【親向け】大谷大学 文学部の学び・雰囲気・進路をやさしく紹介!

「文学部」って?“ことばと人間”を深く見つめる力を育てる学部

親: 文学部って、本を読んだり昔のことを勉強したりする学部なのかしら?

子: うん、確かに本を読むことも多いけど、大谷大学の文学部では、**「人間とは何か」「社会はなぜこうなっているのか」**っていう“根本的な問い”に向き合う学問なんだよ。だから哲学・宗教・歴史・文学・文化と、いろんな視点から人間を探究していくんだ。

親: なるほど。就職に役立つのかしらって思っちゃうけど、逆に“考える力”が育ちそうね。

子: そうそう。今って、AIやSNSの時代で情報はあふれてるけど、「自分で考える」「相手に伝える」ってことができる人って意外と少ない。だからこそ**“人間理解と表現力”が鍛えられる文学部は、どんな進路にもつながる力”**が育つ場所なんだよ。


6つのコースで「人間」を深く探究できる構成

● 仏教学コース

  • 浄土真宗を中心に仏教思想を体系的に学ぶ
  • 仏教の歴史・経典・現代社会とのつながりを探究
  • 宗教・哲学・倫理の観点から“生き方”を見つめる

● 哲学コース

  • 西洋哲学・東洋思想・現代思想を通じて「思考の力」を養う
  • ソクラテスから現代AI倫理まで、幅広く議論
  • 論理的思考・批判的読解・ディベート能力を重視

● 歴史学コース

  • 日本史・東洋史・西洋史を通じて“時代の見方”を学ぶ
  • 原史料の読解やフィールド調査を交えて、地域史も深掘り
  • 地域活性や文化財保護、観光政策との連携もあり

● 日本文学コース

  • 古典から現代文学、詩・小説・エッセイなど幅広く網羅
  • 文学作品の背景や表現技法を分析し、自らの創作にも挑戦
  • 演劇や脚本、エンタメとの接点も視野に

● 書道コース

  • 実技(臨書・創作)と理論(書の歴史・構成法)を一体的に学ぶ
  • 書写書道教育に必要な知識・技術を実践的に修得
  • 書道を通じた自己表現と教育実践に力を入れる

● 人文情報学コース

  • 文学・歴史・宗教と情報技術(デジタルアーカイブ・データ分析)の融合
  • 文化財デジタル化、テキストマイニング、Web発信などに対応
  • ITリテラシーを人文学で育む新しい学び

子: 「文学=古い」って思われがちだけど、実は今の社会とリンクしてる最先端の学びも多いんだよ。


少人数制×対話重視で“考える力・伝える力”を徹底強化

  • 1年次からゼミ形式の演習で、発言・討論・レポートを徹底指導
  • 教員との距離が近く、学生の興味に合わせた個別対応も可能
  • 哲学カフェ・読書会・地域連携プロジェクトなども活発
  • “受け身”ではなく、“対話しながら考える”のが当たり前の環境

学生の雰囲気|まじめで静か。でも思いの強い子が多い

  • 本が好き、歴史が好き、表現が好き、という**“内面が豊かなタイプ”**が多い
  • 一見おだやかでも、発表や議論では鋭い意見を出す学生も
  • 人の話をよく聞き、自分の意見を丁寧に伝えるスタイル
  • 演劇、文章、書道、地域活動などで活躍する子も多い

卒業後の進路|“人間力”を活かして広い分野で活躍!

● 主な進路先

  • 教員(中高国語/社会/宗教/書道)
  • 公務員(地方行政/文化財/図書館司書)
  • 一般企業(出版・広告・金融・サービス・教育系など)
  • 福祉・医療分野(相談支援員、福祉事務所など)
  • 大学院進学(文学研究・宗教学・教育学など)

● 取得可能な資格

  • 中学校・高等学校教諭一種免許状(国語/社会/宗教/書道)
  • 学芸員/司書/司書教諭/社会教育主事任用資格
  • 浄土真宗本願寺派教師(仏教学コース所定履修者)
  • 日本語教師養成講座(課外プログラム)

子: 「文学部出身です」って言うと、「教養がある」「人の話がちゃんと聞ける」って評価されるって、就職課の人が言ってたよ。

親: 技術よりも“人間性”が問われる時代だから、確かに信頼できる力になりそうね。


保護者の方へ|どんな子におすすめ?

  • 読書や歴史が好きで、人の心や社会に興味がある子
  • 答えのない問いに向き合うことが好きな子
  • 自分の考えを深め、相手に伝える力をつけたい子
  • 教員・公務員・出版・文化系の仕事に興味がある子
  • 本質を考え、周囲と丁寧に対話できる力を育てたい子

子: 大谷大学の文学部は、就職や資格の面倒もちゃんと見てくれるし、「自分の中身を育てたい」って人にぴったりの場所だよ。

親: 人間を深く知ることは、社会で生きるすべての場面につながるのよね。納得の選択だわ。

本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。

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