社会学部って?“人と社会”をつなぐ力を育てる学び
親: 社会学部って、何を勉強するの?ニュースや政治のこと?
子: 関西国際大学の社会学部では、身近な社会問題から福祉、地域づくり、共生社会まで、幅広いテーマを学べるよ。「なぜこんな社会になっているのか?」「どうすればもっとよくできるか?」を現場とつなげて考えるんだ。
親: 頭で考えるだけじゃなくて、行動にもつながる学びなのね。
子: そう!地域調査やボランティア活動など、実践的な学びも多くて、“社会を変えたい”という気持ちを行動にできる環境があるんだよ。
学びの特色|現代社会の課題に“現場から”アプローチする教育
現代社会のリアルを知る幅広いカリキュラム
- 地域社会論/環境問題/福祉/ジェンダー/貧困/移民など多彩なテーマ
- ニュースや地域の課題を自分の目で確かめるフィールドワーク型授業
- 社会調査の技法やデータ分析スキルも学べる
地域との連携で実践力を鍛える
- 自治体・NPO・福祉施設とのプロジェクトに学生が参画
- 子育て支援、高齢者支援、地域活性イベントなどの実践例が豊富
- “社会に役立つ学び”を、大学の外でも経験できる
多文化共生・SDGsなどグローバルな視点も
- 外国人支援、多文化共生、国際協力などにも力を入れている
- 地域に暮らす外国人やマイノリティとの交流活動あり
- SDGsの観点から社会課題を分析・提案する授業も人気
子: 「社会のことを学ぶ」って聞くと難しそうだけど、実はすごく“人との関係”を大切にする学びなんだ。
4年間の学びのステップ|“気づく→考える→動く”をくり返す構成
1年次:社会を学ぶ入り口をひらく
- 社会学入門/現代社会の構造/基礎調査法などを学習
- 地域の課題に目を向けるフィールドワークにも挑戦
- ボランティアや地域イベント参加を通じて“社会にふれる”
2年次:テーマを深め、行動に移す
- 福祉社会論、子ども・若者・高齢者支援論、環境政策など関心分野を選択
- 調査演習やプレゼンで“伝える力”も強化
- 地域連携活動やプロジェクト授業が本格化
3年次:ゼミ活動+実践の場を拡大
- 各自のテーマ(例:貧困問題、移民支援、過疎化対策など)に沿ったゼミ研究
- NPO・自治体・企業と連携した課題解決型プロジェクトに参加
- インターンシップや福祉施設実習を通じて進路に直結する経験を積む
4年次:卒業研究+将来設計を仕上げる
- 研究成果を卒業論文や報告書としてまとめ、発表会でプレゼン
- 就職活動に向けた個別サポート(面接練習・ES添削)も丁寧に実施
- 公務員試験対策や福祉職対策の講座も受講可能
学生の雰囲気|まじめでやさしい、“支え合う”文化がある学部
- 「社会のために何かしたい」と思っている学生が多い
- 積極的に地域活動に参加する人もいれば、じっくり調査や論文を書くタイプも
- おだやかで協力的、チームワークを大事にする雰囲気
- 教員との距離が近く、相談・助言を受けやすい環境
親: 真面目で地に足のついた学生が多そうね。
子: うん、“社会に役立つ学び”を目指して、仲間と一緒に動いてる感じがあるよ。
主な進路・就職実績|“社会と人を支える仕事”に幅広く進出
就職先の一例
- 地方自治体(市役所・区役所の福祉・子育て・市民活動部門など)
- 社会福祉協議会、NPO・NGO、地域包括支援センター
- 福祉施設(障がい者・高齢者・児童)での支援職
- 一般企業のCSR部門・人事・販売・企画職なども多数
- 公務員試験や大学院進学(社会福祉・地域研究など)にも対応
資格・支援体制
- 社会福祉士受験資格(専攻による)
- 社会調査士/福祉関連の民間資格の取得も可
- キャリアセンターによる進路相談・求人紹介・模擬面接が充実
子: 「人を支える仕事」がしたいって思ってる人には、すごく選択肢の多い学部だと思う。
保護者の方へ|こんなお子さんにおすすめです
- 社会の出来事や人との関係に関心がある子
- 地域活動や福祉に関心があり、人を支えたい気持ちのある子
- 自分の意見を持ちつつ、他人の声にも耳を傾けられる子
- コツコツ学びながら、自分の考えを発信したい子
- 社会に貢献できる仕事に将来就きたいと考えている子
親: “社会学”って、意外と“人を大切にする学び”なのね。
子: うん。関西国際大学の社会学部は、「人と社会のつながりを見つめ直す場所」だよ。
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。
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