人間社会学部って?“人と社会をつなぐ力”を育てる学び
親: 名前だけ聞くとちょっとイメージしづらいけど、「人間社会学部」って何を勉強するの?
子: 一言で言うと、「人がよりよく生きられる社会」をつくるための学問を学ぶ学部なんだ。福祉・心理・教育・地域づくりといった**“人に関わる分野”**を中心に、現場での実践も多くて、すぐに使える知識が身につくのが特徴だよ。
親: なるほど、“人を支える”っていう意味で、すごく大切な分野なのね。
子: うん。流通科学大学では、「机の上の学び」で終わらず、地域や福祉の現場に足を運ぶ学びが多いんだ。
学びの特色|“知識+体験”で人に寄り添える専門性を育てる
幅広いテーマに対応した3つの専門軸
- 福祉: 社会福祉、ソーシャルワーク、障がい者支援、高齢者福祉
- 心理: 発達心理、カウンセリング、メンタルヘルス、学校心理
- 教育・子ども支援: 保育、地域子育て支援、教育制度、家族支援
実習・フィールドワークが豊富!
- 福祉施設・児童館・地域センターなどでの体験学習を1年次から実施
- 高齢者や子どもとのふれあい活動、地域のボランティアなどが盛ん
- 実習前後の準備・振り返り・プレゼンも丁寧に指導
資格取得や就職に直結する実践教育
- 社会福祉士国家試験受験資格に対応(指定科目・実習あり)
- 保育士資格や公務員試験対策講座も開講
- 就職支援センターによる個別サポートでキャリアの方向性を明確にできる
子: 授業で学んだことを“実際の人”と関わる中で試すから、理解がすごく深まるんだ。
4年間の学びのステップ|“人の暮らし”を支える専門力を段階的に獲得
1年次:人間と社会の基礎を広く学ぶ
- 社会学・心理学・教育学など、広い視点から「人と社会」を理解する基礎科目
- 地域見学・福祉施設体験・ボランティアなど初期体験の機会も豊富
- プレゼンやレポートの書き方、現場観察の方法なども学ぶ
2年次:分野ごとの専門知識を深めていく
- 福祉・心理・教育に関する専門科目が本格化(例:ソーシャルワーク論、発達心理学など)
- 現場との接点も増え、子ども支援・高齢者支援の実習に参加
- 調査・インタビュー・観察などの実践型演習も多数
3年次:ゼミ・実習・課題解決型授業で実践力を育成
- ゼミに所属し、自分の関心分野(虐待支援・地域福祉・教育格差など)を深掘り
- 地域プロジェクトに参画し、現場の課題に取り組むグループ活動も盛ん
- 社会福祉士・保育士資格に向けた実習が本格化
4年次:卒業研究と就職活動の集大成
- 卒業研究で、現場課題の分析や支援提案を行う(フィールド調査中心)
- 公務員試験・福祉就職・保育士試験対策などの支援を受けながら就活
- キャリア面談や実習報告会を通じて進路意識を明確に
学生の雰囲気|やさしさと行動力のある、“人に関わることが好き”な仲間たち
- 明るく人懐っこい学生が多く、学年を超えて交流が活発
- ボランティアや福祉イベントに積極的に参加するタイプが多い
- 自分の将来について真剣に考える学生が多く、資格取得への意欲も高い
- 穏やかで協調性があり、対人支援に向いた性格の子が多い印象
親: あたたかくて行動力のある子たちが多いのね。安心して見守れそう。
子: うん、「人と向き合うこと」にやりがいを感じる学生が自然と集まってるよ。
主な進路・就職実績|福祉・教育・地域支援分野で活躍する卒業生が多数
主な進路
- 福祉施設職員(障がい者支援・高齢者施設・児童養護施設など)
- 公務員(福祉職・市町村職員・子育て支援担当など)
- 保育士・児童館職員(保育士資格取得者)
- 地域NPO・教育支援団体・社会的企業
- 一般企業(人事・相談窓口・営業など“人と関わる職種”が中心)
取得可能な資格と支援
- 社会福祉士国家試験受験資格(カリキュラム+実習)
- 保育士資格(選択制)/心理・福祉関連検定の取得も可能
- 公務員講座・ES対策・面接練習など就職支援体制が整備
子: 人と向き合う仕事って、派手じゃないけど「誰かの人生を支える」って実感できるんだよね。
保護者の方へ|こんなお子さんにおすすめです
- 人の役に立ちたい気持ちが強い子
- 福祉・保育・教育・心理など“人に関わる仕事”に興味がある子
- 現場で体験しながら学ぶスタイルが合う子
- 地域や社会課題に関心がある子
- 資格を活かして安定した進路を目指したい子
親: “やさしさ”を“力”に変えていけるって、これからの社会にすごく大事な力よね。
子: うん。流通科学大学の人間社会学部は、「人のために動く力」を本気で育ててくれる場所なんだ。
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。
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