。
子: うん!“やさしい理系”でありながら、社会貢献性の高い学びができる学部だよ!
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。
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