「外国語学部」って?語学だけじゃない、“世界で生きる力”を育てる学び
親: 外国語学部って、英語を中心に勉強するイメージだけど、それだけなのかしら?
子: 確かに英語もあるけど、京都外国語大学は19の言語を専攻できる、日本でも有数の“多言語教育”の大学なんだよ。語学のスキルだけじゃなくて、その言語を話す地域の文化や歴史、国際情勢まで幅広く学ぶんだ。
親: そんなにたくさんの言語があるの?それはすごいわね!
子: うん、たとえば英語、中国語、スペイン語、ドイツ語、フランス語、イタリア語、ポルトガル語、ロシア語、アラビア語、タイ語、ベトナム語など…学びの選択肢が本当に豊富で、それぞれに特化した専門教員がそろっているんだ。
19言語から選べる専攻|“ことば”を通して世界と出会う4年間
主な専攻言語
- 英米語学科(英語)
- スペイン語学科
- フランス語学科
- ドイツ語学科
- 中国語学科
- 韓国語学科
- イタリア語学科
- ポルトガル語学科
- ロシア語学科
- アラビア語学科
- 日本語学科(留学生向け)など
語学学習だけじゃない特徴
- 1・2年次は「話す・聴く・読む・書く」力を基礎から徹底的に鍛える
- 3年次以降は、言語+文化・国際関係・歴史・ビジネスなどを融合的に学ぶ
- 留学・国際交流・通訳翻訳演習・ディベート・プレゼンテーションなど実践的スキルも習得
子: 専攻する言語に応じて、南米・中東・アジア・ヨーロッパなど、世界中とつながる学びができるよ。
親: 単に外国語を覚えるんじゃなくて、ことばを通じて“世界の中の自分”を意識できる学びなのね。
留学は“全員が主役”|実践で鍛えるグローバル感覚
- 希望者全員が参加できる短期〜長期の留学制度あり
- 30を超える国・地域に協定校を持ち、多彩な学びが可能
- 半年〜1年の交換留学や語学研修、現地インターンシップ制度も整備
- 留学費用の一部支援制度もあり、経済面での不安にも配慮
- 留学前・中・後のサポート体制が充実していて安心
子: 海外で学んだことを、帰ってきた後にプレゼンしたり、ゼミで活かしたりできるのがすごく実感あるんだ。
親: 行くだけで終わらせない、ってところがいいわね。
京都という国際都市を活かした実践型教育
- 観光都市・京都の強みを活かし、ホテル・観光・国際交流イベントでのインターンが充実
- 多言語ガイド体験、外国人旅行者への案内、翻訳ボランティアなど、現場で学べる機会多数
- 市役所・NPO・企業と連携したフィールドワーク型授業も豊富
- ゼミでの少人数教育を徹底し、自分の言葉で考え、発信できる力を育てる
子: 観光や国際協力、教育など、自分の将来に直結する体験がたくさんできるんだ。
親: 教室の中にとどまらず、“社会と接続された学び”って本当に貴重ね。
学生の雰囲気は?多様性を受け入れるやさしい空気
- 留学経験のある学生も多く、異文化への理解が深い
- 穏やかで思いやりがあり、対話が好きな学生が多い印象
- 自分の興味を大切にしながら、周囲と協調できる子が多い
- 同じ専攻でも個性はさまざま、語学+〇〇の掛け算で学びを深める子が多い
- サークルやイベントも国際色豊かで、キャンパス全体に“グローバルな空気感”がある
子: 留学生も多いから、日常会話でも自然と“多言語”が飛び交ってる感じだよ。
親: 多様な価値観の中で学ぶからこそ、人間的にも成長できそうね。
卒業後の進路は?語学+国際感覚を武器に多彩な活躍
主な就職先
- 観光業(旅行会社・航空・ホテル)
- 外資系企業・商社・通訳翻訳会社
- 国際協力団体・NPO・NGO
- 一般企業(営業・企画・人事・貿易など)
- 中学校・高校の外国語教員
- 大学院進学・海外大学編入なども
活かせる力
- 高度な語学力と文化理解力
- 外国人との対話力・マネジメント力
- 情報発信・論理的思考・異文化対応力
- 世界を相手に“動ける人材”としての実践力
親: 語学って、すぐには見えにくいけど、将来の可能性を広げてくれる力なのね。
子: 「語学+何か」を武器に、自分らしいキャリアを切り拓ける学部だよ!
保護者の方へ〜どんなお子さんに向いている?
- 語学や海外に強い関心を持っている子
- 異文化に対する興味があり、違いを楽しめる子
- 海外留学や国際交流を通じて成長したい子
- 将来、グローバルに活躍したいという意欲がある子
- 自分のペースでじっくり学び、言葉で表現することが好きな子
子: 「ことばで世界とつながりたい」「将来は海外でも働いてみたい」って思ってる子には、ぴったりの学部だよ!
親: 世界に向かって、一歩を踏み出す力――この学部なら、しっかり育ててくれそうね。
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。
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