【親向け】公立鳥取環境大学 経営学部の学び・雰囲気・進路をやさしく紹介!

「経営学部」って、ビジネスだけの話?――いいえ、“地域と未来を動かす力”を学びます

親: 経営学部って、会社の経営とか利益の話をするところなの?

子: もちろん企業経営も学ぶけど、公立鳥取環境大学の経営学部は、それにとどまらないんだ。**「地域社会」「サステナビリティ」「公共と民間の協働」**まで含めた、“持続可能な経営”をテーマにしているのが大きな特徴なんだよ。

親: 「環境大学の経営学部」って、なんだかユニークね。

子: うん。ビジネスと地域と環境――全部をつなげて考える経営学だからこそ、これからの時代に合ってるって感じてる。


理論と現場が両輪|実践と応用で“使える経営学”を学ぶ3領域

● 経営・会計・戦略系

  • 経営戦略、財務会計、組織マネジメント、人的資源管理などを体系的に学習
  • 中小企業・ベンチャー・地域企業のリアルな事例で理解を深める
  • 「なぜその経営判断をしたのか」を考える思考力・分析力を育てる
  • 地域企業の経営改善提案や商品企画演習も実施

● マーケティング・観光・サービス系

  • 消費者行動、地域ブランド、SNSマーケティング、観光経営などがテーマ
  • 地元特産品のPR戦略を考えたり、観光施設の改善提案を実施したりと実践的
  • ユーザー目線に立ち、データと感性を融合させた発信力を養う
  • 学外の道の駅、温泉地、企業とのコラボ企画も豊富

● サステナブル経営・地域再生系

  • 地域活性、社会課題解決型ビジネス、SDGsと経営の関係などを学ぶ
  • 「環境と経済は両立するか?」というテーマに正面から向き合う授業も
  • 地方創生、CSR(企業の社会的責任)、NPO経営に関心がある学生に最適
  • 他大学では学べない“環境大学ならではの経営学”がここにある

子: 「売上を上げる」だけじゃなくて、「地域を元気にする」「人を笑顔にする」ための経営が学べるんだよ。


学びのステップ|知識→実践→提案→発信へと成長する4年間

● 1年次:経営学の土台を学び、地域に目を向ける

  • 経営学入門、簿記、ロジカルシンキング、地域社会概論などの基礎を学習
  • 鳥取県の現状や課題を題材に、フィールド探究もスタート
  • 学外活動への参加推奨(地域調査・インターン・ボランティア)

● 2年次:専門分野の学びを深め、プロジェクト型学修へ

  • マーケティング論、観光ビジネス論、SDGs経営論、統計分析などを履修
  • 地元商店街や農産物直売所などでの現地ヒアリングや提案活動を実施
  • チームで課題を発見・企画立案・プレゼンまで行う演習型授業が充実

● 3年次:ゼミ研究+本格的な地域連携活動

  • 各ゼミで「観光×地域経営」「中小企業支援」「エシカル消費」などを探究
  • 学生が主体となって地域のイベント企画や商品開発にも参画
  • 商工会・自治体・企業との連携事業で、“実践の場”が日常になる

● 4年次:卒業研究と進路への本格アクション

  • 卒業研究テーマ例:「地域ブランド形成におけるSNS活用戦略」
     「小規模観光地におけるDMOと民間企業の協働可能性」
     「CSR活動と地域からの企業評価の関係性」など
  • キャリア支援+ゼミ教員による個別就職指導で、希望進路を現実に

地域密着型の経営学部だからこそできる“実践重視”の学び

  • 地元企業・商工会議所・観光協会・自治体と密に連携した授業が多い
  • 経営理論を学ぶだけでなく、「今そこにある課題」に学生自身が関わる
  • “課題の当事者”として、提案だけでなく実行まで担う機会が豊富
  • 地域を舞台にしたゼミ発表・ポスターセッション・地域報告会も多数開催

親: 経営って、もっと数字ばかりの学問かと思ってたけど、人や地域とのつながりがこんなにあるのね。

子: うん、「経営=人の幸せの仕組みづくり」って先生が言ってた。すごく納得してる!


学生の雰囲気|地域志向であたたかく、実行力のある仲間が多い

  • 地元鳥取を大事にしたいという学生もいれば、地域創生に興味がある県外出身者も多い
  • 明るく前向きで、人と話すのが好きなタイプが多い印象
  • チームワーク重視のプロジェクトが多く、人間関係も深まりやすい
  • 就活意識も高く、2年生からインターンや資格取得に動く学生も

主な進路|“地域経営”の視点を活かせる職種・業界へ

● 民間企業

  • 地場産業(食品・観光・製造)/サービス業/流通・小売/不動産など
  • 全国規模の企業でも営業職・企画職・管理職候補として就職実績あり
  • 金融機関・保険・IT業界も人気

● 公務員・地域団体

  • 地方自治体(鳥取県庁、市町村役場)や地域振興局など
  • 商工会議所、観光協会、NPO団体での地域支援業務

● 起業・継業・大学院進学

  • 地元で事業を始める学生や、家業の経営を継ぐケースもあり
  • 経営学・公共政策などの分野で大学院進学する学生も一定数

● キャリア支援

  • 地域の企業との“顔が見える”就活支援を実施
  • 自己分析・面接・エントリーシート指導の個別対応あり
  • インターン・合同企業説明会の開催も学部主体で継続中

保護者の方へ|こんなお子さんにおすすめです

  • 地域や社会の役に立つ仕事をしたいと考えている子
  • 経営・経済の理論だけでなく、「現場で動いて学びたい」子
  • プレゼンや企画、マーケティングなどに関心がある子
  • サステナビリティ・SDGs・地域活性に興味がある子
  • 将来は地元で働きたい、または地方での暮らしを考えている子

子: 「経営を学ぶって、“どうすれば人が喜ぶか”を考えることなんだ」。そう思えたのは、この大学に入ってからだよ。

親: 地域や人と真剣に向き合いながら、ビジネスの力で未来を作っていく。そんな学びができる場所なら、心から応援できるわ。

本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。

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