【親向け】関西大学政策創造学部のリアル|三重から関大へ、“地域を変えたい”想いを育てた4年間

政策創造学部

学びの内容|関西大学政策創造学部では何を学ぶの?

母: 政策創造学部って、どんなことを勉強するの?
子: 一言で言うと「社会の問題をどう解決するか」を考える学部。経済、法律、福祉、環境、まちづくり…幅広い分野を横断的に学ぶんや。
母: それって理系?文系?どっちなの?
子: 文系やけど、数値とかデータ分析もあるから、ちょっと理系っぽいとこもある。実際に「どう動かすか」を考える学問って感じ。
母: 三重から出てきて、ついていけた?
子: 最初は都市のテンポについていくのがしんどかったけど、「課題の本質を見抜く力」をつけていく中で、徐々に面白くなってきた。

課外活動・ゼミ・資格|地元への想いをカタチにするプロジェクト型ゼミ

母: ゼミでは何をテーマにしてたの?
子: 地域活性系のゼミで、空き家の活用や若者定住について実際の自治体とプロジェクト組んでた。地元の三重のこともめっちゃ考えるきっかけになったわ。
母: あんた、地元そんなに気にしてたっけ?
子: いや、出てみて初めて「なんかもったいないな」って思った。若い人が残りたくなるまちってどうしたらええんやろって、リアルに考えるようになった。
母: 関大って、そういう実践的なのが多いの?
子: めっちゃ多い。机上の空論じゃなくて、「で、どう動かす?」って聞かれる学びが多いのが、この学部らしさやな。

アルバイトの話|都会で揉まれたバイト経験が、実践力に変わった

母: バイトは何してたの?
子: 梅田のイベントスタッフやってた。朝早くて帰りも遅いし、関西弁バリバリの人ばっかで最初ビビった(笑)
母: あんた、三重のイントネーション抜けなかったもんね。
子: そうそう。でも、そこで「臨機応変に動く」「知らない人とも連携取る」っていう力が自然に身についた。学部のグループワークでも活きたと思う。
母: 学びとバイト、ちゃんとつながってたんだね。
子: うん。社会を動かすには、現場のリアルも知っとかなアカンなって思ったわ。

就職活動と進路|“地方創生”を本気で語って、地元系企業へ

母: 就活はどうだった?
子: 関西の大手も受けたけど、最終的には地元三重のまちづくり系企業に決めた。ゼミの影響も大きかったかな。
母: 地元に戻るって決断、迷わなかった?
子: ちょっとは迷った。でも「このまま出たまま」より、「一回帰って関わってみたい」って気持ちが勝った。都会で学んだこと、ちゃんと持ち帰りたかった。
母: ちゃんと意味のあるUターンやね。
子: うん、地元に貢献するって、口だけじゃダメやから。「関大で何を学んだか」を活かして還元したいって思ってる。

学生の雰囲気|「意識高めだけど、温かい」関大らしい空気

母: 政策創造学部って、どんな雰囲気の子が多かった?
子: 意識高めの子は多いと思う。プレゼンとかディスカッションでも積極的に発言する子が多かったし。でもどこか温かくて、人を巻き込む力のある人たちやった。
母: 田舎から来たあんたでも、やっていけた?
子: 正直、最初は「しゃべるテンポ速いなぁ…」って思ったけど、意見を尊重してくれる文化があるから、引かずに済んだ。むしろ「三重から来たん?」って興味持ってもらえること多かったよ。
母: 関大って、そういう“柔らかさ”があるのね。
子: うん、地に足ついた自由さっていうか。「ちゃんと考えてる奴、応援するよ」って空気感がある。

一番の思い出|提案が行政に採用された“あの日”の達成感

母: 一番の思い出って、何だった?
子: ゼミで出したまちづくり案が、実際に市の施策の一部に取り入れられたこと!現地のヒアリング重ねて、資料まとめて、徹夜もしたし…。
母: それ、すごいじゃない!
子: ありがとう。でも一番うれしかったのは、市役所の人に「学生の案、ちゃんと考えたね」って言われたこと。なんか、“社会とつながった”って実感した。
母: 学びがちゃんと現実に届いた瞬間だったのね。
子: うん、「自分にもできるんちゃうか」って思えた日やったな。

受験生の親へのメッセージ|「地方からの挑戦」でも十分に戦える学部

母: 最後に、政策創造学部を目指す親御さんに伝えたいことある?
子: はい。関大の政策創造学部は、地方出身でも全然やっていけます!むしろ、「地方目線」がある学生のほうが、リアルな提案ができるって思います。
母: そういう多様性が歓迎されるんやね。
子: そう。「こういう子が正解」って決まってないし、自分でテーマ見つけて深めていく学部やから、地元の想いとかも全部学びに変えられる。
母: あんたが堂々とそう言えるようになって、うれしいよ。
子: 三重から出てきてよかった!関大の政策創造学部は、外から来た子の可能性を広げてくれる場所でした!

本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。

参考

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