「教育学部」って?人を育てることを、自分自身の成長につなげる学び
親: 教育学部って、先生になるための学部っていうイメージだけど、それだけじゃないの?
子: うん、もちろん教員になる人も多いけど、「教育って何?」を深く考えることで、自分自身の価値観や人との関わり方も育てていける学部なんだよ。高知大学の教育学部は、自然と人とのつながりを大切にして、現場主義の教育をしているのが特徴だよ。
親: 自然とのつながり?それってどういうこと?
子: 高知ならではの自然体験学習や、地域の子どもたちと一緒に過ごす活動が多いんだ。教室での勉強だけじゃなくて、実際の「人」と「場」に向き合いながら、教育を体験していくスタイルなんだよ。
学びの特徴|理論+実践+自然とのふれあいで「人を育てる力」を養う
● 幅広い教員養成
- 幼稚園・小学校・中学校・特別支援教育などに対応
- 複数の免許を同時に取得できるカリキュラム
- 教科教育と教育学、両方をしっかり学ぶ
● 実践的なフィールド学習
- 地域の学校や施設での授業体験・教育支援活動が豊富
- 高知県内の小規模校や中山間地域での教育活動もあり
- 「教育って、現場でこそ学べる」がモットー
● 自然と人をつなぐ教育
- 四万十川流域での野外教育や自然体験プログラム
- 自然の中で「五感を使って学ぶ」ことの大切さを体感
- 子どもと一緒に遊び、学び、育ち合う関係をつくる
学びのステップ|理論と実践を交互に繰り返しながら、教育力を育てる4年間
● 1年次:教育の基本と人間理解
- 教育原理、心理学、発達支援などの基礎を学ぶ
- 自然体験・地域交流を通じて「体で感じる教育」を体験
- 教職入門科目で将来の進路を考え始める
● 2年次:教科の専門性と実践力を高める
- 教科教育法(国語・算数・理科・英語など)を履修
- 模擬授業や子どもとのふれあい体験もスタート
- 教育現場のリアルを知る観察実習を実施
● 3年次:本格的な教育実習と探究活動
- 高知県内の小中学校で教育実習(2~4週間)
- 自主企画の教育プロジェクトにも挑戦
- ゼミで研究テーマ(例:いじめ防止・自然教育など)に本格的に取り組む
● 4年次:教育研究の集大成と進路選択
- 卒業研究の完成、プレゼンテーション
- 教員採用試験の準備・対策講座
- 教職以外のキャリアにも柔軟に対応(公務員・一般企業など)
現場に学ぶ|「地域・自然・人」に根ざしたリアルな学び
- 高知の山間地域の小学校で、複式学級を体験
- 地域住民とつくる「お祭り×学び」のイベント
- 高知の川や森を活かした野外活動プログラム
- 中山間地域の教育支援ボランティア
- 障害のある子どもとの交流活動や学びの支援
子: 教科書じゃ学べない“子どものリアル”に出会えるのが、この学部の魅力だよ。
学生の雰囲気|子ども好きでまっすぐ、でも型にハマらない仲間たち
- 子どもと関わるのが好きな学生が多い
- 積極的に実習やボランティアに参加する行動派タイプが多い
- 明るくてフレンドリー、協調性があり、よく助け合う空気
- 「人のために動きたい」という思いが自然に共有されている
- 教員志望だけでなく、福祉・地域づくり志向の学生も
就職・進路|「教育を通じて社会に関わる」を支える多様な進路
● 主な進路
- 公立小学校・中学校教員(高知県内中心)
- 特別支援学校教員・幼稚園教諭
- 地方公務員(教育委員会・子育て支援担当など)
- 児童福祉・放課後支援などのNPO職員
- 一般企業(教育関連・人材・サービスなど)
● 教員採用サポート
- 模擬面接、模擬授業、教育現場体験などの支援が手厚い
- 教職センターが試験対策やメンタル面の支援も担当
- OB・OGネットワークとのつながりも強い
保護者の方へ|どんな子におすすめ?
- 子どもと関わるのが好きで、教育に関心がある子
- 地域とともに学び、育っていきたいと思う子
- 自然やフィールドワークが好きで、体験型の学びを求める子
- 教員を目指している子はもちろん、「人を育てる仕事」に興味がある子
- コツコツ型だけど、仲間と協力しながら成長したい子
子: 「先生になりたい」って気持ちがはっきりしてなくても、「人を育てるって面白そう」って感じたら、この学部はぴったりだよ。
親: 子どもとともに、自分自身も成長できる場。そんな学びの4年間になりそうね。
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。
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