「健康スポーツ学部」って?運動と健康をつなぎ、人の一生を支える力を育てる学び
親: スポーツが好きな子が行く学部っていう印象だけど、将来の仕事にちゃんとつながるの?
子: そこ、よく聞かれるんだけど、広島国際大学の健康スポーツ学部は、ただ“運動する”だけじゃなくて、「運動の効果を科学的に理解し、実際に人の健康づくりに活かす専門家」を育てる学部なんだよ。
親: つまりスポーツだけじゃなく、医療や保健とも関係してくるの?
子: そう!高齢者の体力維持、生活習慣病予防、学校教育での運動指導、地域福祉やリハビリの支援まで、「運動×科学×支援」の三本柱で学ぶのがこの学部の魅力なんだ。
学びの柱|「動かす」「測る」「支える」の3ステップで人を元気にする
● スポーツ科学・運動生理学
- 筋力・持久力・柔軟性などの身体機能を科学的に測定・評価
- 運動処方(誰にどんな運動が必要か)やフィジカルトレーニング法も理論的に習得
- 心拍・血圧・体組成・骨密度などの測定機器も充実
● 健康づくり・予防医学
- 生活習慣病、メンタルヘルス、フレイル(虚弱)など、健康課題に対応した運動支援法
- 子ども、働く世代、高齢者まで、ライフステージ別の健康支援を実践的に学ぶ
- 地域住民向け運動教室・健康イベントを自分たちで企画・実施も!
● 教育・指導・福祉・スポーツ心理
- 保健体育の教職課程や、福祉施設・学校での運動指導実習が豊富
- 障がい者スポーツ、リハビリ支援、ストレスマネジメントの講義もあり
- スポーツ心理学・モチベーション理論など、“心の健康”の視点も重視
学びの流れ|身体と心の健康を科学と現場で学ぶ4年間
● 1年次:運動の基本と健康の原理を学ぶ
- 解剖学・運動生理学・健康科学など、体の仕組みを理解する科目群
- トレーニング理論・フィットネス指導の基礎演習
- 健康スポーツ入門として、現場見学・地域連携授業もあり
● 2年次:測定・評価・指導法を身につける
- 体力測定・フィールドテスト・栄養評価の実習がスタート
- 子ども向けの体づくり支援、高齢者向けの転倒予防運動なども履修
- 教職課程・健康運動指導士対応科目が本格化
● 3年次:現場実習で「人を支える」経験を積む
- スポーツクラブ、学校、地域センター、医療・福祉施設などで本格的な実習
- 現場の課題をふまえた課題解決型プロジェクト(PBL)もスタート
- 専門ゼミに所属し、研究や指導のテーマを決定
● 4年次:卒業研究・資格試験・進路準備の総仕上げ
- 卒業研究では、データを取って分析→論文化→発表までを実践
- 健康運動実践指導者、教員採用試験、公務員試験などの対策講座も整備
- 実習先との就職マッチング支援も個別対応で行われる
実践の場|「地域×スポーツ×健康」の拠点で学ぶリアルな経験
- 三原キャンパス併設の健康支援センターで地域高齢者に運動指導
- 幼稚園・小学校での体づくりプログラムを学生が企画・実施
- フィットネスクラブや介護施設での実務型インターン
- 地域の健康イベント(歩こう会、体力測定会)を主催・運営
- アスリートへのトレーニングサポート・リカバリー研究プロジェクトも実施
子: 教科書だけじゃわからない“人のからだと心の反応”が、現場に出ると見えてくるんだ。
親: 動かすだけじゃなくて、“どう支えるか”まで考えるって、すごく奥深い学びなのね。
学生の雰囲気|スポーツ好き+人の役に立ちたい想いが強いタイプが多い
- 明るく元気、素直で協力的な学生が多く、グループ活動も円滑
- 部活動経験者が多く、運動指導やイベント運営に積極的
- 福祉や教育に興味がある人も多く、文系・理系の枠を越えた多様な空気
- 資格取得や就職に向けて、着実にコツコツ頑張る文化がある
就職・進路|「健康×運動」の知識を活かして、地域社会に広く貢献!
● 主な進路分野
- 健康運動指導士/フィットネスインストラクター/スポーツトレーナー
- 小中高の保健体育教員(教職課程修了+教員採用試験合格)
- 地方自治体のスポーツ振興課/健康増進センター職員
- 福祉施設の機能訓練指導員/介護予防運動指導者
- 民間企業(スポーツ用品・健康食品・医療機器・人材系)
- 大学院進学(スポーツ科学・保健医療系など)
● 取得可能な資格・支援体制
- 中学校・高校保健体育教諭一種免許状(希望者)
- 健康運動実践指導者/トレーニング指導士
- スポーツプログラマー/レクリエーションインストラクター
- 各種資格試験に向けた学内対策講座・模試・OB講話も充実
保護者の方へ|どんなお子さんに向いている?
- 運動が好き、体を動かすことが得意な子
- 将来、人の健康や体力づくりに関わる仕事がしたい子
- 教員やトレーナーなど、**“人の前に立って伝える仕事”**に興味がある子
- 地域に密着して、高齢者や子どもを支える活動がしたい子
- 医療・福祉分野にも関心があり、“文理横断型”の学びを望む子
親: 「スポーツが好き」って気持ちが、“人を支える力”になるなんて素敵ね。
子: うん、ただ運動が得意なだけじゃなくて、“誰かの元気”を引き出せるような存在になりたいと思ってる!
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。
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