【親向け】皇學館大学 現代日本社会学部の学び・雰囲気・進路をやさしく紹介!

「現代日本社会学部」って?“今の日本”を分析し、未来をつくる学問

親: 「現代日本社会学部」って、名前からはちょっと中身が見えにくいんだけど…何を勉強する学部なの?

子: 一言で言うと、「いまの日本社会にある課題や現象を、データや理論で分析して、よりよい社会の形を探っていく学部」だよ。皇學館大学のこの学部では、社会学をベースにしつつ、地域、メディア、福祉、教育など、すごく実践的なテーマも学べるんだ。

親: 社会学ってなんだか抽象的なイメージがあるけど、実際は“身近な現実”に直結してるのね。

子: うん!高齢化、少子化、地域過疎、メディアの影響、SNSと若者、災害と共助、教育格差…全部“社会”のテーマなんだよ。


社会を「知る」「考える」「動かす」3つのステージで育てるカリキュラム

【1・2年次】社会の基礎を知る

  • 社会学概論、日本社会論、家族社会学、地域社会論などの基礎科目
  • 統計学、調査法、データ分析など、社会を「見える化」するスキルも習得
  • 三重県や地元地域をフィールドにした地域観察・ボランティア体験が豊富

【3・4年次】課題を深掘りし、実践する

  • テーマ別の演習(ジェンダー、環境、教育、若者、メディアなど)で学問的探究
  • 社会調査の実地訓練(アンケート、インタビュー、地域調査など)
  • 地域連携プロジェクト:観光、空き家活用、防災、子育て支援などに参画
  • 卒業研究では自分で問いを立て、データを集め、考察し、提言へとつなげる

子: ひとつの現象をいろんな視点から掘り下げるから、“答えのない問い”を考える力がつくんだ。

親: 調査→分析→提言までできるって、大学生のうちからすごく実践的ね。


現代社会の「リアル」に触れる学び|地域密着・人間密着の実践教育

  • 地元・伊勢市や三重県と連携した社会課題解決プロジェクトに多数参加
  • 地域のお年寄りや若者、子育て世帯との交流を通して課題を“体感”
  • SNSやYouTubeを活用した情報発信・メディアリテラシー教育も展開
  • 災害・防災・ボランティアの現場とつながる学びも実施
  • 現地調査や市民インタビューを通して、“現場で考える”習慣を育てる

子: 社会って“机の上”にないんだよね。歩いて、聞いて、対話して――そうやって初めて見えてくる。

親: データや知識だけじゃなく、“人に寄り添う力”も育っていくのがいいわね。


学生の雰囲気は?まじめで温厚、“人に関心がある”子が集まる学部

  • 地域のため、人のために何かしたいという意識のある学生が多い
  • まじめで素朴、人当たりが良く、協力型の空気がある
  • SNS、福祉、観光、教育、町おこし、災害、まちづくり――関心テーマは多様
  • 発表・プレゼンが多いため、話す力や表現力が自然と磨かれる
  • 教員との距離も近く、「学生と一緒に考える」授業スタイルが基本

子: 地元志向の子も多いけど、“今の社会を変えたい”って前向きな意識のある人が集まってる!

親: 自分の価値観を大切にしつつ、人の意見もきちんと聞ける――そんな子たちなら安心だわ。


卒業後の進路は?「地域×人×社会」に関わる多彩な道が広がる

主な進路

  • 地方公務員(市役所・町役場・福祉行政・教育行政など)
  • NPO職員・地域づくりコーディネーター・観光関連職
  • 社会福祉協議会・介護支援センター・こども支援施設
  • 一般企業(人事・広報・営業・企画職など)
  • 中学校・高校の社会科教員(教職課程履修者)
  • 大学院進学(社会学・福祉学・教育学など)

活かせる力・資格

  • 社会調査士(社会調査の知識・技能を証明する資格)
  • 地域調査・データ分析・ヒアリング能力
  • 論理的思考力・情報発信力・企画提案力・プレゼンテーション力
  • 他者理解・社会課題に対する共感力と行動力

親: 「地域で働きたい」「人を支えたい」って気持ちを、ちゃんとキャリアにつなげられるのが心強いわ。

子: 社会のことを自分ごととして考えて動ける――それがこの学部で育つ力なんだ。


保護者の方へ〜どんなお子さんに向いている?

  • 人や社会の“しくみ”に興味がある子
  • 社会問題に関心があり、課題解決に関わりたい子
  • 地域や人とつながる仕事がしたい子
  • 文系だけど、データや調査にも前向きな子
  • 人の声を聞くのが好きで、対話を通じて成長したい子
  • 地域貢献・教育・福祉など“社会の現場”に関心がある子

子: 「何が正しいのか」を自分で考えて、「行動する勇気」を持てるようになりたいなら、すごく合う学部だよ!

親: 社会を支える力って、特別な人が持つものじゃなくて、しっかり学ぶことで誰にでも身につくんだと実感しました。

本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。

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