「総合経営学部」って?時代を生き抜くビジネス力を“実学”で育てる場
親: 「総合経営」って、具体的に何を学ぶの?
子: 簡単に言うと「経営・会計・情報」を軸に、企業の仕組みや経済の流れを学びながら、自分で考えて実行する力を身につける学部だよ。大阪商業大学は“実学教育”を掲げていて、理論だけでなく実践を重視しているのが特徴なんだ。
親: なるほど、机の上の勉強だけじゃなくて、実際に社会とつながる学びなんだね。
子: うん。フィールドワークや企業との連携プロジェクトも多くて、「実際に使える知識」を育ててくれる学びだよ。
学びの構成|3領域×実践重視のカリキュラム
● 経営領域
- 経営戦略、組織論、マーケティングなどを通じて企業活動を多角的に理解
- 起業、商品開発、サービス設計など、実践課題に応じたプロジェクト型学習が豊富
● 会計領域
- 財務会計、管理会計、税務、会計監査の基本と応用を段階的に修得
- 日商簿記、FP、税理士、公認会計士などの資格取得支援も充実
● 情報領域
- 情報リテラシー、ビジネス統計、データ分析、プログラミング(Pythonなど)を学び、DX時代の素養を育成
- データをもとに「読み解く力」「提案する力」を養う教育が特色
子: この3領域を横断して学ぶことで、「経営+会計+情報」を使いこなせる人材を目指せるんだ。
学びのステップ|4年間の成長プロセス
● 1年次|基礎を固める
- ビジネス基礎科目、キャリア教育、プレゼンやレポート作成の演習
- 少人数ゼミで大学の学び方と自分の興味を深掘りする
● 2年次|専門性を選び、広げる
- 経営・会計・情報の中から、自分の進路に合った科目群を重点的に履修
- 学外プロジェクトやプレゼン課題が増え、「使える知識」へ進化
● 3年次|実践へとつなげる
- 企業連携型PBL(課題解決型学習)や長期インターンシップがスタート
- ゼミナール活動を通じて、テーマを持った探究学習が本格化
● 4年次|卒業研究+進路決定
- 自分の興味に基づいた卒論・実務研究に取り組み、アウトプットを仕上げる
- 就職支援・公務員試験対策・大学院進学など個別対応が徹底されている
実践教育|社会とつながる“リアルな学び”が強み
- 企業との共同研究(マーケティング・商品開発など)
- 地域商店街と連携した販売促進プロジェクト
- 学内ビジネスコンテスト、ピッチイベントでの企画発表
- 長期インターンで「社外ゼミ」的に企業課題へ取り組む機会もあり
親: 教科書の知識だけじゃなく、実際に社会と関わる場面が多いのね。
子: うん。レポートじゃなくて企画書を出すとか、本当に現場に近い内容で学べるんだ。
学生の雰囲気|“やってみる”を大事にする実行力のある空気
- 商業高校出身や資格取得を目指す学生も多く、意識高めの環境
- 積極的に挑戦する雰囲気がありつつ、面倒見の良いフレンドリーな空気
- 文系らしくおしゃべりも活発。でもプロジェクトや発表の場では真剣そのもの!
就職・進路|ビジネスの実力で勝負できる幅広いキャリア
● 主な就職分野
- 一般企業(企画、営業、経理、人事)
- 金融機関(銀行、信用金庫、保険)
- 流通・サービス業(店舗運営、マーケティング、EC担当)
- 公務員(市役所、税務署、商工関係)
- 起業や家業承継を選ぶ卒業生も一定数存在
● 資格支援とキャリア支援
- 簿記、FP、ITパスポート、販売士、宅建などの資格講座あり
- 1年次からのキャリア教育+就活サポート体制が充実
- キャリア支援課+ゼミ教員の“ダブル伴走型”指導が強み
保護者の方へ|こんなお子さんにおすすめです
- ビジネスの仕組みや社会の動きに興味がある
- 数字・データを読み解くのが好き/得意
- 人と関わる仕事に関心がある(営業・企画・人事など)
- 起業・経営・家業継承にチャレンジしたい
- 幅広い選択肢を持ちつつ、実践力を身につけたい
子: 総合経営学部って、就職のことも考えながら、経営・会計・情報をバランスよく学べる“欲張り”な学部なんだ。
親: ちゃんと実力もつけながら、やりたい方向性を見つけられるのはいいわね。
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。
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